「深刻な魚雷不足(ある意味)」Uボート:235 潜水艦強奪作戦 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
深刻な魚雷不足(ある意味)
ベルギーのレジスタンスが、手に入れたドイツの潜水艦を使用し、原爆作成に必要なウランをアメリカに届けようとするも…な物語。
前半は、戦争映画にありがち(?)な、男たちのスカしたジョークの連発なのだけど、会話中、3言に1言ぐらいそういうのを言うもんなので、ちょっと聞いていて恥ずかしくなる…。
また、メインの登場人物は、腕の確かなベルギーのちょい悪集団だが、まともに潜水艦を操れない彼らを取りまとめるのは、まさかのナチス兵。
そんなこんなで、正直前半はあまり好みではなかったのだけれど、中盤にはしっかりとした山場があり、そこは非常に好みだった。狭い潜水艦の中で起こる闘いと、そこに至るまでの流れなんかは特に。
期待値が上がってきたところで終盤に差し掛かるのだけど、クライマックスというには山場といえるほどの盛り上がるシーンもなかったし、え?これで終わり!?といった感じ。また、何故か協力してくれていたナチス兵の理由が、決して弱くはないけど、だからといってそこまでする…?といった、納得するにはちょっと難しい。
全体を通して、もっと魚雷をつかいまくるような潜水艦アクションなのかと思っていたら、どちらかというと国や人種を超えた仲間の絆がメインの物語?だったのだろうか。ちょいちょい出てくる伏線やその回収は好みの人からすればすごく良いと思うけれど。
予告編を見た時点ではかなり期待していたが、思っていたのとは違ってたし、良い映画なのだろうけど、ちょっと期待しすぎたかも。
ホント、中盤が良かっただけに最後の最後に起爆剤があれば。。
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