ジェイコブス・ラダーのレビュー・感想・評価
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マ王映画史上、リメイク部門では2番目に酷い
映画「ポセイドン・アドベンチャー」を観たか😳 映画史上におけるパニック超大作の上位に君臨する映画である👍 マ王はもう何度も観て何度も泣いてるし(ハラハラより泣ける要素が強いのよ)恋人が変わる度に一緒に観て一緒に泣いてる😭 故にここ十数年観てない😑 そんな話ではなく、この作品はリメイクされてるのよ😶 2006年に監督ウォルフガング・ペーターゼン、主演カート・ラッセルで「ポセイドン」ってタイトルでね😅 マ王は彼女を連れて映画館へ初日に駆け込んだ🏃 しかし内容ときたら素人が本家の味付けを想像だけの独自の調理法で作ったラーメンのように食えたもんじゃない🖕 リメイクでマ王が一番ひっくり返ったのは「ポセイドン」である🤬 時は流れ令和6年、まさかあの日の衝撃に匹敵する作品に出会えるとは思ってなかった🤣 それが本作「ジェイコブズ・ラダー」である! 本家の「ジェイコブズ・ラダー」(1990年)はマ王も何度か観てる名作です✨ ティム・ロビンスの演技は当然として当時「ホーム・アローン」で人気絶頂のマコーレー・カルキンの名演技にも刮目してほしい映画だ👍 エイドリアン・ライン監督に足を向けて眠れないくらい面白い映画だった😭 本家の腐す部分があんまり無い出来映えに比べてリメイク版の酷さたるや😫 実は「ジェイコブズ・ラダー」は宗教映画なのよ🥸 ヤコブの梯子という話があり端折って説明すると天国に伸びる梯子の事なのよね💦 その梯子を登る過程には様々な困難が待ち受け、漸く天国へと昇った魂は安らぎを得る、みたいなトコかな🤗 本家はコレを見事な映像とシナリオで表現してたのさ😆 いやね、ヤコブの梯子の話を知らなくても(実際マ王は知らなかった)本家のカロリーは無知をぶっ壊してくれる内容なんよ😁 兎に角、面白かった☺️ んでリメイク版の件だが、何処から話せば良いかも解らんくらい本家をズタズタにしている🤯 もしコレが初ヤコブの梯子だったなら、そりゃもう仏教驀地になっちまう事請け合いだ😂 本家の名シーンをどう解釈してこんな使い方をしたのか? 本家113分に対しリメイク版89分、約30分も削った理由は何なのか? 30分削ったってのに剰え余分なシーンまで足して完成したと思ったのか? 加えて、どうしてエンディングにラップなんかを起用したのか? アカン、枚挙に暇がない🌀 休日出勤を終えてビール片手に鑑賞したから尚更沸騰したマ王だけど冷静に考えて、モテない男の薬物妄想映画という事にしてしまえば食えなくもない😑 点数はギリギリ映画として引っ掛かったと思ってほしい😵💫 映画館での鑑賞オススメ度☆☆☆☆☆ 本家の鑑賞オススメ度★★★★★ 本家への愚弄度(もう星では表せないくらい酷い)
程よい現代解釈
オリジナル版は10年程前に鑑賞したが、再鑑賞する余裕はなく、うろ覚えのまま本作へGO。 戦争による心的外傷後ストレス障害を題材とした物語はもちろん同じだが、ストーリーは前作とは似ているようでどこか違う形であった。前作はベトナム戦争真っ只中という時代背景であり、廃れた街と市民の描写も相まって哀愁漂う作品だったが、本作は現代が舞台のため、その様な世界観そのもので語りかけてくるような、引き込まれる様な魅力が薄いかと思う。だが、説教臭い説明節やらでトーンダウンすることなく、徐々に盛り上げていく構成はホラー作品としては次第点だろう。 本編はオリジナル版より短縮されており、それが影響してかテーマの割にはさらっと軽く進んでいく様に思える。だがこれが意外にもテンポよく進んでくれるのが良いポイントだ。このテーマであればもっと更にオリジナル版では語られていない深掘した緻密な物語を期待してしまうが、サイコスリラーに徹した物語もかなり注目したい。
きっと幻覚なんだろうな、という映像が続き、その幻覚がどう繋がって...
きっと幻覚なんだろうな、という映像が続き、その幻覚がどう繋がっていくのかと観ていた。でも幻覚の原因も特に斬新なこともなく、ラストもなんとなくあっけなかったかな。
PTSDと未承認ドラッグ
兄のアイザックが戦地で死亡という衝撃シーンが序盤にあり、もうすでに弟ジェイコブもトラウマになってしまったような雰囲気。退役軍人病院で働くも、何度も幻覚に襲われ、やがて兄の戦友ポール・ルティガーという男に「アイザックが生きている」と教えられる。ラダーとは梯子のことだが、地下鉄のさらに下にある空間まで降りる梯子とPTSD治療の薬“HDA”の別称というダブルミーニング。 兄を助け出して、家族の一員として人生の再スタートを切るが、PTSDはジェイコブの方が酷くなる。そして“HDA”に関する噂も色々と飛び交ってきて、同僚薬剤師のホフマンが怪しいと思い込むジェイコブ。そして・・・ どんでん返しの絶妙さ。同じく戦地に行ってるわけだから、PTSDは彼にもある。悪夢と現実の境も理解できなくなったり、天使と堕天使といった両局面をも見せてくれる。PTSDの治療薬などという薬も副反応が強すぎるという恐ろしさがあり、今のcovit-19のワクチンなんてのもその恐怖がありそうだ。
真の黒幕は誰!?
主人公、外科医のジェイコブが戦争で亡くなったと思っていた兄のアイザックが実は生きていると知ってから起こる不可解な出来事とその真相に迫るストーリー。 ミステリー要素のあるスリラー映画が好きなので期待して観に行ったけど、黒幕が誰かとか、実はこの人物が~等々、内容や展開は簡単にわかってしまうのでもっと捻りが欲しかったかも。 ・・・と思いつつ、ある人が放った何気ない(!?)ひと言等々を思い返すと、いささか不可解な点が残らないでもないような? 自分がわかっていないだけで、実はもっと難解な映画なのかも(・・;) まさにジェイコブのような状態になってます(笑) またじっくり見直してみたい。 2020年6本目
HDA
原作未読、遥か昔に1990版は鑑賞済み アフガン戦争で従軍医師を務め目の前で兄アイザックを亡くした、退役軍人病院で外科医師をしているジェイコブが幻視、幻聴に侵される話。 PTSDを抱えてカウンセリングを受ける主人公の症状が加速していく中で、死んだ筈の兄が見つかり、二人で幻視、幻聴にうなされながら何が現実で何が幻かわからなくなっていくストーリー。 前作は嫁と別れて彼女と同棲中の郵便局員だったけど、今回は医師だし嫁もいるしとかなり設定が変わっているし、ストーリーも殆ど違っていて似て非なる最早別物という感じ。 最後に全てがみえた時の衝撃は前作よりもこちらの方が好みだし、しっくり来たし、非常に面白かった。
最後は支離滅裂。
New York may be a crazy town,
but you'll never die of boredom.
Enjoy!
HELL.
Tha's what life can be, doing drugs.
But it doesn't have to be that way.
Help is available, day or night.
CALL THE DRUG HOTLINE……
これは1990年アメリカで公開された前作の冒頭の場面でベトナムにいたと思っていたジェイコブが目を覚ますとニューヨークの地下鉄の電車にいることに気づき、彼が電車の広告に目をやるとこの不思議なといってもよい文字が目に飛び込んでくる。
前作の主題は、下記に書いてある通りで、映画自体はいくらヤコブの梯子という題名でも宗教臭くはなく、むしろサイコホラーと言える映画作りがされていた。しかし、最後だけはどうしても話を終わらせなければならないのでマコーレ・カルキン(クレジット無し)演じる三男のゲーブが、いわゆる神のお告げを知らせ、最後の審判にも登場する通信事業の守護者でもある三大天使の一人と同じ名前の彼が、手を差し伸べるくだりとなっている。
If you're frightened of dying and you're holding on,
you'll see devils tearing your life away.
If you've made your peace,
then the devils are really angles freeing you from the earth.
自分の魂の平和なくしては、死神が天使になることはなく、天国にも導いてくれない様子をジェイコブが体現し、そしてそれが分かったのちガブリエルが迎えに来る大人の幻想的ファンタジー要素もあった作品と記憶しているが.....
1973年にベトナム戦争はパリ協定で終結し、その2年前の1971年に映画の設定をしていたので、当然と言っていいほど交通機関の要である地下鉄は荒れ果て街全体が暗く汚れている。タクシーなんかもハーレムに行ってくれという言葉を嫌っているように描かれていた。そんな現代の地獄のような世界観から、この映画はどうかというと、地下鉄は真っサラサラで街並みも高層ビルや奇麗なハイウェイなんかもあり現代的その物で、シナリオ自体もラストを含めジェイコブの立場も180度違うものとなっているので、前作の記憶がなかったり、見ていない人になら受け入れられるかと言えばそうでもなさそうな物語となっている。
jumpscareと呼ばれる現在のスリラー映画やホラー映画では欠かせない手法を使うことでスリラー映画の質を下げる怠慢な手法の一つとして批評家からは警鐘を鳴らされていて、この映画でもその手法が多く使われている。つまり安直な映画で、前作のオマージュを思わせる場面も多少なりともあるが、このラストでは、別に「ジェイコブス・ラダー」の題名を付けて恥をかく必要がなかったかもしれない。きつい言い方でした。すみません。謝るぐらいなら、書くなってか?
旧約聖書で兄とのいさかいから逃げたヤコブさん。その途中で見た天国と下界をつなぐ階段を天使が上ったり降りたりしている夢を見たおかげでイスラエルの始祖となった人。
ここでもイスラエルの名前の語源なんかも知ることのできる面白いと言っては語弊があるかもしれないが、デンマーク・ドイツ合作映画「アダムズ・アップル(2005)」でも見られるように案外旧約聖書の教訓ポイところは映画の題材にもなるし、日本でも小説や漫画やゲームに多数インスパイヤされていると言える。
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