「自分の未来が変わりました!」映画 えんとつ町のプペル 応援者さんの映画レビュー(感想・評価)
自分の未来が変わりました!
本日「えんとつ町のプペル」の映画を観てきました。
感想は正直、凄いというか言葉が出ないというのが一番近い表現だと思います。
私は、西野さんのこの8年間を想像しながら映画を観ました。
本当に想像を絶する日々だったことに違いないと思います。
西野さんの活動ははねるのとびら時代から追っていました。
常に最前線で走り続けてきたからこその辛さ、苦しさは他の人には理解できないものなんだと思います。
それでも、諦めず、走り続けてきた西野さんに国民栄誉賞を授与して欲しい一心です。
遡ること、15年近く前西野さんを知ったのは、はねるのとびらでした。
その頃ちょうど中学生だった私は毎週楽しみにしており、放送が終わると
翌日学校で友達と内容を話したり、真似したりしていたのを今でも思い返します。
その時は、こういったエンターテイメントを生むことの難しさや、苦しさは想像もしていなかったです。
毎週、視聴率は20%越え、誰もが認めたテレビ番組だったと思います。
ただ、年々勢いがなくなっていき、気付いたらピカルの定理や後続の番組が現れてきたのを思い出します。
それでもはねるのとびらは放送されていましたが、とうとう終わるということを知ります。
この時、はねるメンバーはどうなるのかな?と思っていましたが、各々すでに次の目標に向かって動き出していたんだなと
思いました。
中でも西野さんはその頃から絵を描き始め、未来を描いていたんだなと感じました。
ただ、西野さんは頭が良い方で、常に新しいことに挑戦される方ですので、
次は何をされるのか非常に楽しみにしておりました。
ここから私もいろんな事情で西野さんの情報を追うことなく、時が過ぎていき、
しばらくして、再度西野さんを認識したのは、
オンラインサロンや、クラウドファンディング、ビジネス書の出版でした。
すでに成人していた私もビジネスには非常に興味があり、すぐにオンラインサロンに入会させて頂きました。
オンラインサロンでは多くのチャレンジャーがいることを知らされます。
もちろんその先頭を常に走っているのは西野さんだったのですが、
そのコミュニティーの皆さんは本当に前を向いて、ワクワクしている方が多いという印象でした。
そこでは、マイナスな発言や、コミュニティーを荒らすような悪い方はほとんどいません。
常にポジティブなことを考えて動いている方ばかりでした。
一方、自分が普段生活しているコミュニティーはというと、会社や同僚の不満、愚痴などが発生してしまうような
環境でした。
正直、「居心地悪いな」と思いつつも、すぐに行動に移せない自分がいました。
そして、いつしかそういった環境にも慣れてしまったのか、ポジティブな発言が生まれるような環境にすることを諦めてしまいます。
そんな時、幼少期の自分を思い出します。
私は、3歳からサッカーをしており、20歳までプロサッカー選手になることを夢見て、
頑張ってきました。
ですが、大人になるにつれて、現実を知り、プロサッカー選手になることを諦めます。
自分はまた諦めるのかと思いました。
考えてみれば、ある一定のところまでは頑張るが、肝心の最後まで走りきれない。
いつも逃げている自分が本当に嫌でした。
いつまで自分は嫌なことから目を背けて生きていく人生を送るのか。
このままで本当に自分は幸せになれるのか。
そんなことを常に考えている社会人生活でした。
こんな私には、痛いほど刺さる映画でした。
アントニオの気持ちが痛いほど分かりました。
自分もかつてはいろんな夢や希望を持って、いろんなことに挑戦してきましたが、
その度に否定されたり、諦めたり、環境のせいにして逃げている自分がいました。
だから、「あの頃、諦めた自分がバカみたいじゃねーか」というセリフには、
妙に重みを感じました。
能力や年齢なんて関係なく、また挑戦する規模も大きいから凄いということではなく、
小さいことからまた挑戦してみようと思いました。
本当にいろんなことを感じさせてもらえる映画に出会えて幸せでした。
他にも冒頭のアニメーションやアクション、色彩感覚など引き込まれる要素はたくさんありましたが、
私にはストーリーを自分に重ねることができる描写に心が動かされました。
とりあえず、もう一回観にいきます。