カゾクデッサンのレビュー・感想・評価
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写し方めちゃくちゃこだわってた
元ヤクザの主人公と元妻の息子とくそ真面目な今旦那と交通事故で意識不明な元妻の話。
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インディペンデント映画だけど、撮り方にかなりこだわってて見てて飽きなかった。自主制作ならではのストーリーはいいんだけど、華がなかったり映像が単調になってしまうのはこの映画は回避されてる。
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内容も血の繋がらない家族っていう題材で面白かった。別に血が繋がらなくても、一緒に住んでれば同じライフスタイルになるわけで、当然似てくるんだよ。クセだったり、食べ物の好みだったり。
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あとは人って思い込んだらなんでも出来るんだなって。息子も主人公が本当の父親だって聞いた瞬間めちゃくちゃけんか強くなっちゃうし。血とかじゃなくてもはやそれ気持ちの問題だと思うんだよな(笑).
秘密は墓場までもってゆく 愛だなぁ
ネタバレはしません。が、予告筋書きにはないこの映画のキモとなる重要な秘密があります。それによって、水橋さんの演じる男の見方が大きく変わってきますし、中三の息子が瀧内公美がやっているバーに来るきっかけがわかります。観ないとわかりません。途中で寝てはいけません。
ロケ地はさいたまです。知ってる病院と高速でわかりました。歩道橋をうまく使っています。
水橋さんは2004年のくりいむれもんのときとは別人でしたね。年月経過しましたね。でも、いい味出ていました。
仕事は病室ですんな!迷惑千万!
感情に流されない大人
父親が自分と血が繋がっていないとしまった中3男子と、母親の元旦那で元ヤクザの男の話。
交通事故で2週間意識の戻らない母親に声をかけて欲しいと前の旦那のもとを訪れる中学生が訪れて巻き起こっていくストーリー。
母親の元旦那とは知っていたけど、イキった若者を軽くいなした元ヤクザが自分の父親!?となり迷子になる様子も良かったけれど、序盤は酔いどれくず男だった男の教育的指導とか、多くは語らず飲み込む姿が格好良過ぎる。
現父親も最初はちょっと鬱陶しかったけど、ちゃんと「男」でありオヤジだったし。
大きな盛り上がりや衝撃的な展開はないけれど、匂う男の温かい物語でとても面白かった。
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