「荒んだ街での負のスパイラル」行き止まりの世界に生まれて トシくんさんの映画レビュー(感想・評価)
荒んだ街での負のスパイラル
ラストベルトと言われるロックフォードの街に生まれた育った三人の少年を12年も追った良質なドキュメンタリー。三人が人種が違うのもまたいい。しかし貧困にDVはつきものなのか?この閉塞感はまさに行き止まりの世界。普通なら悲壮感漂う物語になるがスケートボードがいい緩衝材になっている。
監督はこの三人の一人のアジア人だが映像も編集も素晴らしい。絶望感なくエンディングにもっていっるのも匠の技だ。
オバマ前大統領が絶賛したようだが、オバマに失望したラストベルトの人々が一か八かでトランプ支持に流れてしまったのが事実なのに。
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