ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価
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良かったですね
映画館で見ました。映画館効果もあるかもしれませんが、良かったですね
衣装がとにかく古臭いというより、ファンタジーらしさがあってとにかく魅力的でしたね。しかもキャストも魅力的で良かったです。小説の中と現実が違和感なく交差していて、しかも演技も良しです!
ラブラブロマンスというよりも四人姉妹のはっきりとしたキャラクター、いい人たちやなーという感じ、その表現の仕方も嘘っぽくなくて良い小説だなと思いました。
ハラハラすることも嫌な気持ちをすることもありませんでした。とにかく、家族愛と恋愛とファンタジー性がエンターテイメントとして良質な時間を提供してくれたなと思います。
当方男だけでみましたが、個人的にはいい意味で見て良かった映画です。しかし家で見たら3点くらいかなと思います。
時間は戻らないし、もどれない、それでも夢中で生きる。
女性の生き方
原作は読んだことが無いんですがティミーの出演が決まった時からずっと...
原作は読んだことが無いんですがティミーの出演が決まった時からずっと心待ちにしていた本作。
名作の域に達するのではと思えるほど素晴らしい作品でした。
ティミーが出てきた瞬間、おーー!ってなりましたけど、不思議とすぐローリーに見えたし、そこは出演している役者さん全てに言えますが、皆さん役にはまっていて素晴らしいキャスティングでした。フローレンス・ピューはあと数年するとピュー姐と呼びたくなるような貫禄がありましたが笑
当初はエマ・ストーンもキャスティングされてたけど誰役だったんだろ?
グレタ作品、前作はあまり共感度は高くなかったけど、グレタ作品にシアーシャは欠かせない存在になりつつあるし次回作品が楽しみになりました
上質な作品
それぞれのキャラクターのもつ女性像が巧妙に絡み合うアンサンブル
何度も映画化やアニメ化、ドラマ化がされてきた世界的名作「若草物語」を再映画化した今作。グレタ・ガーウィグの自伝的映画として監督した『レディ・バード』で主演を務めたシアーシャ・ローナンを主人公に再キャスティングし、エマ・ワトソンやフローレンス・ピューといった注目若手女優も参加することで古典的名作でありながら、題材への古臭ささを感じさせず、映画を観に行くハードルを下げることに成功している。
古典的な風景と現代劇に通じるスタイリッシュが見事に共存する画作りが、この手の時代背景が苦手な人にとっても、飽きを感じさせない構造になっていることもヒットの要因だろう。
女性にとって結婚が全てとされていた時代で、女性としての幸せは別にあるはずと奮闘するジョーとその姉妹たちが、時代を象徴する様々な価値観をもつ女性像として、それぞれのキャラクターが絶妙なコントラストとなっていることで、それぞれの物語が同時に展開されていてもぶつかり合わず、巧妙に絡み合っている。
姉妹の母親は、困っている人を見ると放っておくわけにはいかない典型的な共産主義者であるが、その意志を一番受け継いだベスが病気で亡くなってしまうことや、登場する男の方が女性陣よりも、どことなく乙女チックだったりロマンチスト、病弱という点で皮肉が効いていたりもするのだ。
ティモシー・シャラメが演じるローリーは、ジョーに猛アプローチをかけた末にフラれてしまうが、数年後に妹のエイミーがあたかも運命の相手だったかのようにアプローチをかけてくる。
すごくチャラいキャラクターに感じられるが、「男なんてそんなものだ」という、グレタ・ガーウィグ節が効いているキャラクター構造なのだ。
今作は衣装デザイナーのジャクリーヌ・デュランが第92回アカデミー賞にて衣装デザイン賞を受賞したが、ジャクリーヌは過去にディズニー実写版『美女と野獣』も手掛けている。エマ・ワトソンがドレスを着ていると、どうも『美女と野獣』感が出るのには、理由があったのだ。
『ミッドサマー』の批評のときにも論じた通り、フローレンス・ピューは顔の表情だけで年齢を変化させる特殊能力をもった女優だ。今作でも幼い表情から、大人の女性の表情の変化を見事に演じきっている。アカデミー賞にノミネートされたのも納得できる。
純粋・素直・誠実
装丁のしっかりした古典文学の新訳改訂版
邦題には異議あり。もちろん若草物語という題名だって原題とは無関係な創作物なんですけどね。
若草物語2巻分を、主人公ジョー(ジョゼフィーン)から見た現実と、小説家としての仮想とを混ぜこぜにしながら描くという、凝った作品です。
想像部分と現実部分との境目があえて分明でない描き方なので、原作に関する予備知識がないと、意味不明で終わってしまう危惧を感じました。
話としては、特に何か盛り上がりがあるわけでもなく、18世紀後半の中産階級一家の抑制された生活を描いており、盛り上がりがないのにそれでも楽しめる作品でした。
時代考証された多くのシーンはCGが多用されているようで、ちょっとありえないと感じるシーンがいくつかあり、それは減点ですが、広大な平原などは、もしかしたらこれもまた合成かも知れませんが、それなりにすがすがしい景色で心洗われました。
幸せとは・・・?愛とは・・・?考えさせられる青春物語。
【賛否両論チェック】
賛:四姉妹それぞれの、幸せや愛に対する価値観の交錯を通して、その本質が問いかけられていく様に、思わず考えさせられる部分も多い。
否:物語の時間軸が少し分かりにくい印象を受けてしまう。展開も結構ご都合主義か。
「結婚が女性の幸せ」と言われて憚られなかった時代にあって、そのステータスに疑問を抱き、自分の夢へ向けて歩くことを決めるヒロイン・ジョー。そしてそんな彼女とは対照的に、愛する人との結婚が幸せだと疑わないメグや、裕福になることに幸福感を見出そうとするエイミー、彼女達とはある種の一線を画し、家族といられることに幸せを感じ続けるベス。四姉妹がまさに四者四様の価値観で、時にぶつかり合ったり、時に励まし合ったりしていく姿を通して、「本当の幸せとは・・・?」「本当の愛とは・・・?」といった普遍的なテーマが、ストレートに問いかけられてくるようです。
しかしやはり文学小説の物語なので、非常に淡々とした雰囲気や、とっても都合の良い展開、そして伝わってくるテーマ等々、どうしてもその少し固い空気感は、好き嫌いが分かれそうなところでもあります。時間軸も7年前と現在を頻繁に行ったり来たりするので、
「これは・・・どっちのシーン?」
と判断するのに、毎回戸惑ってしまう感もあります。
幸せへの価値観が多様性を極める現代であればこそ、求められているお話であることは間違いありませんが、基本的には文学的なお話が好きな方向けの作品といえるかも知れませんね。
女友達と語り合いたくなる
完成された日常もの
原作は名前だけ聞いたことあるかも程度の知識でしたが評判につられて鑑賞。
評判に違わぬ素晴らしい作品でした。
アニメにはよく「日常系」と呼ばれる作品があります。
それらの作品の面白さはキャラクターの魅力が大であると思っておりますが(個人的見解)
この映画もその例に漏れず、キャラクターの魅力がそのまま物語の面白さにつながっている日常系作品の様に感じました。
基本日常系なストーリーのため、ハラハラドキドキな展開はあまり無いのですが、
登場人物の魅力にグイグイ引き込まれるため目が離せず、
あたかも自分自身が5人目の兄弟(姉妹)になったような、不思議な気持ちにさせられます。
逆に、登場人物に魅力を感じなければ恐らく全く面白くないタイプの作品ですが、
感情移入できるのであれば、人生・日常・家族、そんな言葉が詰まった暖かい作品だと思います。
もう一度観てみたい
若草物語は作品名は知っているが 実は読んだ事も 過去の映画を観た事もない、知っていたのは4姉妹の話だと言う事くらい。
出演者が豪華な顔ぶれでエマ ワトソンも見たくて そんな単純な理由で観に行った
話は女性の地位がまだ低い時代のアメリカ、女性は結婚しないと自立出来ないそんな世間の風潮の真っ只中に生きた4姉妹の純粋で愛に溢れた物語、原作も読んでみたい
ストーリーの展開が面白い、主人公の次女ジョーが自分の作品を出版社に持ち込むところから始まるが 直ぐに4姉妹が一緒に暮らしていた7年前に戻る、その後も時代を行ったり来たりして 少し混乱してしまったが それも最初だけ、この展開が物語に集中出来た要因の1つ
映像も豪華な出演者と衣装で時代背景を忠実に再現、見ていて全く飽きなかった
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