フェイクプラスティックプラネットのレビュー・感想・評価
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何を伝えたかったのか
分からない作品だった。
現実なのか夢なのか、曖昧に進んでいって
終始、不気味さがあった。
その曖昧で不気味なところが何気に好き。
何にも解決、解明出来てないけれど
シホは今を生きる、事を決意。
偶にはこういう作品観るのもありかな
よく分からないけれど、皮一枚分で生と繋がってた。
前を向ける気力が湧いた。
その不格好さが好きなのかな〜、よく分からない。
私はお友達の優子が1番怖かった。笑
ネカフェ暮らし
製作・脚本・監督の宗野賢一さん、しかも予算は自身の貯めた300万円というから相当の思い入れの自主制作映画ですね。インタビューでYoutubeのネカフェ暮らしの貧困女子のドキュメントを観て触発され、そんな女子を主人公にしたドラマを創りたくなったそうだ。タイトルからも扇情的で欺瞞に満ちた現代への憤りの様なものを感じます。
社会派ドラマ的ではありますが中身は曖昧、自分に生き写しの失踪女優をサスペンス調の軸にして観客の興味を繋いではいますが二人に何も繋がりは無かったようです。
如何わしい占い師や夫殺しの老夫人など胡散臭い登場人物で味付けしていますが大した山谷はありません。
ネカフェ暮らしなんて、野宿やホームレスよりましなものの悲惨ですね、まあ、破たんした人生の仮の雨宿り先くらいにはなっているのでしょう・・。
一方、世界に目を向けると内乱や戦争で家を失い国を追われ、異国の難民キャンプでその日暮らしという報道も耳にします。簡単に解決策は得られないものの、とてつもない無力感に苛まれます。この星はフェイク・プラスティック・プラネットなのでしょうか・・。
材料を持ってきたのに調理しないの?構えだけ優等生のB級映画
フライヤーを見かけたときからすごく気になっていたので、自分が悪いっちゃ悪いんだけど、ちょっと肩透かし。
土台が良くできているけど、その土台を生かしたモノを盛り込めなかったように思う。SF展開とメッセージ性は分からなくもないんだけど、尺がどう考えても足りてない。モヤモヤってするし、混沌としすぎてて置いていかれた感じはある。
とはいえ、山谷花純のポテンシャルは十二分に堪能できた。むしろ、彼女がイチから築いたようにすら思える。あまり聞かないけど、確かに商業映画でキャスティングされる理由が分かる。
気兼ねなく引いたB級映画、みたいな立ち位置に置いたらたぶん収穫はありそう。観て後悔はないけど、観なくても良かったであろう作品。
年に数回見たくなる
独特な世界観な映画
オチとか自分には理解できない事が多かったがおもしろかった
終盤の夢と現実が交錯したような世界観は見ていて惹かれた
あの人殺しのおばあちゃんのシーンはすごい好きだけど何を表していたんだろうか
どれが嘘なのかわからなくなったし、この物語自体もフェイクなんじゃないかと思うほど
主人公が立ち直るのが割とすぐで、え?ってなったけどまあいいか
心残りは多いけど好きな映画
平成4年4月9日は誕生日、そして厄年
主人公の女優さんのPVなのだろうか、彼女のファン以外は今作品の目新しさは殆ど感じない仕上がりに感じる人もいるかと思う。かくゆう自分も然りだ。貧困により風俗に身をやつさざるを得ない対人恐怖症の娘が、常宿にしているネットカフェの同じような環境の“住民”と啀み合い、汲々とした荒んだ生活の中、客からのある往年のアイドルとの相似を言われる。奇しくも同じ年月日に失踪と誕生も相俟って、輪廻天象又は本当の親子だとただならぬ運命を感じた娘は、天涯孤独の寂しさからの逃避をするように、失踪した女の行方を気にかける。都合良く情報がもたらされるがどれも彼女の願いとはかけ離れた事実(唯一存在の家族写真は無関係、故に母親は間違い 失踪したアイドルが母親かと信じたがそれも違う)のみ。 謎の集団に襲われ逃げたが、途方な心の落ち込みは、娘を自殺へと駆り立てる。 しかし周囲の励ましの声がその寸前に脳裏をかすめ、彼女を踏みとどまらせ死神を追いやる。そして娘は憑物が取れたように、人生に於いて悲観的な気持を脱ぎ捨て孤独感からの脱却と、新しい生活に積極的に一歩踏み出す、「今を大事にする」の言葉を胸に・・・という粗筋だ。ストーリー展開的にもストレートで外連味はない。謎の集団自体がスパイスかと思いきや一切これについての回収はない。娘が気持を切り替える“マクガフィン”としての装置に過ぎず、連れ添った夫を殺して車に運ぶ妻の手伝いをしたりとか、非日常な内容が立て続けに起こることによる、思考能力の処理負荷により、精神が異常を来すことで頭の中で信じていた世界の転覆を図らずも可能にしたという落とし処ではないだろうか。
全体を通して悲壮感が無いから共感性が持てないことや、フードを最初は被っているがラストは被ってないという分かり易い演出の安っぽさといい、鑑賞の対象年齢が低く抑えられているのではないだろうかと思わせる建付けである。運命や因縁といったものに縛られずに、自分の意思で進むこと、そして目に見えることは大事な事じゃない、もっと心を開くことで周りも手を差し伸べてくれるという、劇中にもあった、宗教的、又は道徳的なテーマが散りばめられていて、学校教育の一環作品かと思わせる内容である。
何の衒いもない直球的内容は、昨今の複雑的映画内容へのアンチテーゼかと訝しるが、訴えたいテーマなのであろう。自分には全く響かなかったが・・・
同じ誕生日の自分としては期待したのだが、これも又運命や因縁を感じてしまった罪なのであろうかw
映像や照明等含め演出が上手いと思った。映画っぽいという言い方がしっ...
映像や照明等含め演出が上手いと思った。映画っぽいという言い方がしっくりくるが、脚本は少し?な印象。でも個人的には嫌いじゃない作品。
嘘だろ~
幼稚園の頃に母親を亡くし、中学生の頃に父親も亡くした1992年4月9日生まれ25歳でネットカフェに住むデリヘル嬢の話。
盲目の占い師に25年前に占ったと言われ、自身の生まれた日に失踪した女優とそっくりと言われる流れから、母親にそっくりな人が見つかってと何だかファンタジーだったり生い立ちに関するサスペンスだったりな流れだけど…。
研究所だとかクローンだとか親のこととかあれだけ振って、更にはどこで調達したんだよというオバチャンの件に魔女がどうとか。
色々と全部どうでも良くて、とりあえず身寄りのない寂しさを抱えた女性の成長物語?それだけ?
回収しないなら、もう少し含みを持たせてニヤリとさせてくれても良かったんじゃない?と感じた。
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