「「愛」という一言では片付けられない」Our Friend アワー・フレンド TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
「愛」という一言では片付けられない
元々、予告で観て「この3人の映画なら絶対観たい」と他の方の評価も気にしていませんでしたが、とても私好みな映画でありました。
軒下で夫婦の娘たちと談笑する友人デイン(ジェイソン)、部屋ではマット(ケイシー)と彼の妻であるニコル(ダコタ)がニコルの余命を娘たちに伝えることを決断する場面から始まります。
そこから、時系列を行ったり来たりしながら、夫婦と友人3人の愛と友情の物語が語られます。
特に告知後の状況は、私自身、以前2年半ほど母の看護及び介護を経験していたこともあり、物語が単なるお涙頂戴ではなく、あくまでリアリティを感じることにこそ泣けてしょうがない感じでした。
いつ終わるかわからない、でも終わるということの意味。心身の疲労と感情のぶつかり合い。そして、次第に難しくなる意思の疎通など、本当に過酷だし、亡くなる瞬間や亡くなった後のことなど、とてもよく描けていました。
ジェイソン・シーゲル、素晴らしかったです。
なお、入場時に頂いた小冊子は原作となったマットのエッセイの一部を抜粋したものでしたが、帰宅後にそれを読んでまた染み入りました。
※このレビューの件名は、小冊子のマットのエッセイの題名の引用です。
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TWDeraさんのコメント
2021年10月19日
デインが信じる正しさ、するべきことを演じるジェイソンは、なんだか彼の人柄そのものに見えました。特に、彼が誰かと一緒にいるところから、一人になる場面の彼の表情が良いんですよね。
カールⅢ世さんのコメント
2021年10月19日
ジェイソン・シーゲルが主役でしたね。グランドキャニオン?でのフェイスとのシーンも重要でしたね。マットとニコル役は看板俳優てすし、アタシもダコタ・ジョンソン推しでしたが。