「本当に感動したおすすめしたい映画」映画 えんとつ町のプペル まっきーさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に感動したおすすめしたい映画
僕はとにかく感動した。この映画は大人も十分楽しめるし、ステキなストーリーなので、堂々と大人が子供にすすめられる物語です。
まず、冒頭シーンから胸が高鳴る自分に僕は驚いた。映画でここまでワクワクするのは勿論初めての体験。何度も、何度も泣いた。さまざまなシーンで泣いた。そして、終始ドキドキしたままエンドロールを迎えて戸惑った。「え、もう100分たっていてるの!」と。楽しさが時間感覚も狂わせていた。
この作品の魅力をあげたらきりがない。
キレイな絵
その圧倒的な絵に目が奪われる。
登場人物たちの愛らしい姿も好きだ。キラキラと目の大きなキャラクターがいないのも良かった。そして、物語の景色がとにかくステキ。緻密に造られたえんとつ町を見事に描ききっている。絵だけど、絵じゃないみたい。リアルさが感じられるが、きちんと温もりがわかるから、見ていて不思議であった。この絵に注目する為にもう一度見たくなる位、圧倒的なクオリティーを見せてくれた。
音楽
全ての流れる音楽が最高
オープニングソングのHYDEさんの歌によって、一気にこの物語の中に意識が入り込んだ。この歌は映画の前に作られた音だけど、この映画用にアレンジしてオープニングになる意味がわかった。プペルの為に作られたと言われても違和感のない、完璧に映画の主題歌だった。足元からゾクゾクと感情が揺れる事があるなんてと、戸惑いました。なんて凄い歌声なんだ、と。いきなり、曲とキャラクターのダンスに圧倒されるなんて思わなかったです。そして、挿入歌も全て物語と一致している。一つとして「なんでこれなの?」感がない。じっくり聴きたくなりました。ラストはロザリーナの歌声が館内に響き渡る。数年前からこの歌を聴いてきた者にとって、ラストはやはり彼女の歌声しか考えられない。数々の思い出が歌声と共に脳裏に蘇り、また僕は泣いた。
豪華声優陣
窪田正孝さん、芦田愛菜さん、立川志の輔さん、小池栄子さん、藤森慎吾さん、野間口徹さん、ずんの飯尾さん、宮根誠司さん、伊藤沙莉さん、大平祥生さんです。全ての声が、そのキャラクターそのもので違和感がない。窪田さんや浅田さんのように、普段声優をされていない方の声が、声優を生業にされている方となんら遜色なく聞こえました。カジサックさんも声優として参加されているので、どのシーンかな?と考えながら観るのも楽しい。藤森さんの声も最高で、めちゃくちゃ笑いました。
ストーリー
絵も歌も最高、そしてストーリーも最高。どストレートの王道の物語。「大人も子供も楽しめる」というキャッチコピーをつけても誰も文句を言わないだろう。少年ルビッチの成長物語だけではなく、ブルーノやお母さんや、登場人物みんなのそれぞれの生き方を通して、今の自分へのポジティブなメッセージが沢山ある映画です。そして、僕は何度も感動して泣きました。こんなに涙もろかったかな?と思う。それぞれのキャラクターのセリフや表情で、何回も涙が流れたし、たくさん勇気をもらいました。心に響いた言葉もいっぱいあります。「そんなのまだわからないじゃないか」「上を見ろ」「信じなくんだ」
映画を見終わった後に、こんなに感想を共有したくなる映画ってあったかな?と思う。また何度も映画館で見たくなる映画だ。また見に行きます。是非、大きなスクリーンと、迫力ある音響でこの映画を味わってもらいたい。
おすすめしたい映画だ