「歩くと頭がスッキリする。」わたしはダフネ masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
歩くと頭がスッキリする。
母が突然他界、残された父と娘(ダウン症)のリスタート。
ダウン症は色々症状や程度があり、軽度の人は社会に出て働いてるケースもある。そんな子が小学校のころクラスにも1人居た。感受性が高い子だったがそれ以外は普通だった。正直僕はどう接して良いか分からず少し距離を置いていた。
少しネットで調べてみた、21トリソミーと言うらしい。あと18(エドワーズ症候群)と13(パトゥ症候群)も知った。男女の遺伝子が結合する時のために自分の遺伝子が半分に別れるわけだが、その剥離がうまくいかない時に起こるらしい。この事を知っただけで自分としては、この映画の価値はあった。
でもそれが監督のやりたかった事では無いだろう。
ダウン症の啓蒙映画ではない。
妻を亡くし主にダメージを負ったのは父だった訳だが、、無垢な娘に助けられる、、という一種のファンタジーだと思う。
しかし、たぶんもっと現実は厳しい。
描こうとすればいくらでも出来たはずだが、あえてそこは描いて無い。
欧米だと役者の仕事をしている方もいる。
一番自分の記憶に残っているのはラース フォン トリアの「キングダム」重要な役だった。
日本はそのレベルに追いついていないのが現状だ。
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