映画 えんとつ町のプペルのレビュー・感想・評価
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何がしたいかわからなくて不気味、惜しいシーンも多い
まず展開なのですが
ミステリーなのかギャグなのか友情なのかがごっちゃになってて互いが互いを殺してます。
開幕の謎ダンスがマジ謎、不気味すぎてパプリカ思い出した、平沢進のパレード流したくなった。
プペルを助けるシーン、割とピンチで焦らなきゃって局面で何故かギャグ調。
トロッコのシーン(ここも普通にピンチ)もギャグ調(というかネプリーグ意識したやろ、冷めとるで)
と思ったら後半は日常やらシリアスな展開が続くので「最初の空気感なんすか」となる。
まあその後半も色々おかしくて
後半は展開、セリフ、導入歌がもうなんか変でした。
プペルとルビッチが仲違いするシーンでルビッチが一方的に暴言を放って、プペルはなんと!
「ルビッチ…違うんです…」
…
♪(導入歌)
😃❓
追いかけたりとかしないの?と疑問になる中の導入歌なので感情移入できないなと。
その後も
プペルの正体は実はあの人でした!
(導入歌)
(わかる人はわかるかなあ、この導入歌の入り方アニメダイナミックコードみたいなんよ…)
割と泣けそうだったんですけどこの導入歌のせいで泣けませんでした。
導入歌中はセリフ0ですが、セリフがなければ「ここの王道セリフ素晴らしい!」とか「ああ!そう言うかぁ!!」とはならないんですよ。0に何かけても0です。
プペルもプペルで、最終盤
飛行船に絡まった爆弾を何とか外そうとしているルビッチがピンチだぞ!記憶が戻った今のプペルならルビッチを助けれる言葉を言えるはず!
プペル「……………」
…なんか言えよ
と言いたくなるシーンがあったりもしました。
キャラの掘り下げも微妙でした。
ルビッチとプペル以外名前覚えてないです。
でも母親は好きなキャラでした、父親も。
最初でプペルを助けてあげたあの女の人は何者?過去に何があった?
星詠みの女の人はなんなの?唐突に処刑されたけど(しかも政府幹部の口頭説明でさらっと)
あの太っちょももう少し掘り下げて欲しかった。
良いシーンもありました、プペルの正体がわかるシーンや、なぜえんとつ町ができたのかなど。
特にえんとつ町ができた理由を聞かされるシーンは熱くなりました、しかもそれを説明するキャラがあの前半でギャグしまくってたあのキャラだったわけですから熱くならない訳はありません(だとしても最初のギャグ調はやりすぎ)
エンディングですが…正直歌がダサく感じました。
これをカラオケでは歌いたくないです。
それだけでなく、訳の分からない船の設計図のアニメーションだったり、左にスタッフロール右にアニメで流れててスタッフロールが見えにくかったりとここでも不満点が出まくりました。
初めてから終わりまで変な印象を与える映画でした。
率直に、とても深い映画だと感じました。
夢や目標を持って頑張っている人、やりたいことがあるのに反対されている人にぜひ見ていただきたいです。主人公のひたむきな姿勢から、こうなんだ!という想いをシンプルにどこまでも追いかけることの大切さを思い出しました。また、個人的に印象深かったシーンは、歴代の王様の写真がずらっと出てくるところでした。個人も組織も初心を忘れず、本来の目的に即して存在し続けていたいものですね。
残念の一言。
絵本を読まずに観に行ったせいなのか、始まりから空からなんか落ちてきていきなり踊り出して話がよく分からないし、無理やりだし、え?何でこここーなる?父ちゃん息子の前で喧嘩しといて速攻負けるんだ。線路から落ちるだろ。みたいなシーンも多々ありました。薄っぺらいです。HYDEの歌や絵は良いものなのにとても残念に感じた映画でした。
もっと評価すべき作品
評価がけっこう酷かったから正直期待はしてなかったが実際退屈事もなく最後まで見れた。
差別問題や環境問題、中央集権の社会、都合の悪い事はひた隠しにするメディアなどに対するかなりメッセージ性を上手く物語にしたなと思う。
単純に作品との評価というよりは西野さんが嫌いな人が多いのではないか。
どんな売り方しようがマーケティングなのでこの手法は新しいビジネスモデルだと思う。
アニメーションの質は鬼滅と比較すると確かに劣るかもしれないがストーリーや世界観をよく表現していてクライマックスのシーンもすごく綺麗。
キャラもダンさんやモグラ、アントニオ等いい味出してるしところどころにギャグ要素が散りばめられてるのも流石元芸人と思います。
悪役って悪役がいなくて割とみんな良い奴だったのはちょっと盛り上がりにかける。
プペルがオヤジと被るシーンやプペルがブレスレットを一緒懸命探していたのに臭いと言われるシーンや母親が息子に対して応援するシーン等感動できるシーンは沢山ありました。
最後は強引にこじつけた感があるが全体的に上手くまとまったと思う。
実際このえんとつ町は日本のように思った。
他の人と違う事や思想をもつと変人扱いする社会。
多数派が正しくでる杭は打たれる社会。
子供ができたら是非この映画を見せて自分の人生やりたいように信じた道を歩いてほしいと思った。
元芸人としても一個人が作った最初の作品と考えると末恐ろしい。コロナ禍だったり鬼滅と被ったりタイミングが悪かった。
家族で期待していたのに残念
家族5人でお正月に観に行きました。
前評判がよくて楽しみにしていましたが、よくあるストーリーという感想。
ネタバレになりますが…
普通の大型船が、何故気球で飛ばせるくらい軽いの?などと気になってしまい、いくらアニメとはいえ設定が荒いので、マイナス1ポイントになりました。
面白かった!けど…
家族愛、友情愛もあり感動した。泣けた。
心を揺さぶられる良い作品だと思う。
映像も綺麗で、アクション映画のようで
退屈することなく最後まで観れた。
ただ、途中途中でディズニーを思い起こすシーンもあり時々あれ?っとなった。
始めのゴミ収集で焼かれそうになる場面はトイストーリーを思い出したし、最後の無煙火薬を飛ばすシーンはカールじいさんを思い出した。
あと、クライマックスで
父ちゃんの紙芝居風のセリフがちょっとくどく感じてしまい若干冷めてしまった、、。
別に辛口コメントをする気はないが
背景も台湾ぽかったり中国ぽかったり、
キャラクターがやたらブサイクだったり
西洋、アジアごちゃまぜな感じで
いまいち世界観が定まらなかった。
とはいえ泣けるし心に響くものもあり
いい映画だと思う。
※鬼滅は3回観たけど
これはリピートしないかなあ
西野さんを本気で応援するならきちんとした評価を!
私は西野さんの大ファンです。
ですが今回の映画公開では看過出来ない部分が多々見られます。
まず、宣伝についてですが、サロンによる信者ビジネスのマーケティング戦略で動員数を稼ぎ、信者によるイメージ操作を多数のサイトやSNSで行うことは、彼の好感度と映画のイメージを地に落としました。
彼のやり方はビジネスという側面では面白いのですが、それによりゴリ押しされた当の作品には本人や信者が熱く語るほどの力もなく、低評価を許さない信者側の同調圧力には一般層が近づきがたいイメージを生み出しました。
結果、この映画は大変評価の分かれるものとなりました。
この評価の分かれ方を信者たちがまた「アンチによる嫉妬」とか、「夢を否定するマジョリティの圧力」と呼ぶ滑稽さは、自らを省みない哀しみを感じます。
(奇しくも映画内に悪役として登場する異端審問官に彼等自身がなってしまっています。)
そもそも、西野さんがこの作品に込めたメッセージは、自身が見た夢をことごとく否定された過去の体験から来ていますが、思うに夢を否定されたのは今回のような西野さんのやり方や高圧的態度、人を下に見るナルシストな彼の性格が敵を作り出すことにあると思います。
そしてそんな自分から目を背けて、周りを高い壁で囲った城の中で作られたこの作品に力がないのも当然といえば当然でしょう。
作品についてはいずれ世論が正当な評価を下す日が来ると思いますが、
映画のツッコミどころはあまりにもたくさんある為箇条書きにします。
以下、ネタバレを含みます。
・映画の途中、突然この町は海に面していることが分かる。→海上の星は?そこまで隠されてるのか?そんなことは可能か?
・ストーリーがラピュタの劣化コピーであるが、主人公ルビッチにパズーのような人間力や努力が見られない。(えんとつに登って空を見てるだけ。一方、パズーはシータが降りてくる以前から飛行機を作っていたり、海賊に入ってシータを守ろうとしたり、その後も様々な努力と自己犠牲をする。)
・ルビッチは夢を周りに悟られないようにしている。しかしたまたまゴミ人間が口を滑らせてルビッチの夢を周りの人に言ってしまった結果、ゴミ人間と絶交。(あと、いくら洗っても臭いという理由もあり。)→ひどいw
・物語を自分の力で動かそうとせず他力本願であるルビッチは、ただのカラクリ人形にしか見えない。
そしてまた、そのカラクリを動かすためにさらなるカラクリが固めた浅い物語という印象を受ける。
・そもそも父親がルビッチに信じろと言う、「空に星があるという事実」だが、空に星があるという「夢」は、父親が居酒屋で出会った炭鉱夫から聞いた話。この終盤に判明するあまりのペラペラな背景に失笑。(パズーの父は自分でラピュタを見たことがあった。)
しかもその夢を盲信して船で外海に出ようとした父は無駄に命を奪われる。
(車椅子の妻と幼い子供を残して夢にしがみつき、無駄死にするバカな父親という印象しか残らない。)
・異端審問官たちが弱い&リーダーが物言いたそうにしているが、特にこちらのリーダーも積極的な行動をしない。
・気球で空へ行くが、なぜ絶対的に空を隠し閉鎖されてる町に気球の概念がある?(歴史的に情報を制限され必ず検閲されているはず。)そしてそんな事が子供に可能なら、とっくに誰かがやっててもおかしくない。
・太陽光を遮られているわりには食糧が豊富であり、資源も不思議と枯渇していない。そして気候も安定している。そんなのおかしくないか?→町の人がさほど不幸そうではないのに、ルビッチは、空の煙をふきとばし町の人に星空を見せるんだ!(つまり新しい時代を作る)というのはなんだか一方的な感じもする。
・そもそも星があると我々観客は知っているから、ルビッチの知識は最初から正しいのだと分かっている→だから物語内で証明されたところでこちらは驚きもしないし、星あると信じる人VS星はないと信じる人々のこの戦いは出来レースに見える。
さらに演出などを含めたらもっと言いたいことはありますが、キリがないのでここまでにしておきます。
矛盾や違和感をファンタジーだからと言ってしまうのは簡単ですが、全ての物語は嘘である前提で作られているものです。
しかしその嘘を許せるケース、許せないケースがあります。
やはり物語が観客を引き込み、嘘に騙されても良いと思うほどの力で我々観客を楽しませられていないことに尽きるのでしょう。
この作品の伏線は次回作で回収されると仰る方もいますが、次回作は作られるのでしょうか?吉本興行がバックにいなくなったいち個人に、一流のアニメーション会社が手を貸してくれるでしょうか?
出来なければ、ただの矛盾だらけの作品で終わります。いやそもそも伏線が今作で回収できていないことに問題ありなのですが。
ファンは西野さんの話や副音声付き上映や本で情報を総動員して楽しむのでしょうが、そういう信者しか楽しめない構造になっていることがおかしくないでしょうか?
西野さんが個人的感情で自省せず作り上げた自叙伝がプペルであるなら、この物語には彼の積年の恨みが詰まっています。
日本中からバッシングを受けた過去や芸人仲間達からバカにされた過去、このような怨念の詰まった作品に本人とファンが偏愛を示してしまうのは当然ではありますが、ここで良しとしてしまっては西野さんの今後の成長はないでしょう。
なので、私はいちファンとして、彼の今後に期待する意味でも、評価を操作するような真似はせず、きちんと評価をしました。
この作品になんの違和感も覚えず高評価を繰り返すのは、むしろ彼の足を引っ張る行為であり、才能を潰す愚行だと思っています。
西野さんは様々な窮地を脱してここまで来た不屈の男で、生き様は誰よりも「芸人」であり、口だけでなくそれを行動や作品で表現し、泥を被りながらも実行するメンタルの持ち主です。
彼の生き方そのものがエンターテイメントだと思います。
私は西野さんが必ずこの挫折という伏線を回収してくれる日が来ると思っています。
これからも彼の行動から目が離せません。
西野さん頑張ってください。応援しています。
追記。hydeのハロウィンパーティと最後のエンディング曲は頭に残るし良い曲です!あと4℃の映像美も素晴らしかったです。
前評判の割にはつまらない
前評判もよく楽しみして観に行きましたが、期待外れでした。期待値をあげすぎたのはあるかもしれません。結論、映画館でわざわざみないでよかったかなと。『君の名は』が面白くてその後、『天気の子』をワクワクしながら観に行った時と同じ感覚になりました。
煙突まちが出来上がった背景まで細かく描かれており、レター家にもそれなりの正義があって一概に悪役とはいえない設定など興味そそるシーンもありました。ただ、展開としては子供向けで、ヒーローがヒール役を倒して星を見せて盛り上がるだけのシンプルな構成でした。
エンドロールで船で外界を旅しているルビッチ達が描かれていますが、その状態がハッピーエンドなのか?中央政府に見つかり争いの世界に巻き込まれないか少し心配になりした。
ただ、子供目線で見ると楽しめるかもしれません。キャラクターの喜怒哀楽も分かりやすいので
話題性もあり、「〇回泣いた!」的発言もレビューとして多かったので、...
話題性もあり、「〇回泣いた!」的発言もレビューとして多かったので、
久しぶりに映画館へ中1の娘と一緒に見に行きました。
感想は、総じて面白くはなかった。
但し得るものもあった。
絵は抜群に綺麗。音楽も最初のハロウィンパーティと最後のプププペルは耳に残っていて悪くはない。但し時折入る挿入歌は『君の名は』程のシンパシー感もなく微妙。
演出は凝っていたと思う。特に物語前半はハロウィンの世界観的遊園地アトラクションを次から次へと乗るが如くの展開で描写は凄かった。が、その前半あたりで実は最も楽しみにしていた西野氏の描くファンタジーな世界観が、リアルなハロウィンコスプレの延長線上ぐらいの世界で、絵として作りこまれているとは思ったが、ラピュタやナウシカを初めて見た時のような目新しさは感じないし、驚きもなかった。
そして肝心のストーリーも多少の事件はあるものの、結局はネタばれしている「主人公達が綺麗な星空を見る話」であり、後半はその星空をどうやって見るの?と若干じれったかった。
結局は、皆に嫌われて殴られているにも関わらずそれでも人にずっと優しいゴミ人間の温かみや、周りから異端扱いされたお父さんがそれでも息子には信じることの大切さを託したかった想いや、夢を否定され続けたルビッチが夢を諦めさせられる事への怒りを爆発させる最後のシーンなど、文章で書いていても泣きを誘うようなエピソードが星の如く散りばめられた映画で、且つ演者も良かったので泣きたい人にはいい映画なのかもしれない。
ちなみに特段泣きにいこうとしていない色眼鏡無しで見ていた娘もプペルがお父さんなの?というシーンではウルっときたと言っていた。逆に泣きを全く求めていない人には「ここで泣いて!」とのシーンが押し付けられているかのようで「泣きテロ」的に感じられるのかもしれない。
ここからがこの映画を見て私が得た気付きなのですが、結局、物語のラストが「星空を見ること」とネタバレしているストーリーでは「この後どうなるの?」という面白い映画・ドラマ・アニメ特有のハラハラドキドキ感がないし、ラピュタのムスカはもちろん、魔女宅のオソノさんの無口な旦那さんにも劣る程に、キャラクターがたってこない台詞の羅列がキャラクターの個性を生まなかったと感じた。つまり、ストーリーもキャラも魅力的ではなかった。
とにかく台詞とやり取りが面白くなかった。(ここでいう「面白い」は笑いだけではなく、ウィットに富んだ台詞の言い回しやしぐさや行動、視聴者が行間を読む面白さも含め)つまり視聴者が「このキャラは今こんなことを思っている?考えている?」と想像する余地もなく、直球ですぐさま台詞が返ってくる。しかもまっとうすぎる台詞で。
思えば色々と映画を見てきて、面白い映画ってその場面場面でそのキャラが何を言うのか?
どう行動するのか?に注目したし、視聴者として予想していなかった台詞が発せられた瞬間の台詞がそのキャラの決め台詞になったりもする。
台詞の間と言い回しが名作を名作たらしめたことを、この映画で理解した。
ちなみにさらっと思っていたのが、星を見るはルビッチの夢であって街の人達の夢ではない。
特段みんなが煙突町を嫌っている描写もなかったし、星空をそこまで見たいと思わない住人も中にはいただろう。「大きい家に住みたい」「金が欲しい」「あの子と結婚したい」「チワワ飼いたい」「次のハロ衣装でトップ!」などの夢を持つ、煙モクモクの街でもOKみたいな住人には、星があると主張する他人のルビッチのことはどうでもよく、ノリで馬鹿にしていた奴もいただろう。
そして星空を見て「へえあったんか、まあどうでもいいけど」的な奴もいるのでは?と、この世界の設定ではあり得る話かと思った。腐るお金も魅力的だし、煙突町も綺麗だし、煙の公害も然程ではなかった感じだし。だからラストの星空シーンで泣きを増幅させる意味では、煙突町をもっとみんなが忌み嫌う町として描くべきでは?と思った。
長々と書いたが、つまりは「ウルっとくる」が詰まっていて、
遊園地のアトラクション的に描写にこだわった綺麗な映画。
ただ残念ながら、物語もキャラクターも世界観もジブリやディズニーには及ばない
「泣き=感動」を履き違えた映画で、本質的にストーリーに面白みがない映画。
というのが私の総評です。
そして、こういうストーリーならやはり絵本でいい気がします。
無理に映画にする必要はないかも。原作をガラッと変えるなら別ですが。
誰もわかってくれない夢
いい話だとは思うんですが、面白くはなかったな。私がアラフォーだからかな、天外者では号泣したんですけどね。『誰もわかってくれない夢』と部分では共通してるけど、その夢が自分本位か、人の為か、という部分が違うのかな(自分本位がダメというわけじゃないけどさ)
船が飛び立つところは良かったです。
絵本と別物と思って観るべきですが、今観るべき映画です。
まず、原作の絵本を期待して観に行くと多分、微妙な映画だと思います。
何故なら、これは「えんとつ町のプペル」の皮を被った風刺映画だからです。
えんとつ町を覆う煙が何を指しているか。
これは私達の周りにあるテレビのニュース等といったマスメディアよって作られた「常識」です。
例えば、
「コロナウィルスなんて、ただの風邪だし、マスクもしないし、自粛なんてしない」
「トランプ大統領は最高の大統領だね」
って人が周りにいれば不快感を持つはずです。
何故って?
「コロナは怖い」
「マスクをして、ステイホーム」
「トランプは恥知らずの悪だ」
って皆がそう言っているからです。
毎日、ニュースで偉い人達やキャスターが深刻な顔をして繰り返し伝えていますから、それが私達の常識なんです。
「でも、トランプ大統領は1度も戦争をしなかったんだよ?」
たまに違うことを言う人は変わった人です。
この国の異端審問官によって「陰謀論」や「Qアノン」だとかいうヤバい奴レッテルを貼られて、皆から避けられます。
実際にアメリカでは、トランプ支持者の人が仕事を解雇させられたりと苦しい思いをしています。
そして、日本ではマスクをしてなきゃ非国民です。剣道部では息苦しい防具の下に更にマスクを着けて激しい運動をします。
普通に考えてコロナの前に酸素欠乏症になります。
こんなおかしな話なのに誰も何も言いません。
えんとつ町は今の私達の世界だと思います。
これを5年前に考えていたとしたら西野さんは、ただもんじゃありません。
今だからこそ、観るべき映画です。
飛び出す絵本のような・・・
飛び出す絵本のような映画。
原作からここまで膨らませたらなら、映画化の値打ちがある。
単品で観るなら、決して悪い映画ではない。
ただ、対象年齢がよくわからないのが残念。
大人も子供も楽しめるを目指した結果、あまりに言葉が多すぎる。
子供にはこれほどの言葉は届かないし
大人にはこれほどの言葉は必用ない。
もう少し、観客の想像力と知性を信頼して、
引き算と余白を残した作風なら、唯一無二の名作となったような気がします。
個人的には、親方と、スパイの行方が気になるところ。
ここはカットになったのかな? もうひとドラマあって欲しかった気がする。
そしてネットの評判どおり、エンドロールがこれほど見応えある映画も珍しい。
意外な名前に、ふふふ、と思ったり。へぇ、と思ったり。ほほぅ、と思ったり。
個人出発のネットワークで、これほどの映画が作られる時代になったのですね。
素晴らしい事だと思います。西野氏の成果は素晴らしい。
氏はたとえば、ホリエモンや橋下氏のように、
物差しの目盛りが一般人より大きな人物なのでしょうから、些末なことを気にする必要はない。
また一般人も、自分たちと同じ物差しで測ろうとすると、ただただ理解不能で
アンチと信者の両極端な評価になるのは当たり前でしょう。
今後ちゃんとゾーニングがなされると、双方、幸せな距離感になるのでしょうね。
それがオンラインサロン出発であることを願いつつ。
次回作に期待します。
これが流星のような、一度きりの奇跡で終わりませんように。
祈りましょう。
時代と人類の可能性に。
素直に感動できないのは心が汚れたからか?
当初観る気は無かったが、賛否両論の話題作について自分の意見を確立したくて観に行った。
世界観の設定は独特だが設定の薄さに唖然とした。
200年以上煙の世界なのに生活様式の変化の無さ、人の意識の変容の無さは物語単純化としての手法ではあるが、原作者の人類に対する侮りのような気がしてならない。
オープニングは何の説明もなく観客置いてきぼり、一応後半伏線回収はあるが無理矢理感満載。
夢を諦めず周りに流されることなく信じることを貫け、これには同意するが、たったこの一文を伝える為に創られた詭弁物語に感じてしまうのは私の感覚がおかしいのだろうか。
プペルとの喧嘩シーンやラストのオチは定番で如何にも感動させますよ感があって素直に感動できなかった。
音や音楽、絵に内容が負けている残念な作品、でも考えすぎない人や子供に受けるだろうことは分かった。
2:6:2の蟻の法則の話は否定論者に対する心の防衛反応の表れだろうか。
勇気を持って作品を世に出したことは評価するが、アーティストとはそういうものでもあるので星には加点しない。
ハッピーエンドではあるが、ラストのあのシーンで砕けるのは逆に冷酷だと思う。
作品を純粋に楽しめない
作品うんぬんより、作品そのもの以外の情報がメディアを通して大量に入ってきて、作品単体として純粋に楽しめなかった。
もちろん作品そのものがとんでもなく面白かったり、パワーがあったりすれば別だが、そこまでの映画ではない。
厳しめに評価すれば、ストーリーやメッセージは凡庸(良いいいかたをすれば普遍的?)、シンプルなストーリーなのにがちゃがちゃ統一感がなく、人にすすめたいと思える映画ではなかった。
良い点は、絵・映像がきれいなところ。
ストーリーや世界観がこだわってるようでこだわってないようなところもあるというか…、作品を構成する要素の全てが、売れよう、成功させよう、という動機で決められてるんじゃないか、って気が。クリエイターとしてのこだわりが感じられないというか。
人が心を動かすことができるのは、これを伝えたい、これを表現したい、という本気の叫びに対してだけだと思うし、それがあればどんな映画でも、たとえ稚拙なところがあったとしても、観て良かったな、と思える映画だと思うのだけど、この映画にそれはあまり感じなかった。
ちゃんとストーリーに組み込めれば面白くなりそうだな、というアイデアはところどころあった。
お父さんのかたみのブレスレットがプペルの脳みそだった、というオチは、これを核にして脚本を煮詰めれば化けそうな感じがするし、腐る通貨エルの設定も、これを核にして経済とか資本主義とか本当の幸せは何か?みたいなことがテーマの話になれば、ユニークな作品になったんではないか。
絵はきれいだった
キャラクターデザインは癖があって、私は好きではなかった。絵はすごくきれいだった。
話は始めから終わりまでとてもくどくて嫌だった。2人が出会ってからトロッコを降りるまで「絵がきれいなのを見せたいんだろうけど、まだ続くの?」と飽きながら見ていた。わざと隠れるために煙で覆っていたのに、それを剥いでしまったらその先どうなるの?というもやもやしたが、何も解決しないまま終了となってびっくりした。父は星があるということを広めただけで殺されるというのは設定がやり過ぎなんじゃないかと思った。声優は芸能人ばかりだったが、芸能人だと声を聞いていてもその人の顔が浮かぶため、好きではない。顔を知らないプロの声優を起用してもらいたい。券をもらい、無料だったために見たが、お金を払ってまで見る価値はない。
映像技術はハイレベルだ。それだけても低評価はないだろう。
西野亮廣が絡むと胡散臭いと思ってしまうけど、食わず嫌いかなぁと思って鑑賞してきた。岡田斗司夫と口論した事も足を運ぶ1つの要因となっている(笑)
さて、映画は?と言うと、映像のクオリティが高く、それだけでも評価を上げざるを得ないでしょう。(出来れば酷評したかった)
18:00からの上映を3時間前の15:00に予約したんだけどその時点では席はガラガラだった。だからきっと空いてると思って映画館に行ったら、結構な人が鑑賞に来ていた。
■まずは設定。
主人公ルビッチはえんとつ町に住んでいる。
ルビッチは父ブルーノと母ローラの息子。ブルーノはある日から行方不明になっているのでルビッチはローラと二人暮し。ローラは煙による悪環境が原因で病気になっていて車椅子生活を送っている。
えんとつ町にはえんとつが無数に生えているので、沢山の煙が空一面を覆うのでこの町の住人は星を見たことがない。また、この町を支配しているレター家によって渡航を禁じられているので、外の世界を知らないし、外界があることにすら気付いていない。(進撃の巨人みたいだ)
えんとつ町では漁を禁じている。そして、植物は育たない。あれっ?じゃあ何食べてるの?植物が無いなら家畜も育てられないでしょう。ルビッチが友達のプペルを母に連れてきた時に、ご飯の用意をすると言ってたんだけど、そこは描かれていなかった。
キャラの名前は西欧らしさがあるが、看板には日本語の文字があるし、ルビッチは自宅を裸足で歩くし、畳や襖、縁側もあるので、日本のような住環境だ。
■レター家
(忘れた、確かこう)
その昔、レター1世は腐るお金『L』(エルと呼ぶ)を開発した。有効期限をお金に設けたことで、人々が貯蓄せず消費するようになって経済が回った(といった内容だったと思う。)が、政府に目を付けられてレター家は追いやられてしまう。で、えんとつ町の場所に移住して、えんとつを沢山作って煙で町を覆うことによって自分たちの存在を隠すことにした。それを代々行ってきたのでレター家の当主は15代目になる。
えんとつ町では、外界と接触しようとする、または町の常識とは異なるような思想を持つ者をを異端として取り締まっている。
レター15世自体は、このような政策に疑問を感じているが、取り巻きは必要だと訴える。言わば既得権益を守ろうとする。
腐るお金Lの事だけど、もしもそのようなお金になったら、電子マネーとか金とかに換金するんじゃないかな?
■プペル
天からハート(核)が落ちてきて(原作だと配達員が落っことす)、その核にゴミが集まってプペルが誕生する。プペルの頭にはルビッチが父ブルーノから貰ってなくしてしまったアクセサリーがある。脳の役割をしているそうだ。
性格は温厚で優しい。
ハートが落ちてきたのはハロウィンの時期。ハロウィンについては詳しくないが、日本で言うお盆みたいなもので死者が下界に降りてくるようだ。
プペルの正体はルビッチの父ブルーノだ。
上にも書いたが、ブルーノは行方不明と説明されている。実は、異端審問官に異端と判定され殺害されている。そのブルーノがルビッチの元に戻ってきてのだ。
■ブルーノ
何故か煙で見えないがその先には星がある、という紙芝居をする。何故彼がそのようなストーリーを思い浮かんだのかは謎。完全な妄想か、信じているのか、は不明。
ルビッチはさらに謎で、何故かブルーノの紙芝居を信じている。
この辺はよく分からない。なんで星があると思ったんだろ?
ある人のレビューでは、星を見た事ない人が⭐を描いてるのはおかしいと言ってたんだけど、⭐自体は図形としては存在していてもおかしくないし、それをたまたま星としたのも、まぁ確率0の話ではない。
■アントニオ
ルビッチの友達。何故かプペルをボコボコにする。
昔、偶然、一瞬だけ星を見たことがあるが、星は無いと思い込んで、星があると可能性を否定してきた。
■感想
良かったなと思う点はやっぱり映像がキレイな所。
次に、最後まで飽きずに見れたこと。ある人のレビューでは、前半きついと書いてあったんだけど、私はそうではなかった。特に冒頭からスコップと会うまではジェットコースターみたいにストーリーが展開されてくし、面白い。
豪華な声優陣。声優では無い芸能人を声優に当てることについて批判的な声があるが、この映画に関してはそんなに悪くはなかった。
(ごめん、カジサックはどこに居たの?気付かなかった( ̄▽ ̄;))
映画冒頭のダンスを観て凄いと感じた。多分、キズナアイとかのやってるモーションキャプチャ?で作った映像なんだけど、そういった先端な技術を使って作った映画なのだと感心する。
星が非常に綺麗だった。まぁ、最大の見せ場だからね。きっと感動するんでしょう。涙腺弱い人なら泣くのかも。
悪かった点は、ルビッチが横スクロールで移動する映像が流れた所だ。何となく、あぁ、きっとゲームアプリに繋げようとしてるな。っていうお金の臭いがしたからだ。あの映像は本編全体の中でも違和感がある。
あと、感動はしなかった。悲劇ではないからかな。鬼滅の刃だと煉獄杏寿郎の死に様に胸を打たれるが、この映画ではそれほどの感情の揺さぶりはなかった。
スコップ(オリラジの藤森が演じるキャラ)のセリフが早口でしかも沢山話すから殆ど何言ってるか分からなかった。3つの願いを叶えるって所が理解できれば後はどうでもいいってスタンスなのかもしれない。
ディズニー倒すかもなぁ。次回作に期待!!
あんまり西野さんは好きじゃないけど、、、
初めに言っておきますが、
僕はキンコン西野はあんまり好きじゃないです笑
頑張っててすごい人だと思うけども。。
先日、日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品に選ばれたのにはびっくりしました( ̄□ ̄;)
キンコン西野の映画ってことで、西野サイドとアンチ派に評価は別れると思いきや、、、
レビューみると、オンラインサロンメンバーからは酷評がめちゃくちゃ多いのはなんでだろ?笑( ̄□ ̄;)
メンバー装ったアンチかな??
別に普通に面白かったと思うけど。。
アカデミー賞に選ばれたことや、キンコン西野が作った映画、という先入観が紛れてしまうのは否めないです。
ぼくもなるべくそういう先入観を捨てて観てましたが、確かにキンコン西野らしい映画だと思ってしまいました。。
キンコン西野の思想みたいのはあると思います。
それでもキッズアニメーション向けのキャラやグラフィックを介して、伝えたいメッセージを表現してるのは自然な感じにはなってますし、なにより初めての作品でここまでの映画が作れるのは評価に値していいのではないかとは思います。(上から目線ですまん)
この映画でのメッセージはおそらく、
「夢をあきらめるな」とかそういった類です。
ちなみに、、、
キンコン西野というと、、、
お笑いコンビの「キングコング」のツッコミ役で、今はオンラインサロンなどいろんなビジネスで活躍しています。
昔からちょっと変わり者扱いされてて、独特の価値観がある人だったので、いじられてるキャラの印象が強かったです。世間から評価されるようになったから、そのキャラが面白くなくなっちゃって、ただのビジネスマンとして見るしかなくなっちゃいました。
でもまぁ世のため人のため、稼ぐためにがんばってるので今後の活躍も期待してます。(上から目線すまん)
ストーリーの体をなしていないです
登場人物の行動動機がでたらめなため
ラストにいくにつれて
自分がいま見せられているものは, いったいなんなんだ??
となっていきます
感情が動くと書いて感動なわけですが,
見ているほうの心の中がまったくの無風になります
(おかしなところが蓄積していってmaxを超えます)
一般的に,
社会のほうがおかしいのだ, というストーリーよりも
最初はダメだった主人公が最後には(ちょっとだけ)成長するストーリーのほうが感動するものなのですが,
この作品は前者です
( まれに, 最初から人としてできた主人公が, 社会のありかたを葛藤とともに探すストーリーもありますが, これを描けるのはとても優れた作家だけです, ナウシカ や アシタカ はそのように描かれています )
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信じること, というけれど, なにを信じることなのかがよくわからない
1.自分の才能 を信じること なのか
2.大好きだった人を信じ切ること なのか
(自分の好きだった人(父)が誠しやかな話を言いはじめたとしてもそれを信じること なのか)
1. は 西野さんの普段の活動から勝手に輸入されているだけで, 映画の中だけで見るなら, 別に描かれていないです
空に星があることは 自分の中に星があること(1.の文脈) のメタファーなのだ, というのは 絵本ならまだしもですが, 映画のストーリーとしては だいぶ苦しいです
2. は, 父でさえも 星があることは 自分の目で見たわけでなく, 人からの伝聞なので
なんなんだこの話は? となります
(それを信じようとするルビッチのほうがどうなんだ?? となる)
(パズーの父やポムじいさんのような説得力を観客にもたらさない)
さらに, 町全体が為政者によって仕組まれていた町だったのである
というオチなので, 町の人たち(社会)がそれ(星があること) を信じていないのも, 仕方なかったのでは? となります
それでいて 主人公は(ナウシカやアシタカのように)為政者と対峙したりすることもないです
ジャイアンのような人が後半で改心するのですが
これはおおむね 1. の文脈のことを描こうとしているのではないかと推測されますが
繰り返しますが 1. のことは 映画の中にはまったく描かれていないのです
町の人たちも改心し, そこには大人たちもたくさんいるのですが, そのほとんどが 為政者への怒りよりも, 主人公の応援(1. の文脈?) に向かいます
それで 結局, 為政者のしてきたことが, いいことだったのか, 悪いことだったのか 判然としない
そんなに簡単に結論の出るものではないのだ, というものであれば
主人公もともに葛藤しながら模索し, 為政者と対峙するような場面があったらいいですが
これも繰り返しですが, そういう場面はないです
(主人公はそんな難しいことを考えられるような歳でもないし)
--
友達のいないルビッチに, 友達ができたらいいな, と父は願っていた
そして プペルがようやくはじめての友達となる
わけですが, 最終的に, プペルは父の分身である, というようなオチです
それって 友達ができたことになるのだろうか?
というのもあります
( 父との絆の話なのであれば 観客が混乱することを持ち込まないほうがいいし, 友達をつくる話なのであれば, 例えば 下妻物語 のように描いてほしい )
最終的には父との絆の話のように思えますが
そうなのであれば, 主人公の年齢がもう少し大人に近づいた年齢(つまり青年くらい)
のほうがいいと思います
どういう精神構造をしているとこのストーリーに感動できるのか
まったくよくわからないです
高評価の人はストーリーの中身を見ているのではなく それ以外を見ているのだと思います
-- 追記
もし本当に 1. の文脈を描きたいのであれば, ジャイアンのような人を主人公にして その変化(成長) を丹念に描くほうが, 観客にはごく自然に(押しつけがましくなく) 伝わると思います
( そういう名作はいっぱいあるのでは? )
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