「勿体無い。もう少し細部まで力をいれていたら…」映画 えんとつ町のプペル ぷっこさんの映画レビュー(感想・評価)
勿体無い。もう少し細部まで力をいれていたら…
絵本が原作で、絵が綺麗だった印象もありどんな物語か気になったので見に行きました。
背景や建物が細部まで描かれて引き込まれました。
その分キャラクターの絵タッチが違いすぎるところ、トロッコやごみ処理場では臨場感あるアニメーションなのに、所々単調なアニメーションがあるので違和感がありました。
キャラクターはUnityで作られたのかな。
特に人物に陰影が足りなくて、プラスチックみたいにツルツル、背景と馴染まずすごく勿体ないです。
冒頭の踊っている動きがみんな同じで個性感じられない所、主人公ルビッチがプペルを追いかけて建物走っているところが単調であることが世界観を壊している気がします。
絵本は映画観賞後に見ましたが、映画では色々お話が付け足されているんですね。
本が映画化されるときは内容を削るのに対して、絵本では短いから話が付け足されるという点で、絵本を映画化するのは面白いですね。
だからこそ、視覚的に絵本の世界観を再現するのは重要であり難しいんだなと感じました。
そして、文章で物語りを表現する絵本と、映像で物語を表現するアニメーションでは表現の仕方が違うと思うんです。
えんとつ町のプペルに限らず、原作者である作家とアニメーションの脚本家は違う方が考えた方が、第三者に伝わりやすいと思います。
あの絵本の世界観はもっと映画で再現できそうなのに。映画化で魅力が減ってる気がするー勿体無い!
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