「単純に糞つまらない」映画 えんとつ町のプペル キリンさんの映画レビュー(感想・評価)
単純に糞つまらない
昨日、スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けを観たのもあって、糞つまらなかったです。
映像はまずまずですが、動きがカクカクしていてディズニーのアニメショーンに比べると不自然でした。
カラートーンも全体の統一感がなく、全体的に粗が目立ってました。
唐突なシーンやミスマッチなPVが流れて来た時はウワッっと思いました。
全体的な作りがチープでキャラクターもショボイかった。
誰にも感情移入できずただただ時間が流れるばかりで、途中で展開も読めてしまい途中で数回、睡魔に襲われました。
そして、1番の問題はこの退屈なストーリーですね。作者の絵本は読んだことがないですが、とにかく素人でも作れてしまう程の薄い内容で一方通行のなんのひねりもない話でした。
スター・ウォーズのように悪の帝国軍を倒すわけでもないし、レジスタンスとしての使命もない主人公がただ単に親が言っていた事を信じて星を見るという話です。
それをみんなに知られ馬鹿にされてしまうが、諦めずにそれを無理やり証明するという流れですが、伏線の張り方も下手くそでわざとらしかったですね。
それに主人公のルビっちやゴミ人間のプペルの行動原理が不自然過ぎて、何の苦悩や葛藤も描かれないままラストを迎えました。
しかも、体制側との格闘がショボ過ぎるし、子供の夢を黙ってみんなが聞くという都合のいい演出でシラケます。
「だれか見たのかよ、誰も見ていないだろ。だったらまだ分かんないじゃないか」
誰も見た事ないから、まだ何の事か分からないというのが普通なんで。その背景を描かないまま、唐突なシーンで進んでしまった。
何処でハラハラドキドキできるのかずっと待ってましたが、最後まで何も起こりませんでした。
うわっ、本当にこれで終わり?って思いました。
この陳腐な内容で社会風刺などと言えるレベルではないですね。(ナウシカやもののけ姫を観た事あれば分かるハズですが、コンセプトやストーリーが破綻している)
その上、映画って単純に言えば、ドキドキ・ハラハラやスカッとする大衆娯楽な訳ですが、この映画には、ドキドキ・ハラハラやスカットしたシーンなんもなかった。
要するに中身のない独りよがりな陳腐な紙芝居を、スタジオ4℃のCGで見栄えだけ作り混んだだけですね。
ちょっと今まで観た映画の中では1番つまらなかったです。(脚本がチープ過ぎてプロの映画作品として評価できるレベルにない。通常、こんなデタラメな脚本は企画会議で却下されるハズですが、会議自体なかったと思われる)
ジュースで例えると、炭酸が抜けた薄ーーーーーいコーラですかね。
それを無理やり1000円で買わされた感覚です。
この作者が詐欺師って呼ばれてる意味が分かりました。(食品だったら消費者庁で訴えられるレベルでしょ)
なので、映画館で観る価値はないと思いますw
配信でも50円ぐらいが適正価格かとw
なんか、中身のないモノを無理やりブランディングして押し売りしてる感じが凄いしました。
恐らく、この映画の物語が子供向けなのではなく、作者の思想が幼稚なんでしょうね。
別な作品を描かせても、根本的にストーリーテリング能力が低いので同じような結果に終わると思います。
まずは、作者自身が成長する必要があるかと。
ですが、作者はクリエイターといよりもマーケターですね。
お金の話ばかりしてるので、ジョージ・ルーカスや宮崎駿には決してなれないでしょう。
フォースと共にあらんことを
おっしゃる通り、脚本について製作陣の誰かがツッコミ入れなかったのが不思議ですね。
そしておっしゃる通り、作者の方は、
マーケッターだから、次回は脚本は誰かに任せた方が良い気がしますよね、、