TENET テネットのレビュー・感想・評価
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半分しか理解出来てない気がする…けど面白かった❗️
難しいとは聞いていたけど、やっぱり自分の頭では半分理解するのがやっとだった…。
だがしかし、映画自体長く感じなかったし、むしろ面白かった!!
普段なら気付きそーな伏線も話に付いて行くのにやっとで、まったく気付かず、ある意味楽しめた。これは今後も何回か観て水前寺清子の歌のように少しずつ理解するしかない。
しかし良くこの難解な映画をあのキャスティング(個人的には誰!?って感じ)で映画会社が許可したなーと感心する。
結果アメリカ人(主役)も良かったし、ニールもかっこ良かった。(ハリー・ポッターのセドリックだと後で気付いてびっくり)
因みに191cmの女の人も良かった。
う~ん、頭のスッキリしてる時を見つけて、あと何回か観るかな~。
映画館に3回行きましたが・・・
まだ完全には理解できておりません・・・。
ただ、インセプションやインターステラーなど、クリストファーノーラン監督作品の大ファンなので、今回も彼独特の世界観の「時間のこねくり回し」を大いに楽しんできました。
初回の鑑賞で全て理解するのは私には到底不可能でした・・・。
ただ、YouTubeで詳細の解説動画を出している人がいらっしゃり、その方の動画を何回も観て復習&予習をした上で2回目、3回目の鑑賞に行きました。
賛否両論の映画になっているようですが、私個人的には観れば観るほど分かるシーンや、理解が繋がるシーンが増え、とても面白い映画だと感じました。
同じ「時間のこねくり回し」ではありますが、インセプションやインターステラーともまた違った「時間」の概念へのアプローチです。
難しい内容であるが故、なかなか万人受けは難しい作品かと思いますが、ノーラン作品が好きな方にはぴったりの映画だと思います。
特別な時間
少し前に、なんの映画だったろうか、予告編を本編が始まったかと勘違い...
少し前に、なんの映画だったろうか、予告編を本編が始まったかと勘違いしたのは。そう、あのときの本編かと見まごう予告編は、本作 「TENET」 の予告編だった。本作のオープニングの映像5分間を、丸ごと予告編としてやってくれたんだね。
今回、ようやくIMAX版で本作を観る機会を得た。みんなが 「よく考えないとわからない」 とレビューしているのをみて、みなさんのレビューを読みまくってから、観ました。そのおかげで、ストーリーからおいて行かれることはなかった。もしもこれから観る人がいらしたら、本編のセリフ 「唯一の脱出方法は、侵入方法でもある」 を覚えておくとよいと思います。ネタバレせずに言えるのは、それくらいかなあ。"時間の順行と逆行を重ね合わせた映像" という編集テクニックを、十分ご堪能ください!
映画は、あいかわらずノーラン監督らしい派手さ。「インセプション」 のテイストで、「ダンケルク」 を撮ったみたいな映画だったなあ。カーチェイスでは、あいかわらずのトレーラー好き。
観る前は、「観終わったら、いろいろなことをレビューしよう」 と思っていたのですが、結果的にはシンプルなレビューになりました。ノーラン監督の作品は、観てすべてなのかもしれません。
あいかわらず、「まったく抒情的でなく、圧倒的に叙事的」 なノーラン作品を堪能しました!
混乱の中で見えるもの
覚悟して行ったのに
楽しい趣向
さすがノーラン作品、雰囲気、映像はすばらしい。逆行する時間の意味は結局よくわからないし、そもそも全体的に説明不足(説明的なセリフは多いにも関わらず)で、物語の細かい設定は最後までわからない。それでも、最後に明かされる主人公とニールの関係は胸に迫るものがある。しかし、そこまでに至る物語は語られることはない。
映画館て観るつもりでいたが、コロナ禍で控えた作品。やはり大スクリーンで観たかった気はするものの、内容的に何度か前に戻って確かめられるDVDで観るのも悪くなかった。
観客に優しいとは言えないこの複雑な物語をそれなりに楽しめたのは、ドラえもんはじめ、藤子・F・不二雄作品を読んで育ったからではないかという気がする(^^)
理解できるか、できないか、それが問題ではない
日本人は、時空を題材にしたアニメや漫画により、タイムトラベルの概念を理解しやすい体質にはなっているのでしょうか。
とはいえ、私は十分に理解をできませんでした。
時間を順行する世界と、逆行する世界のタイムパラドクス?の映画なんだろうというところまでは理解できましたが。
敵の主目的が何なのか。
結構大事なところが良くわからずじまいでした。
発想は面白いと思いますし、映像技術や演技も素晴らしいと思いました。
あまり考えないで見ていると、スッキリしないまま終わる映画って多いですが(ぼーっとしすぎ?)、後になって場面場面が思い出されて、「あれ?そういうことだったのかな?」と考えるような映画は、個人的には良い映画だとカテゴライズしています。
そういう点では、面白かったです。
もう一回観ないとかな。
難解で疲れてしまった。
夢
新境地を開拓した傑作!
タイムワープ、時間遡行を扱った作品は数あれど「逆行」という概念、しかも「逆行」と「順行」が同一時間軸上に共存する映像体験、などという発想は映画史上初のはずです。
予備情報無しで観に行ったので、冒頭のオペラハウス爆破では普通に作品の世界観を掴もうとしていましたが、主人公と一緒に「考えるな。感じろ」で作品中の逆行概念を理解してからはもう大変。
常に順行・逆行の視点で確認しながら、後でチャート化出来るようにと観察&記憶フル回転の鑑賞となりました。
(こんなに疲れた映画鑑賞は初めてかもw)
臨場感満載のボーイング旅客機衝突炎上や逆行カーチェイスがランドマークとなり、時間地図の中で迷子になる事はありませんでしたが、劇場を出たあとは速攻で、主人公、キャット、セイター、ニール、それぞれの目線でのタイムラインイメージ図を描く作業に没頭し、それらを組み合わせて、ようやく全ストーリーが腑に落ちました。
鑑賞中に「なんとなくわかったよーなわからんよーな」気分になるところは人物ごとの複数の主観と客観による順行・逆行が入り混じるという多重構造になっているんですね。
パズルがすべてハマった時には、ノーラン監督の緻密に練り込まれた脚本に脱帽!
また、昨今のCGに頼り過ぎたアクション作品には閉口気味ですので、本物の車、建物、まさかのジャンボジェットまでが破壊され、パーツが飛び散る時の生の迫力には「これぞ!映画!」と拍手喝采したくなります。
ただ、根っからのSF好き以外は置いてきぼりとなる可能性は大きいですよね。作風といい、飛行機爆破といい、
こんな事が許される人は現在ノーラン監督くらいのものじゃないでしょうか?
こんなトンガった作品を撮れるのも「今ならでは」かもしれません。実力と実績とヤンチャっ気が揃い踏みしたからこその傑作だと思います。
今が脂の乗り切った絶妙なタイミングなのかもしれません。
良い作品を観せて貰いました。自分の人生において記憶に残る映画の一本になる事でしょう。
いわゆる007
ショーンコネリーがカツラをかぶって一時的に復帰したネバーセイネバーアゲイン(1983)という007作品がある。
イオンの正規品じゃないが、わたしをふくめ、たいていのロートルは、ジェームズボンドといったらショーンコネリーでしょ──なので、ネバーセイは、ニッチだけど、けっこう愛された007映画だった。と思う。
この映画を見ながら、そのネバーセイネバーアゲインを思い出していた。
敵役はクラウスマリアブラウンダーというオーストリアの俳優。
メフィスト(1981)というアカデミー賞をとったハンガリー映画ですごく有名になった俳優だった。
かれが、ちょうどこの映画のブラナーとデビッキの関係のように、脅迫的に妻(キムベイシンガー)を支配していた。
で、その妻はボンドとデキていた。独占欲やら嫉妬心やらで、怒り倍増しているクラウスマリアブラウンダーが本作のケネスブラナーに重なったのに加え、船上のできごとなのも、あの映画を思わせた。──のだった。
そう思ってみると、むずかしい映画じゃない。
映画上は冷戦から世界を救う話だけれど、観衆にとってみれば、独占欲が超強いDV夫のセイター(ブラナー)からキャット(エリザベスデビッキ)を救い出す話。
007同様情報部のような組織があり、007同様超人的活躍があり、007同様主人公はタフでかっこよくて女にやさしい。
遡行・逆行をすべて武器とみるなら、たんじゅんでさえある話ではなかろうか。
ジョンデヴィッドワシントンのタフガイっぷりが堂に入っていて、エリザベスデビッキはなん頭身あるんすかとおたずねしたくなる超スラリで優雅、ケネスブラナーはふてぶてしさががっつりあらわれ、じょうずだった。
直近のBlacKkKlansmanで、コミカルなジョンデヴィッドワシントンを見ているせい──なのかもしれないが、あの役からこの役へ飛んでしまう、ノーランのキャスティングセンス。慧眼だと思う。
来歴を見たらアメフトのプロプレーヤーから役者へ転身したとのこと。どうりで──なっとくのヒーロー像だった。
バックでながれるサウンド/スコアがいつもながら独特だったこと、また個人的に、大型車輌がほとんどひっついて併走しながらプルトニウム奪取する作戦シーンが気に入った。
ところで、少年のころ夢中になった昔のSFでは、時空の往来をあつかうばあい、過去または未来のじぶんに会ってはいけないというジンクスがあった。じぶんに会ってしまうのはタブーであり、混沌への転落をいみしていた。
すなわち過去または未来のじぶんに関わると、未来も過去もメチャメチャになってしまうんだぞ──と往年のSF作家たちは言っていた。と記憶している。
それを犯しているゆえのカオスではなかろうか。編集が、これ編集者も、こんがらがっているんだろうな──としか思えない超絶の多元構造だった。が、意図的でもあったにちがいない。
SFで時空を行き来し、じぶんに会ってしまうと、それはSFから輪廻の話に変容してしまう。探究していくと、最終的には、じぶん自身に行き着く──という話になってしまうわけ。これもそんな話だったと思う。
ノーラン監督がすごく好きってわけじゃないが、トップランナーなのはわかる。
そのことを裏付けているのは、時間や量子力学などの科学的な要素/概念であろう。
それらの本格的な土台があってのクリストファーノーランだと思う。
ただ、映画のおもしろさをつかさどるのは、科学への造詣じゃない。じっさいわたしはネバーセイを思い浮かべたわけだし、ケネスブラナーはたわむれにロシア訛りの英語をしゃべっていたわけじゃない。冷戦ってことばが何度もでてくるし、逆立ちして見ても、これはひとつのスパイ映画だ。
わたし/あなたが、おいしいものを食べていて、何が入っているか当ててみろよと言われたら?映画はそんなことしない。おもしろかったらそれでいい。
万人向けの楽しい映画をつくっているノーラン監督のテネットを小難しく解説している文化人やライターのことを、権威主義者というのだ。
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