「抜刀斎が剣心となる原点を表現した秀作」るろうに剣心 最終章 The Beginning ミネルバ250さんの映画レビュー(感想・評価)
抜刀斎が剣心となる原点を表現した秀作
やっと東京でも映画館が再開したので、観に行きました。
るろうに剣心の最後を飾る始まりを表現する作品。
時代劇の常識を塗り替えてきた、るろうに剣心シリーズの中で血しぶきが飛び散るアクションシーンは異質、目がついて行かないほどのスピードは健在、唯々唖然となってしまう。
しかし、今回は抜刀斎と巴のラブストーリーが中心。ほとんど表情の無い2人が次第に打ち解け合う様を少ない台詞と表情で演じている佐藤健さんと有村架純さんの演技力はさすがです。この作品が2人の代表作になるのは間違えない。
ラストの燃えさかる家を背景に進むシーンは、将来を見据え世の中を変え救うという強い決意を巴に誓った抜刀斎のその後の進む道を暗示しているようで鳥肌が立った名場面でした。
根拠無くコロナ影響で、映画館を閉館するようなことはやめて欲しい。
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