「尺が長い」映画 えんとつ町のプペル novさんの映画レビュー(感想・評価)
尺が長い
短編映画で十分のストーリー。
もともとの軸や、ストーリーはあると思うが
それを表現するために水増しされた薄い演出と
説明に満ちたセリフは、この作品の価値をただただ下げているようにしか感じない。
短く、説明なく、コマドリで表現したシュールなアート映画にしたら
この映画が、カルト的に人気になった可能性は0ではない。
そして、映画よりも有名な「あきらめなければゆめはかなう」
というテーマは、この世に転がるあらゆるテーマの中で
引き出しの一番上にあるベタなものなので
そうじゃないように描いてこそ、心に来るものがある。
そもそも、夢は諦めていいし
成功するだけが人生じゃない
くすぶって、ゴミみたいに生きていていいし
死なない程度に底辺を泳げる方が尊い。
コメントする