るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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少年アクション漫画の実写映画を見に行ったと思ったら
時代劇だった・・・と思ってたらサイコホラーだった
原作ファン 他小説以外大体見てます
以下最初からネタバレ多数なので注意
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巴が十字傷の一つをつけた理由がまったく分からん。どなたか解説プリーズ
ごめんなさいと謝りつつ小刀を剣心の頬へ
自分を忘れないでって事?恋人を殺された復讐?
その二つの愛憎入り混じって?
原作だと持ってた小刀が落ちて剣心の頬に傷を、という風だったはず
仇だが愛してしまった人に傷をつけるとかストーカー的思考なんだが・・・いや怖いわ
剣心も剣心で巴の亡骸家連れ帰ってるし
思うに、巴越しに敵(闇の武)の大将斬り殺してるんだから巴も真っ二つのはず
つまり と/もえ なんですよねぇ
と と もえ を小脇に抱えて帰る剣心・・・
寝かせた巴の布団の足元があまり膨らんでなかったのも・・・(気のせい?)
また家で数日寝かせたままのようだったがハ・・・
いや冬だから大丈夫だと思いますが、最序盤でぶんぶん飛び回ってた描写あったからなおさらねぇ・・・いや怖い怖い
また恋人惨殺の所はゾンビホラー通り越してギャグですね
死にたくないという渾身の思いを乗せて一太刀、けれど当然抜刀斎には勝てない、だがその強い念の籠った刃はこれまで傷を負ったことのない抜刀斎の頬に傷を・・・みたいなの想像してました
生きたいという意思の見せ方はもう少しどうにかならんかったんかいな
とまあ冗談はともかく
時代劇になるのは別にいいんですが完全にそっち方面に振り切れてないのですごく中途半端な印象でした
実写るろ剣がウケた理由って漫画の実写への落とし込みがすごく上手かったからだと思うんですよね
明治時代の剣客、という時代劇なんですけど根底にあるのは(というか前面に押し出してるのは)少年アクション漫画
だから派手な殺陣や奇抜なキャラが出ても納得できるし、リアルとの整合性もある程度無視できた
そしてそこを無視できるから画面に映えるアクションがとれるし突飛なネタでも思い切って出せて話を面白くできる、みたいな。それぞれの関係が相乗していく感じといいますか
ところが今作では時代劇を前面に出してしまったため、その中でリアリティをより強く感じさせられてしまって実写るろ剣のおいしいところが打ち消されてしまった感じがしました
アクションとかおとなしめなのもそのせいでしょうか
というかここはちょっと愚痴?みたいになりますが、これはそういう演技プランなのか役者さんなのか知りませんがどうにも腰が入ってないんですよね
手先だけで演技してる個所があるというか
アクションだと分かりやすいですが(いくら切れ味のいい日本刀でもそんな手先で振って体重かかってないのに人は斬れんやろみたいな)、それ以外の普通の所作にも出てしまっている方もいてどうにも全体的に軽い
話は重いのに・・・
脇の方や年配の方はそうでもないんですがメインどころでそれはちょっと・・・ねぇ・・・
時代劇で過去作よりリアルを感じさせられている分なおさらですね
この辺が今までのるろ剣と違いちぐはぐで違和感を覚えました
んー、これは皆さん言ってるように1作目からループしろってことでしょうか?
どうにも最後がこれだとしっくりきませんね
もう一作オリジナルで作りませんか(チラチラッ
追伸 舞台京都で新選組といえば階段落ち・・・はありませんでした
かわりにベランダ落ちはあります
番外編として観れば、良い作品
本作は、完全にラブストーリーでした。剣心と巴、とても美しかったです。これはこれで良いとは思います。けどね・・・
十字傷の謎は「The Final」までに大体分かっていますが、本作では、剣心という人物の内面に焦点を当てました。原作は未読なので、映画シリーズのみを観た感想です。
剣心は暗殺者であることに悩み、世が変わったら剣を置く覚悟をしていました。そこへ巴と出会って、大切な人をこの手で守りたいという気持ちを強くしたでしょう。だから、妻を自ら斬殺してしまった為に”不殺の誓い”を立てた、という単純な話ではないですね。
単体で考えればかなり良いんですが、「るろうに剣心」シリーズを通して見たら、本作は、「スターウォーズ」における「ローグ・ワン」のような位置づけになると思いました。
物語は時空を超えて、「The Final」から「The Beginning」へ、と銘打つのであれば、「The Beginning」のラストは鳥羽伏見の戦いで刀を置いたところではないと思いました。確かに1作目に繋がってはいますが、剣を捨てただけでは、これから先多くの人を救うことは出来ない。”逆刃刀”を手にして初めて、これが「るろうに剣心」の始まり、となるのではないでしょうか。
ここで素朴な疑問。
巴はなぜ清里(でしたっけ?)と結婚していなかったんでしょう。2人とも江戸の下級武士の子供で幼馴染の許嫁(いいなずけ)。清里が京都へ行くというなら、あわただしく祝言をあげて、妻として一緒に付いて行くのが普通。まあ、もとが漫画なので、剣心が初めて愛する女性は人妻じゃない方が良いんでしょうね。
もう一つの謎。
剣心が「おろ」とか「拙者は○○でござるよ」という話し方になった理由は明かされないんですね。
ーーーー追記-------
もう一つ疑問があったのに忘れていました。「The Final」で剣心と薫がお参りしていた巴のお墓は何だったのか、という点です。場所は京都なのか、でも2人が暮らしていた場所には見えませんでした。それともあれは形だけのもので、墓石の下には何も無いのか。いずれにせよ、少年時代に山賊の墓を作っていた剣心が、家ごと巴を燃やしてしまうというのはちょっと違うかなと思いました。
祝言と執念
『The Final』で妻を斬ったことが明らかになっていたので、時代を遡った幕末の京都での出来事を順に追っていく形となった。巴との出会い、馴れ初め、そして・・・と、まるで純愛剣術記みたいな内容で、その背景には幕末動乱の厳しさ、分断の時代が描かれていた。今の世でさえ分断の時代と言われているのだから、人斬りが当たり前の幕末では拙者のようなひ弱な人間は生きていけないでござるよ。
ちょっとだけ期待していた池田屋の討ち入りがあっさりと説明されて終わり。まぁ、他の色んな作品で描かれてますし、勉強しとけってことですね。正直言って、幕末のことは全然知りません。桂小五郎とか高杉晋作とか、この映画でどちら側か確認した次第でございます。
今までと違い、一人称は“俺”で“ござる”は使わないかつての剣心。緋村抜刀斎。人斬り抜刀斎。アクションも少な目で抜刀術のみの殺陣シーン。その分背景画がじっくりと作りこまれているし、季節感もわかるように上手く描かれていた。雪景色と炎の組み合わせが美しすぎる。ストーリー的にも奇をてらったものじゃなく、おおよそ推測できるのもいいし、静かな展開のため心情豊かになったと思います。
「平和のために戦う」こと。たしかに考えさせられるいい言葉。ただ単に新しい世とはいえども、どちらかが支配者側に変わるだけのこと。巴が死んだ後も、彼女の意思を尊重するならば、戦い続けたってところは納得いかなかった。
(^_^)圧巻の殺陣と映像美
前作と同じ監督が作ったの?と疑ってしまう出来。
圧倒的に映像と殺陣が良いですよ。密室の攘夷志士を抹殺する剣心、、、あの狭い部屋の中で十数人の志士達を膾斬りです。スゲーーー!と思いました。あれって日本映画史に残るんじゃないか?見たことない。それと剣を咥えての斬り合い、シビレルよ、あれは。
最後、ボスキャラとの戦い、地肌の黒、雪の白、血の赤の世界、、、雰囲気がすごく出ていて抜群よく、緊張感出てました。明らかに本作の方が映像的に良いですよ!!
〝るろうに剣心〟という名の映画ではなく何か単発の幕末映画であったなら良かったのにと少し残念に思いました。るろうに剣心であるがために幕末には似合わない淡い男女の恋愛を描かなければならず、そこに無理があるように感じます。
究極は旦那となる人物を殺された女性がその犯人を愛せるかってところでしょう。
自分に置き換えたらどうでしょう?私は絶対許せずです。なので超本線の雪代巴が剣心を愛するという話は〝ありえんだろう〟になってしまい目をつぶってしまうのでした。
追伸:劇中池田屋事件を描いてます。いろーーーーんな池田屋事件を見てきましたが、この映画がいちばんかっこよかったです。というより新撰組の近藤勇役の藤本隆宏、斉藤一役の江口洋介、沖田総司役の村上虹郎がズッパマリです。カッコ良かった。
クールな美学に生きる剣心
この映画はかなりネガティブなので、自身の波動は下りっぱなしでしたが、最後の有村の遺体のある家屋を焼き、決然と新しい日本の未来を開くために戦い始めた時には、拍手喝采で活力が戻るようでした。その家屋の燃え方があまりにも綺麗なのです。全編を通じての感想は、クールな美学に生きるのが剣心であるーーという感想を持ちました。戦乱の時代ですから、やはりトーンは戦いほど残酷なものはないという感情が先に立ってしまいます。その中で剣心はただ「新しい時代」という大義のために、人を切らねばならなかったのだが、その大義がなかったとしたら生き続けることはできなかっただろうと想像します。劇中、業(カルマ)の話が出ますが、基本的には良いも悪いもないと私は思います。因果を作っても解消しながら学ぶ、失敗することもあるかもしれないけど輪廻転生して人間は楽しく学び続けると思えば、実に壮大な話だと感じます。殺し合いの時代でのカルマを解消しながら魂のレベルアップをしていく、その転生の繰り返しが平和の礎となるのは間違いないと考えます。あと、有村と佐藤は、怨念や殺略の渦巻く中での、凄まじいぎりぎりの恋をします。だからとても美しくてほろりとします。本当に素晴らしい映画でした。
とにかく、哀しかった。。
The Finalに引き続きの鑑賞&原作の大大大ファンです。
あぁ…ついに終わってしまった、と言うのが観賞後の最初の感想。
とにかく余韻が凄まじかったです。
今回のBeginningは役者さん達が前もって何回も言っていた様に、今までの映画るろうに剣心とは違って「アクション要素」よりも「ドラマ要素」の方が色濃く描かれていると言った感じです。
限りなく時代劇の様な作風に仕上がっており、過去4作の時に感じていたコスプレ感もなければ、原作にあった多少のコメディー要素も排除されていました。
どちらかと言うと、かつてOVAで発売されていた追憶編の様な印象で、全体的に静かで陰鬱としている様に感じました。
そしてこれこそが追憶編であり、良く作品の雰囲気が出ていたと感じました。
さて、本作のヒロイン・雪代巴を演じた有村架純さんについてですが、キャストが正式に発表される前からネット上では彼女が巴役という事が出回っていて、反対意見が多かった様に思えました。
私自身も、有村架純さんはどちらかと言うと「可愛らしい」女優さんとの認識だったので、どんな巴になるんだろう?と想像がつかなかったです。
しかし、蓋を開けてみれば全く違和感もなく、巴の持っている特有の儚さや気品がちゃんと出ていたと思います。
よく原作ファンの間で薫派と巴派に分かれて論争が繰り広げられているのを目にしていて、私はそんな論争には興味なかったのですが、今回このBeginningを見て「あ。巴さんには死んでほしくない」って強く思いました。
これは原作で追憶編を読んだ時には沸かなかった感情で、それほどまでにこの映画Beginningに、雪代巴と緋村抜刀斎に感情移入したんだなと感じました。
そう感じさせてくれた監督や役者の皆さんには惜しみ無い拍手を贈りたいと思います。
文句なく、シリーズの中でも1番の傑作でした。
私は原作の大大大ファンです。
るろうに剣心の映画はもちろんシリーズ通して観てますし、その度に最大限の賛辞を贈っています。
しかし、同じく原作の大大大ファンの方がこのBeginningやそれまでの4作に対して手放しに褒め称えているかと言うと、そうではない事も確かです。
尺の都合上、どうしてもカットしたり改変せざるを得ない部分が存在しますし、「原作とは違う展開でガッカリした…」といった声があるのも頷けます。
その上で、私がどのシリーズに対しても惜しみ無い賛辞を贈っているのは、ひとえに「20年前に物語として終了した大好きな漫画に再びスポットライトを照らしてくれた」という事に他なりません。
この映画がなければとっくの昔に忘れ去られていた過去の漫画だったかもしれません。
この映画がなければ、自分の息子がるろうに剣心という物語に興味を持たなかった。
この映画がなければ、息子と一緒にアニメ版るろうに剣心を見返したりする事もなければ、幻の北海道編すらも描かれる事はなかったと思います。
全ては監督が、役者のみなさんが、スタッフの方々がリスペクトを持って作り上げて下さったから、今もるろうに剣心という大好きな漫画が日の目を浴びてるんだなという感謝の想いでいっぱいです。
…という事を旦那に熱弁したら、めちゃくちゃ引かれましたが(笑)
なので、本当に内容を観たのか?と思うくらいの内容の薄い低評価レビューを目にすると、本気で悲しくなります。映画も観ていないただのアンチとしか思えません。
こういう風に人の想いや頑張りを踏みにじる様な事はしないでいただきたいと強く願います。
とにもかくにも、映画るろうに剣心はここで一区切りですね。皆さんお疲れ様でした。
素敵な映画に出会えた事、とても感謝しております。
とても良かったです。
とても良かったです。
ただ2回見たいかと言えば1度で十分かなと。
気が向けばもしかしたらもう一度見るかもしれませんがまあレンタルが出てからの話かと。
TheFinalの方はIMAXを含めて2回見ました。
何故かといえばるろうに剣心はやはりアクション中心の映画なので巴との過去が中心のThe Beginningはアクション(殺陣)もありましたがFinalより少なく若干消化不良気味でした。
ただ終わりには最初のるろうに剣心の戊辰戦争の場面に戻るとはちょっと心憎い終わり方だと思いましたがやはりコレで終わるんだなあと思うと残念です。
個人的には京都編に納得いってないので作り直して欲しいと思ってます。
動乱の世で大義に死する者たちへ
The Finalに続き観賞
なんでこんな構成にしたのかな?なんて
思ってましたがどうも監督に
今の佐藤健のうちに撮っておきたいと
いった意向もあったとか?
緋村剣心が不殺を決意するまでの前日譚
舞台は幕末動乱前夜に戻り
長州の高杉晋作・桂小五郎率いる民兵部隊
奇兵隊の暗殺担当として幕府の要人を
斬りまくっていた頃の話となります
これは前作の感想でも書きましたが
相変わらず役者にアドリブさせない作品だと
思いました
そのせいで知名度のある役者も
そうでは無い人も同等に世界観に浸かっており
雰囲気をいやがおうに引き立てています
役者がその役をイメージして演じるという
やり方が当たり前のように言われやすい
ですが個人的には映画作りは
徹底した設計主義であるべきだと思います
役者はまず駒であるべきでないと
映画が壊れます
どちらかというと追憶編は従来の
るろ剣にあるような特徴的なキャラ
必殺技といった要素はまるでなく
幕府と攘夷派それぞれに主義主張があり
守るべきもの
守るべき理由が出てくることで
何やら史実に沿った要素がありますが
実写化でそこが引き立っていたと思います
フィクションなのはわかっているのですが
丁寧な描写や役者の地力を引き出す演出
結果生み出される引き込む力を持った世界観
こうした完成度の映画を他でも見てみたい
ものです
悲しい
もうね、ほんとに悲しいの。ずっと。もう最初っから最後まで。でもね、私剣心がバッサバッサ人斬りまくって血飛沫ぶわぁーみたいなシーンをずっと見たかったから大満足なの。やっと見れたよ、情の無さげな剣心。(情はあったけど)映画自体はずっと暗い。一生くらい。終わるまで暗い。多分ファイナル見る前にこっちみた方がファイナルの深みは増すと思うわ。初日から見に行って大泣きして帰ってきたからハンカチというかハンドタオル必須ね。あと一生剣心フラッフラ歩くわよ。あ、ずっとフラッフラってわけじゃないんだけどね💦
これで完成!文句なし!
●肯定部分
・OVA版に勝るとも劣らない素晴らしいデキ
・佐藤健はよく緋村剣心という役に向き合ってきた。お疲れ様でした。
・有村架純=巴は大正解。コントが始まるでの演技といい、近年の飛躍は目覚ましい。
・村上虹郎=沖田総司も大正解。原作と異なり、瀬田宗次郎とも違う、史実に沿った、悲劇の天才っぷりが良く表現されていた。
・高橋一生=桂小五郎も上手かった。
・沖田vs緋村抜刀斎の斬り合いは圧巻。
・人斬り抜刀歳としての惨殺シーンも圧巻。
・耳かじりとゾロは驚いた笑
●否定部分
・江口洋介=斎藤一のキャラは最後までしっくり来ず。腰抜けか?と緋村抜刀斎を煽ってたけど、斎藤一はそんなことしない。
・片桐と飯塚がどっちがどっちだったか途中分からなくなり。
・巴死亡から鳥羽伏見の間の、遊撃剣士としての戦い(沖田や斎藤との再戦)もできれば入れてほしかった。
OVA版です。…暗い…
まぁ、仕方ないけど。
他作品も暗いから、より暗くなるのは当然か……
『るろうに剣心』のOVA「追憶編」を、役者に演じさせてる。
『るろ剣』の実写化ではなくてOVAの実写化。
脚本のところにOVAの監督と脚本の方の名前を入れておいた方がいい。あ、演出も。
……もしかしてクレジットに書いてあったのかな…そうだったらすみません……
これまでの作品と違って主要キャストが限られていたので、他のキャラがぞんざいに扱われてなかったのは良かった。
あとは好み的に。
OVAで巴が剣心の頬に故意に傷を付けてたのが今回の実写版でも採用されていたわけですが。
剣心の十字傷については和月先生が連載当初から「それぞれ別の時期に別の人物に付けられた設定があります」って明言してて。おそらくその傷のつき方もずっと追憶編で出すまで大切に大切にしてきた部分だと思うので。。。
巴が故意に剣心の頬に傷をつけるの、理解し難い感情というか…「え、何で??」って思ってしまう。OVAの頃から理解できない謎演出なんだよなぁ…
ホント申し訳ないけど、沖田との殺陣、いる??本当に必要??
原作だと沖田=瀬田のビジュアルだから、ここで神木隆之介さん使ってれば多少有りだったかもだけど…finalで出してるから無理か…
OVAの実写化なら最初からそう言っててくれればいいのに…いえ、予告からそんな気はしてたけど、まさかここまでとは。
この実写版の剣心は、きっと梅毒で死ぬ剣心なんでしょうね。
少年マンガを大人向けに作り直すとヤケに暗くなるのは日本映画の特色なのかもですね。
佐藤健さんはカッコ良かったし、有村架純さんも美しかった。
お話はまとまってたし(OVAとほぼ同じだし)、役者さんたちも頑張ってたし、殺陣も凄かった。いい作品なんだと思う。
けど、巴の髪型だけはどうしても許せないーー!!何であんなボサボサで野暮ったくなるのか…男性陣の髪型は比較的マシなのに、女性陣の髪型が安いコスプレーヤー以下なのは何なの!?胸のところに垂らしてる部分、もう少し短くて良かったんじゃないですか??
巴の髪型が気になり過ぎて、有村架純さんのお芝居がもったいなく感じたわ。
高評価の作品に対してグチグチ言ってすみません。
原作過激派の戯言だと思っていただければ幸いです。
最も美しいるろうに剣心
泣きました。
全シリーズで一番好きです。
るろうに剣心は原作が漫画なので
キャラクターの個性が強すぎ実写化される際に
リアリティの妨げになっていましたが
本作は登場人物が新撰組や桂小五郎なので
最も作品に感情移入出来ました。
人斬り抜刀斎の刀を納める鞘として
作品の中でも重要な雪代巴役を
有村架純が哀しみを纏い懐深く演じます。
序盤ほんの少しだけ喋り方が気になりましたが
その佇まいがすでに尊く美しく作品に没頭する中で
どんどん愛おしさが増していきました。
アクションもとても素晴らしかったですが
剣心と巴が心を通わせ穏やかな日々に幸せを感じ
人間らしさを取り戻す過程がとても好きです。
巴の最後は近年稀に見る美しい最後でした。
これ「るろ剣」じゃないですよね?
アクションがかっこいい「痛快娯楽時代劇」だと勘違いしてて、わざわざ観に行ってしまいました。
いつ面白くなるか期待して2時間半待ってるうちに終わってしまいました。
たぶん、「るろ剣」と全く別の映画だと割り切って見る必要がある映画なんでしょう。
誤解してました。
【ネタバレありの不満】
あんまし、ネタバレよくないと思うのですが、不満が残ったので書きます
1.大騒ぎ感をだすためか、モブのセリフの音量が大きすぎて、肝心のセリフが入ってこない
2.雰囲気つくりたいのか、ブルーフィルターかけすぎ
3.アクションシーンはアップの連続でわかりにくくて、もっと引いて撮ってほしい
4.九頭龍閃は覚えてなくても、龍槌閃、双龍閃とか出してほしかった
5.いろいろ違和感が残るが、特に巴と過ごした家を燃やすのは剣心的ではなく共感できない
不満はありますが、別ドラマだと思ってみると、そんなに悪くはなかったはずです。
てことで「ふつう」
エピソード0
ファイナルの後にbeginning?って思ったけど、所謂過去話・前日譚的な。巴とのシーンが深く描かれていて、Finalの後に見るとグッとくるものがある。役者の演技も相まって、心情がよく伝わってきてとても良き。
これを見たあとでもう一度Finalを見たくなる!!
最後のシーンは鳥肌
最後、巴と共に家を焼くシーンは鳥肌が立ちます。
シリーズの完結編にして始まりの話、逆刃刀の重要さを凄く感じさせられます。
所々ツッコミ所はありますが、かなり上手くまとめられていたと思います。
るろうに剣心シリーズ、10年間お疲れ様でした。
楽しませてもらいました、ありがとう!
良くも悪くも。
漫画は全く見てなくて、映画は全て見た人間の感想です。
登場人物の影響や薫達と出会う前だからもあり今までの映画より全体的に暗く悲しい感じでした。
さのなどのコミカルなキャラも居なくただただ最後まで巴と剣心を軸とした悲壮感な感じ。
話の一貫性は分かったんですが歴史に詳しくない身からすると誰がどう敵で味方でかが分かりにくかったです。
あの後から薫達と出会う話に移るのは分かったんですが桂や他の新撰組さんはどうなったんだろうと。
今までのるろ剣と違いただただ悲しく暗いストーリーだったんで2回目は見ないですね。
まぁそういうストーリーと分かってて見たんですが。
色んな人物が出過ぎてとりあえず剣心との関係性や敵味方、誰がどの位置の敵なのかなどが途中分からなくなったのが1番でした。
後禁門の変?途中火だけついたシーンで終わりましたがあれも何かわからなくて???って感じでした。
ちゃんと歴史知らなくてすいません。
長い間お疲れ様でした。
私はさのや薫、恵などが出てきてからのるろ剣が好きだったんだなと思いました。
後個人的にあれだけ傷ついてて身体の回復力の速さにはちょっと疑問越えて笑ってしまった。
前4作とは別格。
おそらく、関係者全員の気持ちが一番入ってるんだと思う。
原作では14話しかないボリュームを2時間半の映画にしてるもんだから、描写が丁寧で感情移入度合いが半端ない。
過去作とは別格の出来。
一気に有村架純版巴のファンになりました。
アクションは添え物程度で、メインはラブロマンス。
原作厨の人も太鼓判を押すんじゃないでしょうか。
最後、飯塚を斬る役で、藤原竜也はサプライズ出演して欲しかったなw
全てはここから始まった
一作目からずっと追いかけてきた大好きな「るろうに剣心」シリーズがとうとう最後を迎えるということで、IMAXで観に行ってきました!
ずっと謎となっていた「不殺の誓い」「巴を切った理由」「十字傷」この全てのピースが明かされました。
今回の剣心は「緋村剣心」ではなく、「緋村抜刀斎」。
特徴的な口調(ござる、おろ等々)は一切なく、血だらけになりながら瞳は光を失っていました。
幕末のヒリヒリした空気感が冒頭の血生臭いシーンで発揮されて普段のシリーズとは一線異なるものになるのだなと予感され、ゾクゾクしました。
そう感じた通り、まるで別の時代劇を見ているような感覚になりました。
高橋一生さんや安藤政信さん、村上虹郎くんの新しい登場人物たちの演技がきらりと光ってどのシーンも食い入るように見つめてしまいます。
何より、今までのシリーズ通して「不殺の誓い」をたて、戦いの最中血を浴びることのなかった剣心が血だらけになってためらうことなく刃を振るう姿が
恐ろしくも美しくて魅入ってしまいました…。
刀のぶつかり合う金属音もやけに耳に残って苦しかった。
そして、満を辞して登場した雪代巴!
有村架純さんの儚くも芯の強い巴は最後まで本当に美しくて圧巻でした。
もちろん佐藤健くんの演技にもとにかく泣かされました。
愛する人に、守りたいと思った人にはめられたかもしれないと戸惑い、涙しながら戦う剣心を演じる健くんに涙腺崩壊。
そして、巴を切ってしまった理由があまりにも切なすぎて苦しすぎて雪の中で十字傷が生まれ、巴を抱きしめるシーンは映画界屈指の美しさでした。
ポスターのメインビジュアルになっているあのシーンは絶対に本編で観てほしい。
二人に剣心と巴さんを演じてもらえて本当に良かったなぁ。
「行ってくるよ、巴」
そう言い残して、亡骸と共に幸せな思い出がいっぱい詰まったあの家を後にした剣心はどんな気持ちだったんでしょう。
派手なアクションシーンはなくともIMAXで観た方が、より映像の美しさを感じられるのではないでしょうか。
一作目の冒頭のシーンが、beginningを見た後ではきっと全然違うものに見える。
「新時代」を渇望し、剣心の気持ちが。
もちろんfinalも!
beginningの後に一作目に戻って一周したくなること間違いなし!!
コロナ禍で大変な中、この作品を最後まで演じ切って作り切ってくれて本当に感謝です!!
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