劇場版ポケットモンスター ココのレビュー・感想・評価
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あなたと過ごした時間
ポケモンに育てられた少年の成長物語
子ども向けでありながら、大人に対するメッセージが濃い作品でした。
「モンスターズ・インク」「バケモノの子」の系譜、製作者側が感じた親になった戸惑いや感動を題材にした作品の新たな名作の誕生ではないだろうか。
登場キャラクターの動きが丁寧に描かれていて血が通ってると感じた。
最近では背景や通行人などのわき役はCGモデルである事が多く、それを見るたび少しテンションが下がるのだが、今作は車やロボットなど無機質なもの位しか目立ったCGもなく、作り手のこだわりを感じた。主人公サトシが登場後、町の階段の手すりに軽くぶつかるシーンを見て細かい動きにうれしくなった。
あまり派手な戦闘は無いが、カッコいい見せ場もあるし、作品のメッセージも直球なで心にズシンと来る。煙突掃除の少年とゴミ人間の映画より個人的におすすめ。
ざっくり言うと
「ターザン」と「アバター」と「コンゴ」を足してポケモンで味付けした親子丼的な映画です。
劇中セリフより
「俺にだってできる、だって俺は父ちゃんの子どもだから」
ポケモンと人間の架け橋になりたいココの様な立派な志は難しいけど
誰かの、何かの役に立つ小さな架け橋になれたらいいですね。
ファンはもちろんポケモンに普段触れない人こそ見て!
ポケモンに育てられた少年とその親との話。
よく見る題材ではあるが、子どもでもわかるストレートさの中に大人が心動かさられるシーンが多い。
ポケモンやピカチュウは完全にお飾り。
でもそれでいい。
ポケモンポケモンしていないので、
普段ポケモンに触れていない人にこそ見てほしい。
欲を言えば、エンドロールの後のお知らせだけは何とかならなかったものか。ちょっと冷めます。
この世のすべての父ちゃんの涙腺を破壊するファミリー映画!
劇場版のポケモンは「ミュウツーの逆襲」くらいしか観ていないのですが、本作は、「ポケモン」のことをほとんど知らない大人でも楽しめる作りになっていて、間口の広いファミリー映画になってましたよ。ゲーム嫌いの親御さん、安心してください(笑)。
話は、いわゆる「人間と人外の共生」をテーマにした王道のストーリー。
ザルードという、人間はおろか、他のポケモンとの共存すら否定する、粗野で縄張り意識の強いポケモンに育てられた人間”ココ”のアイデンティティを巡る物語で、まあ、あれですね、モチーフは「狼少年ケン」と言えば古い方々には伝わりやすいでしょうか(失敬…)。
次第に顕在化する「ポケモン対人間」の構図の中で、ココと、ココを応援するサトシ&ピカチュウが調停者として立ち回るわけですが、いつものポケモンバトルのトーンは控えめで、しっとりと、ココの生い立ちの秘密を辿っていくドラマ主体の流れは良かったです。
想像の範囲内ではあるけれど、それなりに驚きのある真相でもあって、しっかり感情が動きました。
そうなんです、感情が動く映画なんですね。
桃太郎みたいに川から流れてきた赤ちゃんココを育てた”父ちゃんザルード”ってのがこれまた、味わい深いやつでね。
これは、声をやってる中村勘九郎丈の芝居が見事でしたね。ほんとに。
”父ちゃんザルード”は、自分自身も親のぬくもりを感じずに育ったこともあって、異種族であるココを不器用ながらも、深い愛を持って育ててきたんですね。
ていうかもう、この設定だけで8割くらいの父ちゃんは泣いちゃうんじゃないかと。
物語は、ココが本当の自分の生い立ち、出生の秘密を知った上でやがて自立をしていく流れなんですが、そのことの”父ちゃんザルード”の受け入れ方がとても潔くて、素敵でした。
ラストの方も、展開やセリフはべったべたなんだけれど、声の芝居がうまいから泣かせるんですよ。
小1の息子と観てきたのですが、私自身が息子に「父ちゃん」って呼ばれてることもあって、ココが「父ちゃん!」って叫ぶ度に涙腺が決壊しかけて大変でした(笑)。
まあ、個人的には「ポケモンGO」でそこそこディープにトレーナーやってるので、「あ、あれがタネばくだんか!」とか「フライゴンの目、かわいい!」とか、そういうディテールも楽しめたので、良かったです。
逆に、母親が完全に不在の作りになっているので、世の”母ちゃん”がたがどう感じるのか気になるところではあります。※不快になる作りには決してなっていないと思うけれど…
大人の鑑賞代支払う価値は十分にあるかと思いますので、みなさん是非。
息子と鑑賞
入場特典にポケカとか、ゲーセンのあれのあれが貰えます。
それでですね、小学生の息子と一緒に鑑賞したんですが、私もしっかり見入っちゃいましたよ。
大人向けって感じでもないんだけど、大人でも感動しちゃうの。
特に息子のいる父親は感動すると思います。
この映画を観たら、何が有っても息子を守りたくなりました。
本当は映画を観なくても、思ってないと駄目なんでしょうけど・・・。
世代超えて楽しんで!
ポケモン初心者。全く興味がなかったが、親、大人でも楽しめる、過去1番と言うレビュー読み視聴。
確かに面白い!正義や勇気を与える映画でした。
私は違いますが、ディズニー系好きな人にはもっとハマるんではないでしょうか?
ポケモンは子供向けって侮るのではない!自分よ。(笑)
親子の絆をわかりやすく描く良作。年末最後にお勧め。
今年64本目。今年は、これと次に投稿するもので最後になるのかなと思います。
(もしかすると、明日何か行くかもしれませんが…)
私は世代であるにも関わらずPCっ子でポケモンは全然知らないというわけではないですが、「ポケモンゲットだぜ」くらいしか知らず、たまたまテレビで30分アニメをやっていたら見るくらい、そんな感じです。ましてや年齢が年齢なのでゲームソフトなんて買わないですし、その意味では「未履修組」でしょうね。
しかしそれで良かったのだと思います。
多くの方が書かれている通り、このストーリーの中核は「一風変わった関係にある、親と子の絆の物語」です。これはしばしば哲学的な話にもなって難しいところも入ってきます(子は親を敬うべきだとか何だとか、道徳的な話も入ってくる)。しかし、子供にそんな難しいことはわかりません。そこで、このストーリー全体のメインの主人公(ピカチュウでしたっけ?)と、定番の邪魔者(ロケット団でしたっけ?服に「R」って書いてある、男性と女性の人)は控えめで、「親と子のつながり」を一生懸命に真正面から描くところがとてもよかったです。この意味においては元ネタを知らなくても全く楽しめるので(逆に元ネタを知っていても、せいぜい「10万ボルト?がどのくらいの威力か?」くらいなことしかやくにたたないと思う…)、原作を知る知らないは全然問題ないのではないかと思います。
そして特集やニュースで触れられている通り、今回のテーマは、森(ジャングル)。日本ではないどこか架空の世界が舞台のようですが、それでも森の描写(さえずり、小動物の動きなど)はち密に描かれており、こういう部分は細かいところですが日本アニメ映画の良いところかな、と思いました。
そして、中盤~エンディングにかけては、驚きの結果が待っているのですが…ここでは書かないことにしましょう。ぜひ映画館にいってみてくださいね。
減点要素は特に見当たらないので、5.0としました。
(私ってアニメ作品には甘いかなぁ…)
ちょこざいナッ! ポケモン映画ナメてました!
令和になって、初めて聞いたわ(笑)
骨子はオーソドックスだけど、
ツタを使った素晴らしいアクションシーンと(進撃の巨人の立体機動装置アクションみたい)
多様なポケモン達による豊かな多幸感と
サトシをサブキャラに置く事で得られる新鮮味と
ロケット団の地味な活躍と(世界の平和を守るための活動でもある)
SDGsに反する人と、それに抗う人々の行動と(作品テーマの素晴らしさと)、
歌の素晴らしさと、
全てが、今できる最高の映画になっている。
個人的には泣いていた時間は、煉獄さん以上でした。
これも2020年を代表する映画の1本だと思う。
大人も子どもも楽しめる
作画、脚本、音楽、声優、演出、どれも素晴らしかった。今までの映画の中でもトップクラスかも。
個人的には、音楽がとても良かったのと、津田さんのザルードがはまり役だったのと、ホシガリスとピカチュウの作画がかわいかったのがよかった。
サトシの父親に言及があったのが驚き。
博士がなかなかエグい。
ポケモンってよくしらないけど題名通り、ココ、のお話でした、今回。ターザンみたいな展開だったけど善悪がはっきりしてるから子供にも受け入れやすいんだろーなー。キャラがたくさんいるからいくらでも世界は広がるね。
設定は面白い!しかし納得いかない展開も・・・
川岸に流れ着いた赤ちゃん"ココ"を拾ったのは、ポケモン(ザルード)だった。ザルードの種族の掟ではよそ者と暮らすことはできない。赤ちゃんを見捨てることができなかった"父ちゃん"ザルードは、群れを離れて両親を探す。
そんな中、ザルードたちの住み家である治癒の泉を求めて人間が乗り込んできて・・・。
この設定はすごく面白いと思った。
ココはザルードに育てられ、心はザルードだが、体は人間である。技を使うこともできないし、ツタを使うこともできない。"父ちゃん"も実の親ではない。見た目が違うことなどからココも薄々感づいているが、"父ちゃん"から真実を伝えられた際にはやはりショックを受ける。しかし、やがて「自分が何者か」は種や血の繋がりがすべてではないことを悟る。自分は人間でもあるが、ザルードでもあり、"父ちゃん"は"父ちゃん"なのだ。
このストーリーは王道であり、いいメッセージだと思う。ところが、それを台無しにしてしまうシーンがある。ある瀕死のポケモンを助けるときに、ココが技を使えるようになってしまうという場面。信じれば人間でも技を使えるというのは無理があるし、自分が人間だと知る前、ザルードだと思っていたときは技が使えず、人間だと知った後に使えるようになるというのもおかしい。ここは「人間でもザルードでもある」のうちの「人間の部分」を使って助けるとか、もっと方法があったのではないだろうか。
回想シーンが頻繁に挟まれてテンポが悪かったり、悪役が治癒の泉に異常なまでに固執する理由がわからず狂人にしか見えなかったり、ロケット団の存在感が終盤希薄だったりと他にも気になる点がちらほら。
予告編はすごく面白そうだったが、実際に観てみると大人が感動できる作品とは言い難かった。お子さんと一緒に観るならありだと思いますが・・・。
親子のカタチ、ポケモンとの絆
ポケモンに育てられたココとの出会いから、親子の絆やポケモンと人間の絆、森とポケモンの絆など、様々な結びつきが描かれていました。
画面いっぱいに動き回るポケモンたちの魅力がたっぷりなのは勿論、親としての不安や喜び、子どもの成長といった、親目線の物語もしっかりしていて、ガッツリ泣いてしまいました。
お話の展開は物凄く王道ですが、だからこそ安心して些細なやり取りやユーモアを楽しむことが出来たので、これはこれでアリ。
親子で観る年末映画として最高だと思います!
感動😆
最初から何度も泣いてしまいました❗
ポケモンは初心者で映画を見るのは初めて。
親子をテーマにしたものだとは分かっていましたが、人間とポケモン(動物)、自然
、どちらが独占してもいけない…
今の人間たちに言いたい事が伝わってきました。とても深く、これから考えなくてはいけないテーマだと思いました。
ザルードが親として苦戦しながらも、親になって行こうとする姿は人間と同じ。
これほど泣くとは思わなかったですが、周りの人たちもすすり泣きしていて本当に良かったです😊
ポケモン版ターザン
ポケモン映画の中で1番好きかもしれない。親子愛が溢れたストーリーでよくまとめられていた。泣けました。スタンドバイミー2ドラえもんとは大違い。
セレビィがあまり活躍してなかったことと、ココが傷を癒すシーンは違和感を感じた。
とりあえず歌が全てめっちゃいい!!!!
ポケモン映画の冒頭シーンはバトルで始まって欲しかった!
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