Uボート:235 潜水艦強奪作戦のレビュー・感想・評価
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奇襲奇策
1941年、ナチスから奪取した潜水艦でコンゴからニューヨークまでウランを運ぶベルギー人レジスタント8人+2人の話。
あらすじには潜水艦を奪うとあるけれど、コンゴについた時には用意されてますw
レジスタントの襲撃からナチスへの私怨たっぷりな抹殺で始まり、コンゴへ。
無謀にも3週間の訓練で潜水艦を駆りニューヨークへと指示がくだされ展開していく。
シリアスな話ではあるけれど、ちょっと軽目のノリも結構織り込まれていて、中盤ぐらいまでのトラブルの火種はおバカなものばかり。
アメリカへウランをというと、勿論日本人からしたらムムッとなるけど、そこは今更ね。
結構細かいフリにもなっていない様なエピソードまで拾う等、丁寧なつくりではあるものの、ちょっと安さも感じるし、最近の映画にしてはちょっと地味で四半世紀ぐらい前の映画の様なつくり。
ある意味ご都合主義満載だけど、テンポが良いしわかりやすいし、なかなか面白かった。
深刻な魚雷不足(ある意味)
ベルギーのレジスタンスが、手に入れたドイツの潜水艦を使用し、原爆作成に必要なウランをアメリカに届けようとするも…な物語。
前半は、戦争映画にありがち(?)な、男たちのスカしたジョークの連発なのだけど、会話中、3言に1言ぐらいそういうのを言うもんなので、ちょっと聞いていて恥ずかしくなる…。
また、メインの登場人物は、腕の確かなベルギーのちょい悪集団だが、まともに潜水艦を操れない彼らを取りまとめるのは、まさかのナチス兵。
そんなこんなで、正直前半はあまり好みではなかったのだけれど、中盤にはしっかりとした山場があり、そこは非常に好みだった。狭い潜水艦の中で起こる闘いと、そこに至るまでの流れなんかは特に。
期待値が上がってきたところで終盤に差し掛かるのだけど、クライマックスというには山場といえるほどの盛り上がるシーンもなかったし、え?これで終わり!?といった感じ。また、何故か協力してくれていたナチス兵の理由が、決して弱くはないけど、だからといってそこまでする…?といった、納得するにはちょっと難しい。
全体を通して、もっと魚雷をつかいまくるような潜水艦アクションなのかと思っていたら、どちらかというと国や人種を超えた仲間の絆がメインの物語?だったのだろうか。ちょいちょい出てくる伏線やその回収は好みの人からすればすごく良いと思うけれど。
予告編を見た時点ではかなり期待していたが、思っていたのとは違ってたし、良い映画なのだろうけど、ちょっと期待しすぎたかも。
ホント、中盤が良かっただけに最後の最後に起爆剤があれば。。
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