「こちらアジアでは「孝行娘」って言う類の話。」わたしはダフネ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
こちらアジアでは「孝行娘」って言う類の話。
母親の急死にパニックになりながらも、友人や周囲の人々の愛に救われて立ち直り、父親の魂を救う女性の話。ちょっとだけ変化球なのは、彼女がダウン症だって事。って、コレがでかいんだけど。
偏見を捨てよと、私達に訴えている様でもあり。娘の父を思う気持ちで、家族愛の普遍性を説いている様でもあり。小さな助けさえ有れば人は生き方を変えられる、と伝えている様でもあり。
前向きで社交的で饒舌な、まるで「大阪のおばちゃん」みたいなダフネの様な人に、ワタシはなりたい。イヤ、無理。
Daphne/Dafneと言えば、アポロンの求愛を拒み続け、最後には月桂樹→月桂冠になった女性。正直言って名前負け感はある。そんなトコロも狙っての命名なんでしょうか。
映画としては、色々と手作り感のある小品でしたが、室内の照明の使い方と画の作りが好き。特に、亡母の実家の古民家の中とか、あざといくらいのコントラストがキレイだったのが印象的でした。
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