ピーク・レスキューのレビュー・感想・評価
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ホテルで銃撃戦を起こす。 街の真ん中でも銃撃戦が起こる。 荒っぽいストーリー展開だ。 これは中国のVシネマだろう。 いろいろ突っ込みどころは多いが、 面白ければそれでいいと思う。
動画配信で映画「ピーク・レスキュー」を見た。
劇場公開日 2020年2月7日
2019年製作/71分/中国
原題:嶺峰营救 Peak Rescue
配給:ミッドシップ
张亚奇
费馨洁
刘秦杉
王子宸
海扬
北ミャンマーで核爆弾の取引が行われていた。
USBメモリでしか起動しないしかけになっている。
その取引を阻止しようとする軍服のグループ。
USBメモリを奪って中国領事館に逃げ込んだ白い服の中国人女性。
両者は何者なのか?
5人のイケメンと美女のグループが国際会議のテロ事件を阻止しようとする物語。
隊長(张亚奇)は佐藤健っぽい。
部下の女性(刘秦杉)は永野芽衣っぽい。
ホテルで銃撃戦を起こす。
街の真ん中でも銃撃戦が起こる。
列車の中でも銃撃戦がある。
荒っぽいストーリー展開だ。
これは中国のVシネマだろう。
いろいろ突っ込みどころは多いが、
面白ければそれでいいと思う。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
中国がテロ阻止に孤軍奮闘
東南アジアで開かれるサミットの核爆弾テロを中国特殊部隊が阻止しようと奮闘するアクション映画、サイドストーリーに訳ありで別れた夫婦の復縁のメロドラマ。
ポスターに戦車やヘリコプターが映っていますが出てきません、ハリウッドのアクション大作を真似た過剰宣伝でしょう。
ミャンマーでの爆弾の取引現場を特殊部隊が急襲するが失敗、爆弾を持ち去ったのは売り手のロシア人グループのNo.2ドゥーウェイ、起爆パスワードのUSBはバイヤーと同行した鑑定役と思われる中国女に奪われる。
中盤はUSBを取り返そうとするドゥーウェイ一味と女を守る特殊部隊の攻防、実は女は隊長の元妻で中国の潜入エージェント、隊長を任務に指名したのも彼女だったらしい。この辺は謎の女としてミステリアスにしたかったのでしょう。必然性の無い水着ショットなどはアメリカのB級映画の臭いがしますね。
ミャンマーというのも中国のお家事情が垣間見えますね、ただテロリストといえばISあたりが相場なのに売り手のロシア人がテロ決行というプロットもどうなんでしょう。中国人のロシア観としてアンチ欧米の旗頭として観ているのでしょうね。普通ならCIAが黙って見ている訳はないのでしょうがそこは中国映画ですからテロ阻止に孤軍奮闘、国際貢献。
三角関係を匂わせたり花売り娘を守って殉死とかメロドラマ要素も織り込んで頑張ってはいますが、肝心のアクションが残念、手持ちカメラでブレブレのアクション・シーンは見づらくて閉口、一時こんな手法がリアルっぽいと流行りましたが未だに使われていたのですね。
テロ阻止ものは多く「トータル・フィアーズ(2002)」など実際に一線を越えてしまったものもある中では凡庸の部類ですが中国製といった興味で鑑賞、意外にも印象に残ったのは花売りの少女、子供の健気に働く姿、無残に踏みにじられる花束の描写などベタに上手、この監督さんはアクションものより文芸ものの方が向いている気がしました・・・。
腹黒い白い女
東南アジアの架空の都市で行われるサミットを狙ったテロを阻止すべく動く中国人女性エージェントと彼女を守り共闘する特殊部隊の話。
北ミャンマー山中での売買の現場を特殊部隊が急襲制圧、そこから持ち去られた核兵器を、巡りことが起きていく。
あらすじを把握していないと序盤の流れについて行けないこと必至。
把握していてもシーンが変わった直後はちょっと判り難いし。
結構シリアスな物語だけど、後半ちょっと人間模様のドラマが強くなり、何故か一カ所だけ笑いどころもあるし、終盤では特にそれまでフォーカスされないメンバーの死で一々泣きの演出とテンポが乱れたりはあったけど、迫力はなかなかで面白かった。
尺も尺だし、この規模の作品の割にはストーリーもCGもかなり頑張っているのは良くわかるから、銃撃を受けてもピカピカな車とかは目を瞑るとして、折角の接近戦がどアップブレブレで何をやっているか見難かったのは勿体なかったかな。
ちなみに、笑いネタは一人で声出して笑ってしまったぐらいなんで、個人的にはwelcomeです。
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