ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりからのレビュー・感想・評価
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「アバウト・タイム」「エターナル・サンシャイン」のような「少し変わった名作ラブストーリー映画」が好きな人には是非見てもらいたい作品。
本作を見て改めて思ったのは、「映画ってタイトルが本当に大事だな」ということでした。
正直、「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」という現状のタイトルだと、この作品の良さは伝わりにくい面があると感じています。
本作を一言でいうと、表題の通り、「アバウト・タイム」や「エターナル・サンシャイン」のような「少し変わった名作ラブストーリー映画」の1本だと思います。
これは「見れば分かる」はずです。
この❝少し変わった名作ラブストーリー映画❞に欠かせない一つの要素は良質な音楽だと思いますが、本作の場合、イメージとしては「エターナル・サンシャイン」と似た楽曲が使われていました。
また、俳優陣の魅力も必要不可欠です。本作はフランス映画なので、私は全く知らない俳優陣でしたが、主演の2人の男女が本当に輝いていて、ハリウッド映画と遜色はありません。
本作では、軽く笑えるようなシーンもあり、例えば卓球のシーンで「キャプテン翼」のオマージュなどもあり、友人役の助演男優がとても良い味を出しています。
この❝少し変わった名作ラブストーリー映画❞は、マンガのような展開でもありますが、これらの名作に共通するのは、「実写だからこその良さがある」という事です。
私は、「アバウト・タイム」「エターナル・サンシャイン」のような、少し変わった名作ラブストーリー映画が個人的にかなり好きなようで、本作も「心の中では★5」なのですが、上記の超有名な2作品と比べると少しだけ落ちるかもしれないという理由で「★4.5」にしています。
本作は、最初のシーンがぶっ飛んでいて、「あれ、違う映画を見ている?」と一瞬戸惑ってしまうのかもしれませんが、すぐに良質な作品になるのでご安心を。
緊急事態宣言と重なり、公開規模もそれほど大きくないため本作を見られない人が出るのかもしれない、と思うと本当に切ない気持ちになります。
できるだけ多くの人に届いてほしいラブストーリー映画の名作です。
結末が弱い…
今年の2月に中島健人さん×miletさん主演で公開予定の映画「知らないカノジョ」の元になったと言われている今作。
アマプラでは今月末に配信が終了してしまうと知り鑑賞しました。
ある程度のあらすじだけ知っていて見始めましたが、
結局、ラファエルは「オリヴィア」と「元の自分の人生」を取り戻すために奔走していたが、
終盤で彼女の演奏を聴いて、彼女が幸せだった頃から不幸になるところまでの走馬灯を見た彼は、元の人生と元の二人に戻ったらオリヴィアを不幸にしてしまう。それなら彼女は有名人のピアニストとして文化人になり、良き夫と人生を送る今の方がいい。と察して、最後に彼女に渡した小説を取り戻した。
ほう、そうか、、バッドエンドと一言にはいえない
最後の愛情でこの物語は終わるのか。と思っていたら、
オリヴィアもラファエルの元にやってきた。そこでエンディングロール。
おやおや、、、?
ガブスが突然亡くなった?ことも、もしかして何かのキーポイント??
元のラファエルを知っていた唯一の人物であるガブスがこの世を去ったことで、パラレルワールドの何かが変形したのか?
親友が取り戻した恋愛の行く末も気になる。
オリヴィアがまた今世でもラファエルに振り向いてくれたってこと??
………観るものに委ね過ぎているこのラストは非常にもやもやする。
終始ただただオリヴィアが美しかっただけ。
.
日本版ではどのようにリメイクされるのか、、?
この作品を観た後で想像できることは、主演二人のキスシーンがきっと多いのだろうということだけ。
あまり合わなそうなペアの選択にも、初見から少々違和感があるが、
ある意味楽しみな作品である。
パラレルワールド
落ち込んだ知らない世界
切なくてキュンもしてステキなラブストーリー
ピンポン
マルチバースものラブファンタジー
ベストセラー作家の主人公が妻とケンカをした後、目覚めると別の世界に...
SFなんて気にしないほど、ラブ最高〜‼️
いっそセレナーデ
オープニング・クレジットの間に、めくるめくスピードで映画一本分くらい話が進むので、どうなることかと思っていたら、そこからの変化球が本当の決め球だった。
最初執筆中の小説と現実が行き来するあたりは、これは「おかしなおかしな大冒険」をやろうとしているのかなとも思ったが、そうではなかった。
別世界に行った主人公が元の世界に戻ろうとする動機が、初めは“①失った名声を取り戻す”ためだったのが、やがて“②失った妻を取り戻す”思いの方が強くなり、さらに“オリヴィアのピアニストとしての名声”と“自らの作家としての名声”を秤にかけた結果、“③今の世界を選択する”と。台詞に出しては何も説明しないので少しとまどうが、すんなり腑に落ちた。このあたりがフランス映画ならではの粋とも言える。
結局何がきっかけで別世界に行ったのかはよくわからず、主人公は小説の結末がどうのと一人合点していたが、検証しないままなので何とも言えない。私は最後てっきり、二人が同時に気絶したベンチのシーンに戻ると信じていたが。
元ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラー似の友人にはかなり笑わせてもらった。
まるで一遍の詩のような
まるで一遍の詩のような、胸の中を過ぎ去っていった風は爽やかなようでじめっぽくて、でもからっとしているような。
人生って詩にもなるのね。
パラレルワールドの話だったけどどんな人生でもそれが自分自身だという事。
愛すべき自分の人生。
でも現実は自分の人生は1つだから一生懸命生きよう。一途に人を愛そう。
これが20代最後に見た映画だなんて。
明日には私30歳よ。
夫と付き合い初めてから始まったこの恋は素晴らしい恋だった。今でも夫に恋しているわ。
でも、どこかに恋が始まらなかった人生の私がいるかもなんて。私の人生はどんなだったでしょうね。
1つ言えるのは今より素晴らしい人生にはならないって事。
私は私の人生の中で1番良いルートを歩んだと思う。
ちょっと感傷に浸ってしまった29最後の夜。
オリビアのピアノを聴きながら・・・
尾崎亜美の名曲「オリビアを聴きながら」のオリビアはオリビア・ニュートン=ジョンのこと。なぜか杏里が歌う曲よりソングライターでもある尾崎亜美バージョンが好きです。この曲を思い出しただけで、好きなコーヒーがジャスミンティーに、好きな花がカトレアに脳内変換されてしまいました。「恋の季節」といえばピンキーとキラーズだろ!と思ってるオッサンのレビューなんだから気にしないでね。ちなみに新エヴァ破でも使われてます・・・
映画ではオリヴィアがこっそり弾いていたシューベルトの「セレナード」に心を持っていかれたラファエル。恋に落ちたことが全て!彼女なしの生活は考えられなくなったのだが・・・未完成と結末といった抽象的な伏線から、いきなりのパラレルワールド突入です。
まったく変わってしまった人間関係。しかし、親友のフェリックスだけは同じ。ピンポン、ピンポン、胸にタトゥまで入れています。二人はゲイ?などとミスリードしようとして、卓球好きの二人で笑わせてくれるのです。まぁ、言ってみれば“卓球ヲタクワールド”!見知らぬ自分の部屋には毛沢東が卓球してるかのようなポスターまで貼ってあります。そんな仲良し二人組。俺は人気小説家だったんだぞ!と現世界に戻りたくてしょうがないラファエルと、なんとか恋愛を復活させようと相談に乗るフェリックスの奮闘ぶり。教師をディスったりするのはちょっと許せないけど、怒らないのがいい奴の証拠。小説家といっても「ゾルタン」シリーズだけなんだから、そのうち落ちぶれるよ・・・
まぁ、この親友フェリックスがいなければ、とてもつまらないSFラブコメディになったことでしょう。まぁ、最後にはラファエルもイキなことをしまけどね。現世界のラファエルもいい奴だったんだな~って感じです。特殊相対性理論も引き合いに出して講義するフェリックスだったけど、気になるのがジャン・レノが出演してる『おかしなおかしな訪問者』。未見だ。
最終的には元の世界に戻れるんだろうと軽い気持ちだったけど、意外なことに新天地でもう一度恋愛をやり直そうという展開でした。おばあちゃんの記憶や指輪の伏線はどうなった?とか気にしなければ幸せになれる映画でした。個人的には序盤のキスシーンやピアノ連弾で感動してしまい、後半はダレてしまいました。
俺だってやり直したい恋だらけだぞ
パラレルワールドの恋愛映画。予告編を観て、日本のアニメみたいな設定のフランス実写映画なので、どんなのだろうかと楽しみにしてました。
主人公は売れっ子の小説家。高校の時出会った妻と幸せに暮らしていた。はずだったのに、いつからか妻と距離ができ、ある雪の日。破局寸前の大げんか。
次の日、目が覚めたら、世界が一変していた。
自分は学校の先生で、妻はプロのピアニスト、しかも、他人。
それから、彼は元に戻ろうと頑張ります。
全編通して楽しかったなぁ。うまくいく恋いいよね。この手の話では必須の協力者は、変になった彼をちゃんと受け入れる親友。彼には、かなり笑わせてもらいました。
元妻役の女優さんがとても可愛くて目が釘付けでした。彼女、アジア系の血が混ざってのかなぁ?
最後は、えっ、これで終わり?
パラレルワールドに行ったきりで、ハッピーエンド。伏線回収無し。ベタの夢オチでも納得できたのに〜。そこだけ残念。
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