「とにかく惜しい!」るろうに剣心 最終章 The Beginning ターソさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく惜しい!
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前4作がアクションを全面に出したコミック映画に対し、今作は幕末の血生臭い本格派時代劇映画です。
雪代巴は原作とイメージがやや異なりますが、清里と抜刀斎との間で揺れ動く機微・儚さが巧く出ており、有村架純の新たな代表作になったのではないでしょうか。
今回、特に良かったのは村上虹郎の沖田総司。病に侵されながらも、内に狂気を秘める天才剣士役が見事にハマっておりました。緋村抜刀斎との対決は映画史に残る屈指の名シーンだと思います。
以下、個人的に残念だった点です。
①藤原竜也の志々雄真実が出ない。→せめて飯塚を始末する後ろ姿だけでも見せて欲しかった。
※「最終章 The Final」で瀬田宗次郎がサプライズ出演してたので、期待値を上げてしまった。
②後半の農村シーンが1時間以上あり冗長的だった。
③ラストの鳥羽伏見の戦いが1作目をそのまま流用していたので、今作用に新しいシーンを撮影して欲しかった。
以上です。
全体的に完成度は非常に高いだけに惜しいです。
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