劇場公開日 2020年12月25日

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「西野さん、ゴメンなさい。 星5、つけれません・・・。」映画 えんとつ町のプペル じょーじさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0西野さん、ゴメンなさい。 星5、つけれません・・・。

2021年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

僕は、西野さんのサロンメンバーなので、5つ星の、最高の映画が観れると思って、映画館に行きました。
でも、観終わって、冷静に評価すると、 星は4つです。
残念ながら、星5でも星4.5でもないと思います。もしかしたなら、自分でハードルを上げ過ぎて、それゆえに採点が辛くなっているのかもしれない・・・。

星3.5では低すぎると思いますし、選べたなら、星3.75をつけてます。

さて、映画を観た感想ですが、
この映画は、幼稚園&保育園児から50歳代までが、楽しめる映画だと思います。
3歳以下のお子さんだと、お子さんによっては、前半怖がっちゃうかもしれません。
でも、流血なし、エッチなしで、そしてハッピーエンドの映画です。

健全、かつ、王道の、変化球なしの『ド直球』のストーリーです。
ストーリーに注目すると、むしろ大人にこそ刺さる映画だと思います。

この映画の1番の良さは、アニメーションが美しいことです。
特に、えんとつ町の町並みは、とっても美しく、ため息が出そうになるほどです。

逆に、残念だったのはクライマックスシーンです。
アニメーションが美しかったのに、「なんで?」と、僕は思ってしまいました。もっと凄い、更なる美しさを期待してしまい、クライマックスシーンの美しさは、僕には期待以下でした。
期待しすぎたのかな?

声優さんで、断トツに良かったのが、窪田正孝さんです!
僕は、声優さんの顔が浮かぶのが好きじゃないんです。物語の世界から現実に、グイって戻されてしまって、キツクいうと、冷めてしまうんです。
でも、窪田正孝さん、普段の窪田さんの声じゃないんです。もう、あれはプペルの声! そして、愛嬌があって、プペルがカワイイんです。純粋なんです。
窪田さん、めっちゃ良かったと思います。

大人におススメな鑑賞方法は、『えんとつ町のプペルができるまで展』に、行ってから観ることです。
ネタバレが嫌いな方には、思いっきりネタバレなのでNGでしょうが、ネタバレがそんなに気にならない方なら、予備知識を得てから観た方が、断然面白く観れます。
映画では詳しく語られていない、ウラ設定とかありますので、それを知ってると、面白さアップします。
事実、僕は、映画→できるまで展→映画と、2度、映画館に行ったのですが、『できるまで展』で得たウンチクのおかげで、2度目だけなら星4.25でした。
名古屋、大阪、札幌会場は、1月6日で終わってしまいましたが、東京、仙台、福岡会場は、2月3日まで開催されているようです。

ここに行ってから映画を観ると、多くの男性陣は、『ドロシー』に、萌え萌えになるんじゃないかなぁ。

『できるまで展』に行けない大人の方のために。
次のことは知っておくと、鑑賞中の違和感が少なくなると思います。映画では描かれていないので、【こで書いてもネタバレではない】と判断し、書きます。
1.えんとつ町は周囲を切り立った崖で囲まれていますが、あの崖は、高さが4000メートルあります。
2.えんとつ町では、海に出ることが禁止されています。
3.えんとつ町の地下には、地下空間や、地下都市などがあります。

西野さんは、「2のストーリーを書き始めている」と、インタビュー記事で語っていました。
めっちゃ楽しみです。

僕の中では、ジブリ映画の『耳をすませば』→『風の谷のナウシカ』→『千と千尋の神隠し』→『となりのトトロ』、この次に、『えんとつ町のプペル』が割って入ります。
この下としたジブリ映画を、今観たら評価が変わるかもしれませんが、今現在の私の、偽らざる評価です。一瞬、「トトロの上かな?」って思ったりもしました。でも、このまえTVで観たら、トトロ、良かったんですよね~。

つまり、なにが言いたいかというと、「ジブリ映画とタメを張る映画でした!」と言いたいのです。
決して、「超えた」などと、ウソを言うつもりはありません。

でも、処女作でこれなら、いつかは超えるかもと、期待が膨らみます。

じょーじ