「ポケモン映画最高傑作と言っても良いのでは」劇場版ポケットモンスター ココ サカモトさんの映画レビュー(感想・評価)
ポケモン映画最高傑作と言っても良いのでは
面白かったです。
テーマは、文化や考えの違う者と分かり合う必要と、親子愛。ですがそれらを言葉の上だけではなく、キャラクターの行動や物語を通して伝えてくる。そして全くくどくない。
この映画は、子ども向けアニメにありがちな、主語を必要以上に大きくすることがないんですよね。「父は皆偉大」「生き物は皆分かり合える」とは言っていない。あくまで、ザルードはココにとって良き父であろうとしたし、キャラクターたちは劇中で分かり合えたかもしれない。でもそれだけです。少しも押し付けがましくありません。
だからこそ響いたし、感動し、泣きました。
また、少年と異種族である育ての親との絆を描いた話、と聞いてポケモンである必要が無さそうに感じていたのですが、サトシやロケット団の良さが如実に表れていて、完全に杞憂でした。
子どもも大人も楽しめる映画だと思います。
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