「とても味わい深い作品です。原作を知る人も知らない人も、機会があればぜひ一度ご覧になってください。」劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
とても味わい深い作品です。原作を知る人も知らない人も、機会があればぜひ一度ご覧になってください。
予告編を観て、映像が綺麗だなと思っていたのですが
本当にその通り、期待通りのの作品でした。
とても丁寧に作られた
秀逸な出来映えのストップモーションアニメ作品です。
観終わってしばしの間
ためいきしか、出ませんでした。 ふぅ
(あ、良いものを観たときのためいきですよ)
◇
”ごん” と ”兵十”の物語です。
皆さんご存じの通り
悲しい結末を迎える訳ですが
より哀しいのはどっちだろうかと考えています。
”ごん” と ”兵十”
命を落とした"ごん"よりも
"ごん"を撃ち殺してしまった"兵十"のほうではないかな と。
栗や松茸を届けてくれていたことを知り
おそらくは
それが始まった時期に思い当たり
ウナギを逃がしたイタズラ狐のことを思い出し
色々と想いを巡らすに違いなくて…
母の命を奪ったかもしれない "ごん"
詫びようとしていたかもしれない "ごん"
それと気付けず撃ってしまった "兵十"
…切ないです。
◇
個人的には
兵十には、
母と”ごん”を弔う諸国行脚にでも行って欲しい
そんな風に思わずに居られませんでした。
このお話
小学校の教科書に載っているよと
そう聞いていたのですが、
いくら考えても学校で習った記憶がありません。
調べてみたところ
全ての小学4年生の教科書に載るようになったのが
1980年からとか。
※小4のこどもは、この作品から何を感じとるのでしょう
最後に
彼岸花をもらい、夕陽を背景に駆ける "ごん"。
このシーンが印象に残ってます。
喜びが滲み出てくる感じが、とても良く伝わってきました。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
今晩は
今作、地元の映画館で上映していたのですが、短作でもあったこともあり、観賞を見送っていました。
昨晩、観賞し、八代健史監督が作り出した世界観に嵌りましたね。で「プックラモットと森の時間」も面白く鑑賞しました。
でね。鰻。私は無類の鰻好きなのですが、私が住む岡崎市には鰻屋さんが沢山あります。ですが10年前にダイハツの人から教えて頂いた矢作川沿いの鰻屋さんに嵌りまして・・。外観は汚れた鰻屋さん(川魚屋さん)なんですが、とても美味しくって。基本、持ち帰りなんですが、ここ15年この店で鰻を買っています。西三河って、鰻の養殖場が多いんですよ。昔は一匹1200円だったのですが、今は稚魚が高騰して3000円ですね。でも、買うんですよ・・。記載した地域は鰻の養殖場が沢山あり、店も多く(しかも、東京の半額)良く色々な記念館を回った後に足を運びます。では。
レビューにコメントありがとうございます
初めは新美南吉は
ゴンを仕留めた功労者として村で認められる
という話だったんです
ただ
新美南吉
教員志望でして 児童文学書に載せる際 書き換えたんですよね
私のレビュー返信にも書かせていただきました