「理屈抜きで善い映画!」グランド・ジャーニー たわしそふとさんの映画レビュー(感想・評価)
理屈抜きで善い映画!
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映画評甘々な俺でも、最近は期待外れのものが多くてやや鬱ってましたが、この映画は久しぶりにMy絶賛でしたな。
実話を基にしているとはいいながら、うーん、さすがにそんな事実はないだろの脚色部分はてんこ盛り。たぶん、大目に見て事実話30%含有、ってとこかなぁ。親父も少年も犯罪しまくりだしね。
でも、映画だからそんなの関係ねえ?、フランス映画は実におおらかでよいぞ。(笑)
さて、自分的には動物好きなので、こんなジャンルは超ドツボ。
ひな鳥に親と思わせる刷り込み作戦、衣装がいいね!、これはたぶん事実かな。
それに、小型飛行機での渡り鳥コース帰還、これは実際の記録のあるホンモノ。
…あとはたぶん全部創作なんだろうけど、雁たちもすごく可愛いし、映像もキャストの演技も凄くよかったから加点だらけ!
環境問題とか、生物倫理とか、ややこしい背景はあって、それこそがこの映画の背骨になっているのだろうけど、あえてそこをすっ飛ばしたダイレクトな感動が大きかったなぁ。
だから、自分的にはほぼ満点の作品だ!ヽ(^。^)ノ
でも唯一の減点は…
ママの恋人の、あの好人物の描き方だよ。
あいつ、結構いいやつじゃん? でも、途中でなんかそっけなくお役御免になっちゃって、すごく可愛そうだし、ああいうふうにフェードアウトするんだったら、そもそもあの存在は映画的に不要なキャラなんじゃね?と思ったので0.5減点しました。
ラスト楽しそうに元夫とヨリ戻しちゃってるけど、奥さん、アンタけっこう酷いオンナだよ。
あぁ、それもフランス映画流なのか? わかちこわかちこ。(笑)
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