劇場公開日 2020年12月25日

映画 えんとつ町のプペル : 特集

2020年12月7日更新

大人も泣ける大ヒット絵本が映画化?
油断して観てみたら、仕事を忘れ本気で泣いた
2020年を締めくくるには最高の映画だった件

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編集部より

大ヒット絵本を3Dアニメ映画化した「映画 えんとつ町のプペル」が、12月25日から公開されます。先に言っておきますと、この特集記事は主に、本作の宣伝プロデューサーによる言葉でつづられています。

本来の特集は、編集部が企画構成・文を担い、作品の魅力などを紹介する記事を制作します。ですが今回は、あえて編集部の目ではなく「宣伝プロデューサーの目」を中心に構成することにしました。

通常はあり得ない手法を選択した理由は? それは、宣伝プロデューサーと打ち合わせを重ねるごとに、彼の本作への熱意に私たち編集部の心が動かされ、「早く見たい」と強く思ったからです。特集の最大の目的は「この映画を見たい」と読者の心を動かすこと。したがって私たちは、今回に限っていえば、宣伝プロデューサーの思いが最も強く読者の鑑賞意欲を刺激するはずだと判断しました。

というわけで、「絵本にもお笑いにも関心がない自分が『プペル』にとことん感動してしまった」という文章を書き下ろしてもらいました。彼の熱意、そして原動力となる“映画への感動”を知れば、あなたはきっと、本作を見たくなる。(企画構成:編集部/文:「映画 えんとつ町のプペル」宣伝プロデューサー)


宣伝プロデューサーは語る

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約2年前に仕事のオファーをいただいた「映画 えんとつ町のプペル」。絵本が原作の、いわば“王道すぎるエンタメ”だ。映画宣伝歴20年超の私は、これまで絵本原作の作品にほとんど携わってこなかったし、「プペル」についても知識はなかったため、「自分とは縁遠い。見ても、刺さらないだろう」と思っていた。

しかしひと足先にラッシュ(完成前の映像)を鑑賞すると、これがなんと、号泣してしまったのだ。鑑賞前は「子ども向けの絵本でしょ?」と、だいぶ油断していた。ところが、先の読めないストーリーに驚き、そして王道の展開で感動の渦へと観客を導く――ピクサーやジブリ作品を彷彿させる“作品の品質”に驚かされ、そして涙させられてしまったわけだ。

そういえば、2020年はコロナで大変で、映画を観て泣いていなかったかも。この感動で、激動の1年を締めくくるのもありだな、とふと思った。

高い壁に囲まれ、モクモクと立ち込める煙のせいで空も見えない“えんとつ町”が舞台。友達もいない孤独な少年ルビッチと、ゴミから生まれた“ゴミ人間”が、希望や夢がはじける大冒険を繰り広げる――。


【予告編】まずはこれを見てほしい――信じる勇気が、未来を変える 感動の冒険譚!

【作品概要と魅力】心温まり、胸に希望があふれる――
感涙必至の大ヒット作、とてつもない“絵力”で映画化

アニメーション制作はSTUDIO4℃。「海獣の子供」などで知られ、世界中にファンを持つ職人集団だが、彼らがたどり着いた世界観はまさに“必見”。その緻密な映像の圧力に圧倒された。


[世界観]煙に覆われた“空のない町” 星を信じる少年は、冒険にゆく

まずはあらすじと、世界観をご紹介。煙突だらけの「えんとつ町」は、そこかしこから上がる黒い煙に覆われている。住人たちは青い空や星が輝く夜空を知らず、「この世界は煙だらけ」と思い込んで生活していた。

当然空がないから、人々は空を見上げることもしない。

煙突掃除の少年ルビッチは、周囲から笑われながら、孤独に暮らしている。亡くなった彼の父は、生前に「黒い煙のその先に、光り輝く世界がある」と信じ、それを紙芝居にして子どもたちに伝えていた。結果「そんなことあるものか」と嘘つき呼ばわりされていた……それでもルビッチは、父を信じた。ルビッチだけはいつも空を見上げ、星を探し続けた。

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ここまで説明すると、観客はきっと「星を信じた少年が、最後に星を見つける感動物語なんでしょ?」と想像するだろうけど、それは大間違い! ハロウィンの日に突然現れたゴミ人間のプペルとルビッチの出会いのシーンは、まるで「インディ・ジョーンズ」。ノンストップで、いきなり心を掴まれるアクションが展開されるのだ。

「絵本の映画化に興味薄」と思っていた人も、先の展開が気になるでしょう? さらにはえんとつ町にはある陰謀が隠されていて……それが見えてきたあたりで、「おや? これはどうやら子ども向けじゃないな」と気づくはず。国民に知られたくない真実を隠す政府や、格差社会や貨幣価値の話題まで展開していく流れは、もうびっくりの連続。星を見つけて終わりの話じゃなく、信じ続ける勇気が、実は政府の陰謀をも暴くという奥深いエンタメだった!

互いを信じ合って飛び出した2人は、やがてえんとつ町に隠された驚きの秘密を知ることに。そしてルビッチが周囲の悪口にめげず、父や夢や希望を信じ続ける姿に、私はうっかりというレベルではなく、本気で泣いてしまった。事前に脚本を読んでいて物語は知っているのに、マジで泣いた(もちろん個人差はあるので、あしからず)。

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[評判]「見たら絶対に驚く」 こんな映像見たことある? ハリウッドに匹敵するクオリティ!

2Dの絵本のあたたかさを生かしつつ、3Dにして動かしている。こんなの、今までありそうでなかったな。これは誰のこだわり? 見れば納得「鉄コン筋クリート」や「アニマトリックス」で世界的に評価され、世界中にファンを持つ職人集団「STUDIO4℃」だ。「海獣の子供」では、第92回アカデミー賞の長編アニメーション賞にエントリーされていた。

日本のアカデミー賞じゃなく、アメリカのアカデミー賞。残念ながらノミネートは逃したけど、間違いなく、本作は狙っていると思う。リベンジ熱、感じました。

すでに予告編を見た海外のバイヤーから、多数の問い合わせが来ているとか。そういえばパリのエッフェル塔で絵本版「プペル」の展覧会を積極的にやっていたから、すでに海外にもファンがいるのだろうか? まさに作品は世界を超えるんだな、と改めて実感した。

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[豪華]声優に窪田正孝×芦田愛菜! 音楽にHYDE、注目歌手ロザリーナ!

ファンタジックな物語と映像だけでなく、キャストや参加ミュージシャンの名を見るだけでも、ワクワク感がすごい。ルビッチ役には、天才子役から成長を遂げ、いまや一流女優への階段を着実にのぼっている芦田愛菜。「星の子」主演に続いて、星を信じる繊細な少年を巧みに表現している。実力はもう、プロの声優レベル。

さらにゴミ人間・プペル役には、NHK連続テレビ小説「エール」に主演した窪田正孝。先日解禁した予告では、「え? これ窪田くんなの?」と話題になるほど、めちゃくちゃハマり役だ。ゴミ人間にハマるって、ある意味すごい。ほか、立川志の輔、小池栄子、伊藤沙莉、宮根誠司、國村隼らも参加している。

音楽もまた豪華。オープニング曲は、「L’Arc~en~Ciel」のHYDEが担当。プペルの誕生日であるハロウィンをテーマにした楽曲を歌い上げ、冒頭から観客の心をつかむ。そしてエンディング曲は、注目歌手のロザリーナ。彼女の迫力と美しさを兼ね備えた“天性の歌声”は、観客を“ここじゃないどこか”に連れ出してくれそう。エンディングでバリバリのタイアップ曲を当ててこない感じも、夢から冷めない感動の一部を演出してくれたんだと思う。

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[原作]すでに55万部超(2020年11月現在)の大ヒット絵本…企画は「キンコン」西野亮廣

原作絵本を手掛けたのは、「キングコング」の西野亮廣。彼の名前を聞いて、「そうなの?」と思う人も多いのでは? 私もその1人だった。

そして、西野さんのことは好きでも嫌いでもなくニュートラルに見ており、絵本に関しては「芸人が片手間で書いた絵本でしょ?」くらい舐めていました。ところがどっこい、調べてみると出てくる出てくる、もはや芸人じゃなくてビジネスマンじゃん、というエピソードの数々!

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近畿大学の卒業式をとらえたYouTubeの動画は、1000万再生もされていて、「スティーブ・ジョブズか!?」と驚かされた。芸人から現在へ、そんな彼の変貌を快く思ってない人も多いようで、いまだにアンチがたくさんいる。しかし物語を思い返すと、希望を信じ続けたルビッチと、何を言われても信じる道を諦めない西野さんの姿が重なって見えた。

正直、当初は特に関心がなかった私ですら、西野さんの8年間の努力の成果は尊敬しかない。何しろ映画がもうすぐ出来上がるのだから、アレやコレや言ってた連中も認めるしかないと思う。このガムシャラに夢を実現していくまっすぐな生き様、嫌いじゃない。


【レビュー】仕事で強制的に興味を持ち、
絵本も読んでなかった僕が、ついに試写を観たら号泣
しかも、自分の大好きなやつでした

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作品の概要を紹介してきたが、ここからは本編への感想だ。シークレットの試写会で、ついにラッシュではない本編を見た。「あくまでも完成前の段階です」と前置きされていたが、鑑賞して最初に感じたのは、「これで完成で良くないですか?」という率直なツッコミだった。

創出するのに、どこまで時間と手間をかけるのか? クリエイターに本当に頭が下がるクオリティだ。課題を見つけてひとつずつクリアしていく感じは、まさに究極の探求。改めてアニメってすごいと実感した。

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仕事で本作に触れる前は、絵本もアニメも西野さんにも無関心の私だったが、1年を締めくくる最高の映画を見たな、とジーンときた。今年1年、我慢していた何かが、心につかえていた何かが、スッと消えた気がする。

時々、宣伝で「今見るべき映画」というワードを打ち出したりするけど、本作はまさに、2020年の最後に見るにはハマりすぎるくらい良いのだ。1人でも家族とでも誰とでも……相手を問わず一緒に見られるところも良い。

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私が泣いたポイントは、「ルビッチが周囲に叩かれるシーン」だった。あれはまるでSNSで炎上し、なんでも白黒つけたがる今の世の中の空気を感じ、心にグッときた。そして“元”友だちのアントニオくんの存在。友だちじゃなくて、“元”友だちというところが肝心だ。彼にはもともと夢があったけど、周りに同調して夢を諦めて生きることを選んだ1人。だから夢を持つものは許せないと思っているのだ。

なんだかんだと折り合いをつけて大人になってきた“自分”を見ているようで、いろんなことを考えさせられた。本作鑑賞中、私はいつしかルビッチを「頑張れ」と心から応援してしまい、夢を達成した時には大粒の涙が流れた。「ありがとう」とも思った。

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でも、それだけでは終わらない、映画的要素や展開も待っている。読者の皆様には、それは劇場で確かめてもらいたい。私も劇場に行き、お金を払って“完成版”をもう一度見ようと思っている。

最後に。関心が薄かったり、期待していない人が劇場へ見に行っても、絶対に損しない作品だと断言できます。PRの特集記事なので、宣伝文句を並べることもできるのですが、これは、嘘偽りのない本心です。

宣伝マンが仕事を忘れて夢中になれて、「関わっていてよかったな」と心の底から思えて、ついつい本音で語りたくなる作品が、時々あるのです。騙されたと思って、ぜひ劇場へ足をお運びください。きっとハッピーな気持ちで1年を締めくくれると思います。

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最後に、一般の観客に向けた試写会を実施した際に、寄せられた感想の一部をご紹介して特集を締めくくります。どれもこれも、「大切な作品」になったことが手にとるように伝わるコメントばかりです。


30代/男性
めちゃくちゃ泣きました。今年みた映画で、今までの人生で一番心に残った作品でした。正しいことを言って叩かれる友達を応援したくなりました。

20代/女性
ただ、楽しむだけじゃなくて勇気をもらえたり、諦めずに頑張ろうって思えたり、キャラクターに感情移入して自分ごとのように思えたり、感情を揺さぶられる、そんな映画でした。

30代/女性
壮大な演出! 綺麗な絵! 音! ストーリー! 非難されたこともあるし、非難しちゃったこともあるし、どちらの立場にも共感があって涙が止まりませんでした。最初から最後まで鳥肌が立ちっぱなし。

20代/男性
子供からおじいちゃん、おばあちゃん全世帯で楽しめる作品!! コロナ禍で世界が下を向いてる中、プペルを観ればみんなが上を向ける!!

50代/女性
見たことのあるストーリーだと思った。そりゃそうだ、これは私の物語、私たちの物語なんだから。ラストの父親の深い台詞に、強く胸を揺さぶられた。

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