「finalとは打って変わってこちらは剣心や巴の心情を追っていけるよ...」るろうに剣心 最終章 The Beginning ババールさんの映画レビュー(感想・評価)
finalとは打って変わってこちらは剣心や巴の心情を追っていけるよ...
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finalとは打って変わってこちらは剣心や巴の心情を追っていけるよう原作に寄り添って丁寧に作られていると感じた。
OVAの要素も強いので全ての要素が全く一緒、というわけでは無いし、アクションもシリーズのなかでは薄味で、今までも実写化においてはあえて端折っているのでしょうが、今作でも戦闘中に剣心が視覚聴覚を奪われている点などの説明がないので単調なバトルになってしまっているのが勿体無いような気がする(流れ的にそこは重要じゃないかもだけど)
ただそれらを加味してもfinalで感じたような消化不良は今作では感じられなかった。
巴の配役を知った時はなぜ?と初めは思ったものの、実際の演技を目にすると心配は杞憂だったと思い、佐藤くんの剣心もある意味今までで一番剣心に近かった。
シリーズ通して佐藤くんの剣心は表情が暗く張り詰め過ぎていて、動乱後の剣心の温かく柔らかい雰囲気と戦闘モードとの切り替えが無かったのだけれど、今作では心のこもった笑い方をしていたように感じた(なんとなく)
毎回剣心もっと笑っていいのに、と何度思ったか。
今作で最後ということですが、ここからまたfinalを観直すとまた違う感想を抱くかもしれないとは思うぐらい余韻の残る作品でした。
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