「親子の絆をわかりやすく描く良作。年末最後にお勧め。」劇場版ポケットモンスター ココ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
親子の絆をわかりやすく描く良作。年末最後にお勧め。
今年64本目。今年は、これと次に投稿するもので最後になるのかなと思います。
(もしかすると、明日何か行くかもしれませんが…)
私は世代であるにも関わらずPCっ子でポケモンは全然知らないというわけではないですが、「ポケモンゲットだぜ」くらいしか知らず、たまたまテレビで30分アニメをやっていたら見るくらい、そんな感じです。ましてや年齢が年齢なのでゲームソフトなんて買わないですし、その意味では「未履修組」でしょうね。
しかしそれで良かったのだと思います。
多くの方が書かれている通り、このストーリーの中核は「一風変わった関係にある、親と子の絆の物語」です。これはしばしば哲学的な話にもなって難しいところも入ってきます(子は親を敬うべきだとか何だとか、道徳的な話も入ってくる)。しかし、子供にそんな難しいことはわかりません。そこで、このストーリー全体のメインの主人公(ピカチュウでしたっけ?)と、定番の邪魔者(ロケット団でしたっけ?服に「R」って書いてある、男性と女性の人)は控えめで、「親と子のつながり」を一生懸命に真正面から描くところがとてもよかったです。この意味においては元ネタを知らなくても全く楽しめるので(逆に元ネタを知っていても、せいぜい「10万ボルト?がどのくらいの威力か?」くらいなことしかやくにたたないと思う…)、原作を知る知らないは全然問題ないのではないかと思います。
そして特集やニュースで触れられている通り、今回のテーマは、森(ジャングル)。日本ではないどこか架空の世界が舞台のようですが、それでも森の描写(さえずり、小動物の動きなど)はち密に描かれており、こういう部分は細かいところですが日本アニメ映画の良いところかな、と思いました。
そして、中盤~エンディングにかけては、驚きの結果が待っているのですが…ここでは書かないことにしましょう。ぜひ映画館にいってみてくださいね。
減点要素は特に見当たらないので、5.0としました。
(私ってアニメ作品には甘いかなぁ…)