「少年アクション漫画の実写映画を見に行ったと思ったら」るろうに剣心 最終章 The Beginning あわわわわさんの映画レビュー(感想・評価)
少年アクション漫画の実写映画を見に行ったと思ったら
時代劇だった・・・と思ってたらサイコホラーだった
原作ファン 他小説以外大体見てます
以下最初からネタバレ多数なので注意
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巴が十字傷の一つをつけた理由がまったく分からん。どなたか解説プリーズ
ごめんなさいと謝りつつ小刀を剣心の頬へ
自分を忘れないでって事?恋人を殺された復讐?
その二つの愛憎入り混じって?
原作だと持ってた小刀が落ちて剣心の頬に傷を、という風だったはず
仇だが愛してしまった人に傷をつけるとかストーカー的思考なんだが・・・いや怖いわ
剣心も剣心で巴の亡骸家連れ帰ってるし
思うに、巴越しに敵(闇の武)の大将斬り殺してるんだから巴も真っ二つのはず
つまり と/もえ なんですよねぇ
と と もえ を小脇に抱えて帰る剣心・・・
寝かせた巴の布団の足元があまり膨らんでなかったのも・・・(気のせい?)
また家で数日寝かせたままのようだったがハ・・・
いや冬だから大丈夫だと思いますが、最序盤でぶんぶん飛び回ってた描写あったからなおさらねぇ・・・いや怖い怖い
また恋人惨殺の所はゾンビホラー通り越してギャグですね
死にたくないという渾身の思いを乗せて一太刀、けれど当然抜刀斎には勝てない、だがその強い念の籠った刃はこれまで傷を負ったことのない抜刀斎の頬に傷を・・・みたいなの想像してました
生きたいという意思の見せ方はもう少しどうにかならんかったんかいな
とまあ冗談はともかく
時代劇になるのは別にいいんですが完全にそっち方面に振り切れてないのですごく中途半端な印象でした
実写るろ剣がウケた理由って漫画の実写への落とし込みがすごく上手かったからだと思うんですよね
明治時代の剣客、という時代劇なんですけど根底にあるのは(というか前面に押し出してるのは)少年アクション漫画
だから派手な殺陣や奇抜なキャラが出ても納得できるし、リアルとの整合性もある程度無視できた
そしてそこを無視できるから画面に映えるアクションがとれるし突飛なネタでも思い切って出せて話を面白くできる、みたいな。それぞれの関係が相乗していく感じといいますか
ところが今作では時代劇を前面に出してしまったため、その中でリアリティをより強く感じさせられてしまって実写るろ剣のおいしいところが打ち消されてしまった感じがしました
アクションとかおとなしめなのもそのせいでしょうか
というかここはちょっと愚痴?みたいになりますが、これはそういう演技プランなのか役者さんなのか知りませんがどうにも腰が入ってないんですよね
手先だけで演技してる個所があるというか
アクションだと分かりやすいですが(いくら切れ味のいい日本刀でもそんな手先で振って体重かかってないのに人は斬れんやろみたいな)、それ以外の普通の所作にも出てしまっている方もいてどうにも全体的に軽い
話は重いのに・・・
脇の方や年配の方はそうでもないんですがメインどころでそれはちょっと・・・ねぇ・・・
時代劇で過去作よりリアルを感じさせられている分なおさらですね
この辺が今までのるろ剣と違いちぐはぐで違和感を覚えました
んー、これは皆さん言ってるように1作目からループしろってことでしょうか?
どうにも最後がこれだとしっくりきませんね
もう一作オリジナルで作りませんか(チラチラッ
追伸 舞台京都で新選組といえば階段落ち・・・はありませんでした
かわりにベランダ落ちはあります