「他3部作との相違点」るろうに剣心 最終章 The Beginning びおさんの映画レビュー(感想・評価)
他3部作との相違点
主役二人の所作がとにかく美しく、画面づくりが素晴らしかったです。
るろうに剣心らしくないと追憶編を観てない人は感じるかも。
シリーズの他3部作と圧倒的に違うのは以下の点。
1.不殺の誓いを立てる前である
「殺さないように立ち回る殺陣との違い」です。
同じ剣心のアクションなのに見栄えが違うのは、一撃必殺の剣だから。
骨折や脱臼を狙うと吹っ飛ばすアクションで派手に立ち回りますが、殲滅を意図しているので一見地味です。
淡々と急所を狙って効率的に刀を振るう。振るうというより、敵の首を辿るという方が正しいかもしれません。素晴らしいリアリティでした。
2.血飛沫が上がる
逆刃刀ではないので、血の雨が降ります。本来のチャンバラの形ですが、見慣れない人にはショックだったかも。
3.史実をベースにしたストーリー
漫画らしいフィクションはあれど、史実が元になっているので、詳細な人物紹介などはありません。配役もよく、誰が何の役かイメージ通りでわかりやすかったのですが、幕末の歴史が一通りわからないと辛いかもしれません。
シリーズ1作目から見直したくなりました。
漫画原作の実写化で、否、日本映画で最高作の一つであることは間違いありません。
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