劇場公開日 2020年8月28日

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オフィシャル・シークレットのレビュー・感想・評価

全66件中、41~60件目を表示

3.0正しいことも、できなかった

2020年9月2日
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 王様の耳が何か、知ってますか?。みんなに、伝えたくないですか?。みんなに伝えることで、世界はどうなると思いますか?。

 私にとって正しいこと。国にとって正しいこと。隣の国にとって正しいこと。何故、一致しないんですかね?。いつも疑問です。
 限られた空間と、限られた情報から生成される正義。そこに国家の大義をトッピングしたら、もぅ、怖いもの無しです。その後、待っているのが、「素晴らしき哉、戦争」…。
 ところで、大量破壊兵器って、何?。クルドの民が苦しめられた、サリンか、マスタードガスか何か。あるいは、巡洋艦が放つ、巡航ミサイル、トマホーク。そういうのって、人の人生、大量に破壊してませんかね?。
 いずれにせよ、全ての人が、知る権利を享受して、全ての人が、ヒトの数だけ正義があることを、認識できたら、戦争が無くなるのかしらと、夢みたいなこと、思ってみました。

 ただね、私が、同じ現場にいたら、同じだけ正しいことは、しなかったと思います。それが偽らざる私です。

 まぁ、あれですかね。ルールを守ることも、正しいことなら、ルールを糺すことも、正しいことですかね。ただ後者には、ちょっと勇気が要る。本作から、そんな勇気を受け取った方が、現れることを祈ります。

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機動戦士・チャングム

4.0権力を国民の手に取り戻すのだ

2020年9月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

 改めてジョージ・ブッシュ(息子)は最悪の大統領だったとつくづく思わせる作品だ。そしてそれに付いていったトニー・ブレアもまた最悪の首相であった。そしてこの二人のチンピラ政治家の足元で尻尾を振っていたのが小泉純一郎である。明治以降一番情けない総理大臣だと思っていたが、まだ大統領に就任もしていないトランプに早々とへーコラしに行った安倍晋三には驚いた。情けないを通り越して日本の恥となった。
 しかし世界はアホな指導者を戴くアホな有権者で溢れている。特にアメリカは自国を世界一の国だと思いこんでいるフシがあり、歯向かう国があれば徹底的に叩こうとする。CIAはそのために裏で動いている。たとえ大統領がオバマになっても、その辺は変わらなかった。イギリスのMI6にも同じような傾向がある。諜報機関の怖さを知っているのが自民党の中枢にいる人々で、歴代の自民党政権は悉くアメリカに従順であった。
 もしアメリカの政権に逆らおうとしたらどうなるか。それは沖縄の米軍基地を排除しようとした鳩山由紀夫がどうなったかを見れば明らかである。違法でもないことで政治資金の問題を追求されて総理大臣を辞めることになった。同じ基準で言えば安倍晋三は10回以上も辞任しなければならなかったはずだ。ところが「責任を痛感する」を連発して誤魔化し、歴代最長になるまで総理大臣を続けた。大臣室で100万円を受け取ったとされる明らかに受託収賄の大臣は、しばらく姿をくらましていたら、しれっと復帰している。検察も含めて殆どの官僚もまたアメリカの方を向いて仕事をしていることの証左である。民主主義の理念に背くことを悩んだ近畿財務局の赤木俊夫さんは稀有な存在だ。政治家も官僚も民主主義が国民主権であることを忘れ、権力を私物化しているのが世界の政治の実態なのである。

 キーラ・ナイトレイはやっぱり上手い。演じたキャサリンは、政権が歯向かう者に対してどれほど冷酷で陰惨な仕打ちをするかを思い知らされ、怖さに震える。普通の庶民の反応としては至極当然なのだが、映画のヒロインとしては物足りないし情けない。何のためのリークだったのかと思ってしまうほどだ。このあたりの演技はピカイチだ。
 しかしキャサリンはそのままでは終わらない。人間には慣れというものがある。幽霊もスカイダイビングも慣れたら怖くなくなる。もちろん危険が減る訳ではないが、動揺や恐怖が減じて冷静さが増す分、対処がより現実的になる。簡単に言うと強くなるということである。キャサリンは強くなり、彼女に影響されて夫も強くなる。怯えて縮こまっていた二人は周囲の応援と協力者の力を借りて立ち上がる。権力を国民の手に取り戻すのだ。
 政権は法を盾にして民衆を弾圧するから、庶民も法によって政権と闘うしかない。しかし法というものは人間が作ったものだから、解釈によっては適用が異なる。安倍政権のように都合よく解釈すれば何でもありだが、イギリスは流石に法治国家であり、無理な解釈で法を歪めることまではしない。
 前半のヒリヒリする緊張感から、後半は政権と庶民、民主主義のあり方、そして法を用いた政権との戦い方について、考えながら鑑賞することになる。とても見応えのある作品だった。

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耶馬英彦

4.0人は正義感でどこまでできるか

2020年9月2日
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イラクと戦争する法的根拠を得るための国連決議を有利にするため、NSAが諜報活動を指示したメールを告発した女性の物語。
告発した女性は反戦主義者ではなく、不正な工作で大義のない戦争をさせてはならないという単純な正義感にかられて行動している。リークされた情報を記事にした記者も、(真偽は確認しつつ)政府に睨まれようが正しい情報をニュースにするという姿勢を貫いていた。
この2つの話を中心に展開。地味な話なのにとても緊張感があって、しかも考えさせられる内容がたくさん含まれた脚本だった。イラク戦争絡みの映画は良作が増えてきている。
ただ、最後の法廷シーンは肩透かし。事実だから仕方ないけど。スッキリとはしない終わり方だ。イギリス政府もイヤなことするね。
個人的には、イギリスのマスコミが政府の発表だけで記事を作らずにちゃんと取材しろよ的な主張が盛り込まれていたところにドキッとしてしまった。今の日本と似てるじゃないか!

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kenshuchu

4.5よそで釣ってくれ

2020年9月1日
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興奮

知的

イギリスの諜報機関で働く主人公が、アメリカ諜報機関から届いたよろしくないメールを見てしまい、良心の呵責からリークし大騒動となる物語。

不法な開戦を止めるため、正義に走るキャサリンの行動が、英国紙記者やその仲間たち、弁護士たちを繋いでいき、最後は裁判所で検察側と闘うことに。

序盤は良すぎるテンポにおいてかれそうになるが、内容自体は複雑すぎず、比較的観易い作品。
法廷へあがるときの階段のシーン等々、細かい所の演出も凝っており、緊張感がたまらない。

嘘を嘘で隠すといった話はよくあるが、正義の為に真実を伝えようとするのも命がけとは世知辛い。。
さらにキャサリンは、直接は関係ない夫に対しても粗嫌がらせと言っても良い仕打ちを受けることになり、絶望的な展開に。

そして何より、この厳しい決断をしたにも関わらず、ご存じの通り、結局戦争は始まってしまったのがなんともやるせない。

まぁ確かに、我々一般人が普通に勤めている会社でも、情報をむやみに持ち出せばそれはいけないわけではあるけど…。それが国家機密であり、だがしかし罪のない人々の命が失われかねないものだった場合、、、う~ん。

序盤はオムニバス的な展開から最後皆が集結していく感じは高まったし、正義に走る登場人物ひとりひとりがカッコよい。日本のメディアも国民に非難されがちだけど、中にはマーティンのように闘っている人もいるのかな。。

とにかく、正義やら忖度、嘘と真実と云々と・・・が大いに味わえる良作でした。

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MAR

4.0一市民としての良心と矜持を失わない

2020年9月1日
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憲法や国際法に関する難しい争点が織り込まれた、実話をベースに制作した社会派サスペンスの秀作。

公務秘密法を犯してまでKatharine Gunが告発したことは何だったのか。その行為はどこまで許されるべきことなのか。

注目したポイントは大きく2つ。
「公共の利益の衝突」と「戦争の適法性」である。

1点目は、「公共の利益」に関して。
彼女は機密情報のリークという不法行為を犯してまで守りたかったことに「public interest(公共の利益)」をあげている。英国市民が正しい情報にアクセスできず、好ましくない戦争に巻き込まれることを危惧する。さらに「common(公共)」の概念をグローバルに拡げると、イラクの一般市民の安全性(他者危害原則)を容易に損なわないことを意味する。

かたや、政府側にとって守るべきものは「国家の利益」である。場合によっては国民の利益を毀損してまで守るべきものも出てくるだろう。政府側にとっての「公共」はofficial(公)を意味する。それぞれの「公共」と「公共」の、どちらを守るべきかのぶつかり合い。

2点目は、「戦争の適法性」。
宣戦布告において、イラク戦争の正当性があったかどうか。
戦時国際法においては「軍事的必要性 」と「人道性 」の要件が要求される。軍事的必要性として、必要な戦闘行動などの軍事的措置を正当化するための理由が求められる。
イラク戦争では、大量破壊兵器の存在と、「テロ支援国家」による自国へのテロ行為の脅威がその理由となる(直接的には「先制的自衛権の行使」)。
しかし後ほど明らかになる、大量破壊兵器のでっちあげの事実と、早々に戦争に持ち込みたい米国のプロセスの拙さが批判の的になっていく。

多国籍軍としての開戦に至るプロセスに米国の不法な行動を知ったKatharine Gunは、自身の不法行為を犯してまで告発するに至る。
彼女は決してパーフェクトなヒロインではなく、情報リーク後に「大それたことをしてしまった」と後悔したり、夫とともに危機的状況に追い込まれ精神的にまいってしまったりと、彼女の言動は生々しく現実的だ。

だが、彼女の英断と行動を誰もができるような簡単なものではない。
国家の不法行為の告発は、自分以外を全員敵にまわして100%勝ち目のない戦いに挑むにひとしい。

GCHQにまだ2年しか在籍していなかったことが良かったのか、組織の「毒」に侵されることなく自身の「良心」に従ったことができたのだと思う。

「正しい行いとは何か」
唯一絶対の正解のない問いが観客一人ひとりに投げかけられる。

Keiraの鬼気迫る演技が、さらに作品の質を高めている。

日本で同じようなことが起きたら、政府は訴訟の取下げなど絶対に負けを認めることなく徹底的に潰しにかかるだろう。
オブザーバー紙のような骨のある新聞社もないと思う。残念ながら。

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atsushi

5.0すごい作品です!

2020年9月1日
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素晴らしい実話!
キャサリン、マーティン、エマーソンみんなかっこ良すぎます。
とても引き込まれました。
裁判どうなるか楽しみにしていましたが、まさかの展開にびっくりしました。
上映館が少ないのにもびっくりです。

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かん

4.0政府のためじゃない❗国民のための行動‼️

2020年9月1日
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興奮

知的

難しい

実話を元にした作品。
どこまで事実なのかは存じ上げませんが、とてもスリリングな展開で目が話せませんでした(上映前お手洗い必須です)

台詞回しや役者さんの演技も良かった。
脇役も含め、印象に残ります。

何より、主人公が中盤で『政府のためにやったんやない❗国民のためにやったんや‼️』という台詞は、どうしても近畿財務局の例の件を彷彿とさせます。。。

なお、事前知識があった方がよりスムーズかと思います。
お時間のあるときは下記リンクからTBSラジオ SESSION22の特集をお聞きいただけますと幸いです。
https://www.tbsradio.jp/510898

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Cookie

3.5精神的に追い詰められる姿がリアル

2020年9月1日
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この作品も実話で先日見た「ジョーンの秘密」に近いシリアスなヒューマンドラマでした。
2003年、イラク戦争開戦直前のイギリスの諜報機関である政府通信本部(GCHQ)で働くキャサリン・ガンが
違法の盗聴に関する1通のメールを目にして正義感と出来心からリークをします。新聞社の記事が公開されると、
告発者探しが激しくなり、徐々に精神的に追い詰められていく姿が描かれてます。
実話なので最後は法廷シーンになりますが裁判サスペンス劇としてもとても楽しめました。
正義感からでも敵に回す相手により生活や周りの人々に多大な被害を与えるというのがリアルに伝わりました。
実話告発物のとしてお勧めできます。

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Yoji

4.5エンタメ映画だよ

2020年9月1日
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面白い
社会派作品でとっつきにくそうだけど役者も素晴らしく中盤以降退屈しない

日本は政治もの少ないけど、実名出してやっちゃえばいいのに

小池百合子物語とか、ゆきゆきてシンゾーとか

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うんこたれぞう

3.5地球上で一番怖くて野蛮なモノは人間

2020年9月1日
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テーマも含めて大変に重い映画でした。

本作品、実際に見て、見終わった感想は、この様な情報機関があると言う事は話にも聞いているし、実際にあるだろうと思うけど、実際にあるんですね・・・・・

しかし、それを考えるとまずは大変に怖くなります。

本作品、湾岸戦争で、アメリカを含む多国籍軍がイラクを攻撃するにあたり、情報を操作して、自分たちの都合の良いように情報を操作している事を、内部告発して、戦争を止めようと思った女性のお話なんですが・・・・

彼女の勇気も凄いと思いますが、実際、それぞれの隠蔽や彼女に対して国家の対応など釈然としません・・・・

映画の内容の方は、お話が淡々と進んで行くので、勿論、初めに言ったように、情報漏洩の女性に対するお話なのですが、一部では、マスコミや、タレこみなどにもお話の内容に組み込まれているのですが、私は、彼女を中心として、もう少し周りをもっと深く描いて貰えたらもっと良かったのかもなと思いました。

実際に、話が淡々とし過ぎて、味も素っ気も無いと言うか・・・もう少しお話がメリハリがあるといいと思いました。

しかし、各国でこんなことしているんだろう・・・・怖いですね・・・

結局、地球上で一番怖くて野蛮なモノは人間なんでょうね・・・・・・・

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sally

4.5正義と幸せとは何か

2020年8月31日
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久しぶりに人が直接死なない映画を観たけど
とても情熱を感じる作品だった!
知らないということが
どれだけの罪なのか
正しいとは何なのか
まざまざと見せつけられた気分です!
イギリスの愛ある温かい家庭感も
議題としてるテーマと表裏一体な感じが
またグッときました!
ていうかブッシュお前そんな奴やったん!
という新発見もあって良かったです!

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なみちゃん

3.0いつもなら美しいキーラ・ナイトレイを楽しみに観るのだけど、本作は違...

2020年8月31日
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いつもなら美しいキーラ・ナイトレイを楽しみに観るのだけど、本作は違う社会派の演技。
ジュリア・ロバーツの「エリンブロコビッチ」みたいな作品にあたるんだろう。

駄作ではないけど、何か足りない。
テーマは面白いけど、ちょっと盛り上げ方が足りない。
シリアスな場面や追い込みが足りない。
悪いやつをもう少しわかりやすく描けばいいのに。

キーラ・ナイトレイ度★☆☆☆

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スギコデラックス

3.5良くも悪くも「地味」

2020年8月31日
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実際に起きた事件で、当事者もまだ現役。

当然、あからさまな演出モリモリの「ヒーロー譚」にはできなかったんだろう。

その分、全体を通して派手さはなく、会話を通して物語が進んでいく感じ。

もちろんテーマは普遍的な問題。

見知らぬ他国の何十万という人々の命を守ろうとすることで、自分や愛する家族の自由が奪われる可能性がある時、人はどちらを優先するのか。

もちろん、強大な一国のエゴによって人々の命が軽視されて良いはずもない。

日本でも上級公務員が、時の権力者と結託して、お互いの保身の為に法と秩序を悪用した・しようとした(と思われる)事件があったばかり。

「私は政府に仕えているんじゃない。国民に仕えているんだ。」
私達は、たくさんの公務員の皆さんに自分の安全や財産や権利、自由を委ねている。
そう言ってくれる公務員の方が一人でも多い国であって欲しい。

作品としては良くも悪くも静かに物語が展開する。

でも、この展開が描いた「個人の自由と権利を取り戻す戦い」の結末が、決して「勝利」でもなければ「世界の秩序」にも直接的には繋がっていないという皮肉は、強く印象に残る。

その演出に加え、役者陣の演技の素晴らしさによるところも大きい。

個人的にはエンタメとしてもう少し見せ場が欲しかった。
でも、心に小さなトゲを残していく、そんな作品。

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キレンジャー

4.0イラク戦争の大義

2020年8月30日
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国連決議を得られず、有志同盟で戦った英米だったが、その後のイスラム国?などが出てくる一因となった酷い戦争。
日本もアメリカの言いなりだったなぁ。

一人でも法律に違反しても、間違った戦争を止めるためにできる事をするという、キャサリンの勇気はすごい。
こんな映画が作れる、観られるのも嬉しい。

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Momoko

4.0キーラ!キーラ!キーラ👏

2020年8月30日
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興奮

知的

難しい

勢いからの正義感・・理性と良心で・・走り出してしまったが予想通り現実的な数々の壁にぶち当たる・・
至って平凡で気弱そうにも見える主人公キャサリンを演じたキーラ・ナイトレイ!!
彼女の実に器用で繊細な演技に乾燥肌の😅私でも手に汗握ってスクリーンから目が離せませんでした!!

検証すべき現代史を学べ考え、見終えた後
誰かと討論したくなる深い意味と意義ある作品でした

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ねもちゃん

1.5申し訳ない

2020年8月30日
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評価高めですが、おいらにはしっくりこなかった。
この手の映画は、どーしても淡々と進行していくからそう思うのかもな。
キーラナイトレイもなんかよくないし。

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ケビタン

5.0全員が聡明、全編が濃密な会話劇。

2020年8月30日
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知的

難しい

はじめに、この作品には「目を見張るド派手なアクション」「ジョークの飛び交うコメディ」などといった要素は皆無に近く、ただひたすら2時間たっぷりと緊張感が漂い続ける台詞中心のドラマ。
テーマとしては、主に政治と報道を軸に、さらに弁護士や警察らも加わり、人間同士の多面的なぶつかり合いが楽しめる。一瞬たりとも集中力を欠けば、そのハイテンポな会話劇に乗り遅れるのが特徴の一つ。
したがって、頭を使わず気張らずリラックスして鑑賞したい方には全く不向き。洋画好きに一定数いらっしゃるアクション好きな方にとっては「退屈で淡々と起伏のない画面」「エンタメ性や盛り上がりがない」と感じるはず。これは作品の良し悪しの問題ではなく、鑑賞に何を求めるか各人の好みの問題なので、是非これを好きと感じるに人に観て欲しい。

もちろん実話を基にしたストーリーそのものが面白い前提で本作品の良さは成り立っている。そのうえで特に伝えたい魅力は、先述したような会話劇において繰り広げられる、主人公をはじめ様々な登場人物による台詞の聡明さ。それぞれの主張や正義が熱く激しくぶつかり合う中で、皆が、この「聡明さ」を絶やさなかった。通訳の方が用いる日本語表現のチョイスも知性溢れる素晴らしいもので、その賜物でもあると思う。
たとえば主人公の女性は、苦境に追い込まれても感情的になるところを最小限に抑えて、あくまでも冷静に相手の話を聴き、考えを話す。責められようとも非難されようとも、決してヒステリックになって泣き叫んだりしない。
誰かが力任せに物に当たったり暴力で争ったりせず、あくまでも主張や正義を「言葉で」正面からぶつけ合うシーンの連続なので、見ていて非常に清々しい。

時系列を含め構成自体も分かりやすく、やはり会話劇だけに集中することができる。

情報をめぐる様々な人々のぶつかり合いを真っ直ぐに堪能したい方、聡明な人と人との濃密な会話劇をじっくりと観たい方にオススメ。

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アサンキリン

3.0作品として

2020年8月30日
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知的

盛り上がりに欠ける
内容はわかる
駆け引きもある程度
しかし、作品として見た場合には
少し面白みに欠ける
知っておくこととしてみるべきではあるし、
戦争犯罪というものを知るのにもいいと思う

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ワイナオ@フロワク@映画おじさんの風呂が沸くまで

3.5シリアスだけでなく、映画としての面白さが欲しい。

2020年8月29日
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大きな権力の欺瞞を暴く、事実に基づいた話 最近そんな映画ばかり見ている。
このご時世、新作の大作がないので、日本人の好きな「本当にあったいい話」をとりあえず上映しているのかと勘ぐってしまう。荒唐無稽な話を見せてくれと思う。この映画の感想には関係ないけど。

個人的には、マット・スミス目当てだ。この人は、シリアスな役でも、なんか手足がヒラヒラした動きでかわいい。ちょっとした目線の送り方とかがチャーミングなんだよな。
マシュー・グードが素敵だった。なんか今までの優男感ゼロで誰かわからなかったけど!素敵な英国俳優を満喫できます。

正義とは何なのだろう。諜報活動が良くて、情報を誘導するのはいけないのか?戦争が起きるから、いけないのか?正義は正義、罪は罪ではないのか?正しければ罪ではない、という考え方は、結局異なる正義の押し付け合いになり、新たな争いを生むだけじゃないか。
個人的にはこの終わり方は、映画としては弱いなあと思う。話変える訳にもいかないんだろうけど。

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三月☆うさぎ

5.0

2020年8月29日
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110本目。
クレア・デインズが出てきそうな作品。
政治には関心も薄く、興味もさほどないけど、政治ものの作品は好き。
自分自身の善悪、正義が分からなくなる。
でもまあ、毒を食らわば皿までよとは思うんだけどね。

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ひで