ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のレビュー・感想・評価
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巨大企業と戦うのはドラマになる。 しかも公害訴訟で100%相手が悪...
巨大企業と戦うのはドラマになる。 しかも公害訴訟で100%相手が悪いが証明が難しい。 様々な妨害が入る。 実話らしいが、大企業がここまで悪に徹するのか。 最後の最後まで困難に見舞われるが、一応のハッピーエンドでよかった。
長い長い戦い
飼っている牛が次々と死に自分も体調不良を明らかに感じている農場主が、化学メーカー・デュポン社と、工場廃棄物による環境汚染訴訟するのを、弁護する弁護士の長い長い戦いの話。 企業弁護の大手事務所に就職したのにおばあちゃんの紹介だからって個人の訴訟の弁護をするのか、という意外な感じがしたが、だからこそ映画にしようという話も出たのだろうな。 PFOA(ペルフルオロオクタン酸)を巡る長い長い戦いの、長い長い映画でした。だからこそ、実話なんだということなのだろう。 観ることが大切かな。キネ旬はほめてた。
信念を貫く
巨大企業と長い年月を戦った実話!
キャリアを捨ててでも地道に調査し巨大企業に立ち向かう主人公のマーク・ラファロに引き込まれました。
以前見たエリンブロコビッチも集団訴訟の実話映画でしたが2作共に素晴らしい作品でした✨
信念執念忖度なし 日本にはなかなかないもの
このようなグローバル大企業のお抱え弁護士事務所がこのような英断をし、ロブ弁護士だけではなく、上司も、事務所として社会正義のため立ち上がる。 ロブは嫌がらせにも負けず次第に健康被害者となってしまった住民たちに寄り添い闘い続ける。 実名企業名で、それだけでもすごい。実名で被害者、原告も登場。それもすごい。バッキーも本人登場。 そして、このような映画がハリウッドの超一流どころの名優たちがこぞって出演している。 これってすごいことだと思う、日本の貧しい状況対比。 バッキー君のガソリンスタンドのシーンは映画史に残る名場面だ。 ブラボー。
2本立て、1本目。 デュポンってこんなひどい企業だったんだ。これ、...
2本立て、1本目。 デュポンってこんなひどい企業だったんだ。これ、全部本当?本当なんでしょうね。今も普通に大企業ですよね、そのことが恐ろしく思えた。 映画は淡々としていて、正直私にはすごく面白いとまでは思えなかった。あくびがたくさん出た(笑) アン・ハサウェイが主婦役してて驚いた。なんかイメージと違う。
巨大企業を敵に回す弁護士
裁判ドラマではなく、真実を追求するするドキュメンタリー。 久しぶりに身につまされる高評価をあげたい映画。 アンハサウェイやティムロビンスが主人公の脇を固めていて、感動。 デュポンがよく上映を許した映画だと思ったが、この弁護士が 真実を追求した結果、判決が出ているからこそ、文字通り既成事実化 されているからこうやって日の目を見ているのだろう。 観てよかった〜。
かなりツラい
なんでか国内でしっかりした通達や報道を未だ耳にしないのはデュポン社だけでなく日本企業も沢山のテフロン加工(PFAS)を40年間以上やり続けて利益を享受してきたからか?CMスポンサーに配慮? 60年この国に住んでるがこの種の警報は常に実感として伝わってこないのが現実😑 企業人は企業利益追求の前で人としての正義や理性を保つことがいかに至難の技なのかを改めて思い知る😑 「水は低きに流れ、人は易きに流れる」ましてやこうした場合に政府や官吏があてにならないのは言うまでも無い、悲しいけどね 公開打ち切り早く、やっと観れた映画「ダークウォーターズ」は水俣病のような企業による垂れ流し公害が40年以上、デュポン社のようなグローバル企業により、(社員を使った人体実験までして)事実を把握しながらも隠蔽工作され、事業展開し続けられていた事実を明かす😑 世界に蔓延し続けた把握不能な被害も含めて人間の所業と愚かさに寒気が止まらない😑 ゾフィーならゼットンで地球ごと消滅させる級な、人間の情け無さの極みだわ😭ツラいゼ〜
信念 勇気 使命 情熱
自分だったら、どおする?! 告発する勇気が持てるか、頭がおかしいと思われる?誰の共感も得られないのでは?貫けるか? 感情移入しながら観ました。 駐車場で車のキーを回すシーン…何か巨大なものを敵にまわしてしまった、後戻りもできない。震えが止まらない。正しくありたい、勇気を貰いました。
長い戦いなのね・・・
今だ決着がついていないっうのがスゴイ。 長い年月を描いた作品なので、時の流れなんかを編集で見せようとしているんだろうけど、多少デンポが悪いかな。 とは思えた。
煮ても煮つかぬテフロン加工
おそらくこのような卑劣で姑息な隠蔽は、アメリカの一企業に限ったことではなく、日本でも、さらには世界中で鉄面皮(!)に行われていることなんだろうと。本件のように何かのきっかけで明るみに出ないと、住民は水面下(!)でじわじわと蝕まれて、取り返しのつかない状態になってから社会問題化するのだ。
マーク・ラファロは「スポットライト」とも共通する正義感あふれる役柄だが、あまりにも自らの家庭と健康を犠牲にし過ぎで、いたたまれない。よくわからないが、控訴というわけでもないのに、ひとつの訴訟にこんなに十何年もかかるものなのだろうか。
映画の帰りにデパートの台所用品売場に寄ってみたが、未だにフッ素樹脂コーティングのフライパンはたくさん並んでいたのだが…。
善良な弁護士の静かな正義感に感動
TOHOシネマズのアプリを眺めていたら、やたらと評価が高いのが目につきました。ストーリーを読むと、私の好きな社会派もの。これは観るしかない、と思い普段はしない予約までして鑑賞しました。シャンテは上映する作品のセンスがいいですね。 構成は至ってシンプルな3部構成。巨大企業が生み出す自然破壊に闘いを挑む弁護士のお話。一番リアリティーを感じたのは、調査が佳境に入ってくるシーンです。デュポンから送られてきた大量の段ボール箱。中身は全て関連する資料。読み込めるわけない。心が折れる。自分なら間違いなく投げ出す。そこで挫けずにやり抜き、勝利を勝ち取るなんて、格好良すぎです。世界はこうした善良な市民によって支えられてると思います。多くの人に見て欲しい映画です。
「永遠の化学物質」とそれを製造する企業の実態に慄然とさせられる一作。
作品の面白さとは別に、本作が明らかにした問題の大きさに唖然とさせられます。 本作の主人公、ロブ・ビロット(マーク・ラファロ)は、大手のデュポン社を告発する住民の側に立つ弁護士なのですが、彼が所属する弁護士事務所は、本来むしろ企業側の弁護を業務としているため、ビロットの動きは弁護士事務所、そして彼と彼自身の家族を追い込んでいきます。 身体の不調を押しつつ着々と資料と証拠を積み上げて戦い続けるビロットの姿には胸打たれるものがありますが、デュポン側は担当弁護士以外の姿が余り見えてこず、描写がやや一面的になりがちな感は否めません。このあたりは、本作の製作にも携わっているマーク・ラファロの思い入れの強さゆえでしょうか。『MINAMATA』(2021)では、國村隼の見事な演技によって、冷酷非情に思えたチッソ経営陣の心情まで描いていたこととはこの点で対照的でした(『MINAMATA』の方には、原告側の描き方についてまた別の問題があるんだけど)。 画面は終始彩度が低い寒色系の色彩が支配しており、まるで水だけでなく世界全体が汚染されているかのような印象を与えます。本作が取り上げるPFOAはもちろん現在では世界各地で製造・使用が中止となっていますが、一度作り出されたものは決してなくならならず、「永遠の化学物質」とも呼ばれています。そしてそのような物質はPFOAだけでなく多くの種類があり、その中には今も規制がかかっていないものも(この「規制」の有無をデュポン社は利用していた)。「ダーク・ウォーター”ズ”」と複数形になっているのはそんな意味もあるんでしょうか…。
稀な成功例なのでしょうね。
たった一人では成し遂げられないけど、何事も一人の情熱や熱意から始まるんですよね。彼がいなければ何も始まってないわけで。 某国では公文書改竄や統計データの二重計上、嘘言ってました!って声高らかにゲロする政治家がいたりと、クソみたいな社会だななんて思いましたが、どこにでもありますね。しかし、巨大な金がある組織と戦える場所を勝ち取れるってところは、アメリカはチャンスを与えるって面ではフェアなんだなって思ったり。 なんで日本はこれができないんだろ?って思うと、さらに落ち込みます。くだらない国だなって。最近観た水俣曼荼羅を思い出しました。なぜ。水俣訴訟はこういう結果になりえなかったのか?って。司法環境は欧米に遅れてるのでしょうかね?どーにも、日本はやったもん勝ちな感じがします。悲しいな。 さて、本作は「事実は小説より〜」に違わず、ドラマチックです。その内容が故にストーリーにはなんら文句がつけようないですね。クライマックスはチョイとジーンとしちゃいました。 映画作品としては正攻法の作品ですから安心して鑑賞できますし、満足度高いと思います。ただ、僕としてはいくつか不満があります。デュポン社との駆け引きは熾烈だったでしょうからその辺りをみたかったし、やはり巨悪(って言っていいよなぁ)に立ち向かい続けることができた主人公の内面を見せて欲しかったかな。 英雄譚のような仕上がりがちと残念。面白いがもっと面白くなるはず。
日本でもPFOA垂れ流されてるよ
沖縄で米軍基地から捨てられてる。 映画みて、アメリカは自国内でもこんな酷いことするんだから途上国ではいわんやと思ってたら、沖縄でも起こってた。いまも。 社会派弁護士だったわけではなく、企業弁護士が成り行きで関わって、相手も友達だしすぐ解決するだろうと思ったら深みにはまっていく。 事務所のオーナーも渋るかと思いきや啖呵切ってくれてかっこよかった。 ガソリンスタンドのシーンが忘れられない。 マークラファロがニューヨークタイムズの記事をみて興味を持ちプロデュース。 突き動かすのはやはり気持ちなのかな。 やや詰め込み過ぎ。宗教モチーフはよくわからず。 ウェストバージニアってそんな田舎なのか。都会のエリートは田舎の労働者を別の世界の人たちだと思ってるのかという描写があり、この積み重ねがトランプや彼らの信じる陰謀論なんだなぁと根深く感じた。
家のフライパンを変えようと思います
巨大組織に対して、全てを投げ打ってでも戦う弁護士。 そして、隠蔽や反故を繰り返すデュポン。 焦げ付かないフライパンは もう何十年も使用していて、 剥がれたものが体内に入るのは 身体に悪そうなのは知っていたが、、 まさか発がん性がここまで実証されているとは 知らなかった。 そして、まだ戦いは続いていると知って驚いた。。 新聞で訴訟を知った彼。もっと世に知らしめなければ、、その熱い想いを持ったプロデューサーが 主演を務めた!というのも頷ける。 だからドキュメンタリーのように自然で真に迫るんだろうな。。 フライパンは口に入るものを作る器具なので 看過してはならないと思う。。 上質な社会派映画として、 見応えありました!
アバブザロー
政界、財界、軍事との強固な結びつきを持つコングロマリットとの消耗戦を通して試される信義 如何にして闘い抜いたかを真摯に克明に描く 硬派でジャーナリスティックな作品ながらエンタメ性にも優れている 目を惹く俳優達が演じる普通の人々の苦闘がとても見易い それを作り出す腕前をけして目立たせない製作陣を称賛
シリアスだからこそ魅せ方が大事
昨年、コレクティブがつまらな過ぎて今後はシリアスな組織隠蔽モノは観ないと誓いましたが、本作はドラマ性が評価されていたので騙されたと思って観に行くことに。結果、当たり!弁護士事務所に所属する一弁護士がクライアントである企業に立ち向かうという無理ゲー設定から始まり、エンディングまでの物語のアップダウンは見事(=基本に忠実)。これには原告である農家のおじさんの存在が大きくて、あのおじさん夫婦が癌を患ってしまった時はどん底に突き落とされた気持ちだった。主人公である弁護士の私生活での苦しみが庶民でも共感できる内容であったこともポイントだったと思う。
コレクティブと比較して、同じトーンの作品であっても作り方が異なるだけでこれだけ刺さり方が違うのかと実感。真面目なだけはつまらない。本作のように丁度良い塩梅の作品とこれからも出会いたい。
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