プライス 戦慄の報酬のレビュー・感想・評価
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クズでも親父は親父
親父がどこまでもクズだった。子を捨てといて犯罪生活は救いようがない。こんなんで息子に手紙送って今更会おうだなんてのも自分勝手で都合よすぎ。誘拐の身代金送るくらいなら、家に戻って母とやり直せば良かったのに。
でも最後の終わり方は好き。どんなにクズでも親父は親父なんだよなぁ。
私の親父もだらしないクズで愛想つかした母に呆れられて離婚してる。けれど何故だか本気では憎めないし、むしろ10年ぶりにあったとき、変わり果てた父の姿を見て可哀想に思えた。どんな人であれ血の繋がってる実の父って存在はデカいんだよなぁ。
最後はあの後2人死んだのかな?すぅーっと父の手が息子の手が重なる所は良い余韻が残る。
展開が読めない…
けど、肩透かし。30年ぶりに自分と母親を捨てた親父から手紙を貰い、会いに行くとめちゃくちゃ怪しい雰囲気。この後の展開に期待するが、その親父が襲ってきたと思ったら発作で死んでしまう。地下室から音がすると思ったら、本物の親父が監禁されていた。どうやら、偽の親父と犯罪仲間で誘拐しては身代金を奪っていた。しかし、親父はその金を横領し、息子であるイライジャ・ウッドと母親に送っていた!?偽の親父の仲間たちが襲ってくるが、一人は殺し、一人は追いかけ、逆襲に合うが(頬に棒を突き刺される。ショッキング)、最後は勝手に車で事故って死ぬ。ラストは本物の親父の所へ戻って親子愛的なものを見せられるが、なんだかなぁ~。。全体的にゆるい感じで考えずに見れる。
自分の父親は?
シェークスピアの”ベニスの商人”
The sins of the father are to be laid upon the children.
そしてビヨンセの曲 ”Daddy”
♪There is no one else like my daddy.~ ♬
意味するところは、この物語のキーポイントとなっている....30年ぶりに父に会うって、よほど過去に何かしでかしたのではないかと思わせておいて...主人公のノーバルという人物があまりにもポンコツ過ぎて、イライジャ・ウッドご本人も本当にポンコツに見えてくる。
つまらないかと言えばそうでもないし、面白いかと言えばそれほどでもない。ギミックを使ったゴア表現も出てくるしそれなりにjump-scareスリラーの要素も垣間見ることもできる。
ラストの方でシナリオとしておかしな部分があることはあるので...そこが引っかかる。
I believe the correct term is filicide.
Oh, come here, you little rat fucker!
Come here. Come to Daddy!
カナダの日刊紙の電子版Globe and Mailより「タイトな脚本と興味深い演出の両方を提供し、インディーホラーの最高の作品とB級映画の暴力やゴアを混ぜ合わせることは、観客とノーバルの両方にとってまさに必要なもの...」
イライジャ・ウッドがどのような俳優になるかは知れないけれどもこのダメ、ダメぶりが板につくようでは少しファンとしたら心配した方が賢明か...?
シェイクスピアのベニスの商人...最後の結末は知っていても途中のシナリオを知らないなら、あまり面白くないかもしれない...小説の知らなかった部分が...映画の闇の部分となっている。
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