ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価
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四姉妹 家族のものがたり。
メグ。ジョー。ベス。エイミーの四姉妹と家族のお話です。原作は未読です。
四姉妹がそれぞれの個性がありそれぞれの考え方。思いがあって女性の生き方を描いている。
結婚する事が幸せとされる時代で男性に頼らない生き方。 作家として身を立て自分一人で自由に生きていくと決めていたジョー。 でも、姉妹が結婚していく中でジョーの気持ちに変化が…。
どの時代も女性は結婚を悩む時はあると思う。
そして、周りが結婚していくと何故か自分が取り残されている感じになる。
そんな時、本当にこのままでいいのか…。自分に問いかける。 結婚…。考えることに。愛する相手がいる幸せ。
この作品は姉妹のじゃれ合うシーンが好きです。仲の良さが伝わります。ジョーとエイミーの喧嘩も姉妹ならではです。ジョーの若草物語を完成させた時の顔が何とも言えず。いい顔してる。衣装も素敵で音楽も素晴らしいので感動します。
なんと美しい子らよ
結婚だけがすべてじゃない。自分もそう思っているので、同じく独身の友人を誘い鑑賞。女性への偏見が強い時代に、あんなにも強く、真っすぐに生きる姿って、凛と咲く花のよう。可憐で美しく、儚げ。四人姉妹の仲睦ましきこと。麗しい。乙女心錯綜。好きなことをして稼ぐんだ。そして好きな人には好きと告げよう。遠くへ行ってしまう前に。
これぞLittle Women‼️
とんでもなくいい作品でした。今年のベスト間違いなしです‼️
原作が大好きで、正と続編を文庫で持っていて繰り返し読んでいました。
でも昔TVで見たのは、エイミー役をエリザベス・テイラーって、
子供心にも、ないわ〜って思ってました。
何度も映画化されているそうですが、そりゃ女優4人も使えるとあったら
描こうとする世界は紋切り型になるのはしょうがなかったかな。
グレタ・ガーウィグ監督の本作は、原作のオルコット女史の意を
最も汲んだものとなっているのではないでしょうか。
少女時代がなくなってしまう、というセリフ、ホント泣けました。
原作が良いから、というのもありますが監督のオルコットに対する敬意が
この作品を作ってます。
主演のシアーシャ・ローナンも抜群でしたが、エイミー役のフローレンス・ピュー、
びっくりするほど存在感があって、手垢のついた言い回しですが、
今後の活躍が楽しみと思わせる俳優です。
ホントにいい作品でした。
久しぶりに
原作を読んだのが小学生の時なので、実に30年以上振りの若草物語でしたが、内容をほぼ覚えていて自分でもビックリ。昨今、ジョーの様な生き方を望む女性が増えてきていると思いますが、当時は珍しい存在。今は非常識な事でも時が経つにつれてその非常識は常識になります。日本の女性の賃金格差や待遇差が縮むのは、私が死んでからになるだろうけれど、それは悔しいなあ。仕方がないですが。アメリカの映画も2015年位から、女性の描写が本当に変わりましたよね。欧州かもっと先の時代に産まれたかったというのが、この作品を鑑賞して出てきた私の本音です。
普遍的な成長物語
6/12公開だからもう絶対終わってると思ったら唯一TOHOシネマズ日比谷で上映していた。滑り込み鑑賞。
言わずと知れた名作「若草物語」。幼い頃与えられた児童文学全集に入っていたやつであるからして当然朧げに筋は覚えているが、四部作だったのは最近知った。「赤毛のアン」並の大河小説だったわけである。「赤毛のアン」シリーズはほぼ全部読んだんだけどな...。
シアーシャ・ローナンが主人公のジョーなので、年代的には「続・若草物語」だと思っていたが、物語は時代を自由に行き来し、「輝ける少女時代」と「厳しき(損な)青年時代」を描き出す。
この自由な時間の行き来により、観る側はよりリアルに登場人物に「触れる」ことができる。
原作は非常に古典的かつ道徳的な感じだった記憶があるが、この映画の四姉妹の明るさといったら!若い女の子って本当になんでも楽しむよね、というほっこり気分にさせられる。
四姉妹は全て個性の強さが際立っているけれど、やはりジョーとエイミーの対比が鮮やか。お互い根底に同じものを持っているようで、決定的に違う道を選ぶふたり。いちばん互いを意識しているふたり。ジョーの野心もエイミーの野心も形は違えど本質はどこか似ていて、そしてその野心から自身の「本当」を掴もうとするところも同じ。技巧的というよりは愚直なまでの対比だけれど、女性の様々な側面を見せることに成功していると感じた。
原作の(最初の)エイミーはおしゃまで我が強く、やけに鼻を気にかけていた印象だが、フローレンス・ピューはその少女時代と成長して淑女となった姿の演じ分けが恐ろしく素晴らしい。
虚栄心をどこかで隠しきれないけれど善良なメグ(エマ・ワトソンのどことなく型に嵌ってるけど善良な感じが素晴らしい)、物静かだけど圧倒的な意志を持つ圧倒的な天使ベス(ベスのエピソードは私が原作で最も愛するところである)もとにかく素晴らしい。
強そうに見えて、恐らくいちばん内部の脆さを抱えているジョー。メグが結婚するときの懇願。家族がいればよかったのに、家族はずっと一緒ではいられない。ベスを喪った結果、彼女が「愛されたい」「間違っているとは思わないけどたまらなく寂しい」と吐露する場面。酷く心を揺さぶられた。
人生は常に手探りだ。要領の悪すぎるジョーに「もう少し巧く立ち回れば...」などと思ってしまうけれど、実はそれは簡単ではない。あの輝ける少女時代はどこかで終わり、決してハッピーエンドではない長い人生が待っている。
あのラストの虚実(?)を織り交ぜた落とし込み方がグレタ・ガーヴィグっぽいなと思った。ずーっと損な役回りのジョーが一矢報いる場面として観た。
ティモシー・シャラメは美しいがとことん格好悪い。とにかくエイミーに諭される傷心でだらしないティモシー・シャラメが良かった。明るいローリーより圧倒的にあのダメローリーの方が似合っている...。
ローラ・ダーンが途中で豹変していきなり滔々と語り出したりしないかなと思って観てしまった。そんなことは当然なかった。まあ若草物語だしな。
アカデミー賞では衣装デザイン賞受賞なだけあって、皆の服装も物語にマッチして素晴らしかった。
好き❤ ❤ ❤
面白かった〜〜〜〜🍀
元々幼き頃から「若草物語」は大好きなお話❤ ❤ ❤世界名作劇場で見たメグが階段を登るときにスカートの裾をつまんで持ち上げる仕草にとっても憧れて、母親にロングスカートを履かせてほしいと頼んだっけ。
映画が始まると同時に、あ、続編の方なんだ✨とテンション上がりまくり (*´艸`*) 「若草物語」が四部作だなんて今回初めて知ったー。改めて原作全編読み返そうかしら。
時代的背景もあって「結婚するのが女の幸せ」がベースにあるけれど、その結婚一つとっても姉妹一人ひとりで結婚に対する考え方が違って構成がとても良くできてた。
メグが結婚式直前にジョーと話していたときに言った台詞「Only because that I have a different dream from you, it doesn't mean that it's not important.」(←みたいな感じだったと思う)は現代をも象徴しているいい台詞だと思う。
ティモシー・シャラメの無駄遣いとフローレンス・ピューのムチムチ感は否めないけど、全体的に本当に大満足な映画✨✨✨
2回目も面白い つまり…
WOWOWで2回目観賞!
本当に素晴らしい映画だ
この映画と、時代も場所も、設定も何もかも違うのに、こんなに共感できる不思議。
薫堂さんが言ってたけど、この監督脚本のグレタ・ガーウィグはこの映画を作った時30代前半!素敵過ぎる。
今後の作品が楽しみ。
自分らしく生きる選択肢
今から百年以上前のこと。今よりもずっと女性が生きるための選択肢がすくなかったときのこと。
個性を持った四姉妹が自分の人生を選択していく。みんなちがってそれぞれしあわせ。答えはひとつじゃないから。ただ共通しているのはそこには愛があること。
今だってまだまだ女性の生きにくさはのこっているけれど、意志を強く、愛を深く持って生きていきたい。女性である人生を、たのしもう。
(海であそぶシーンが最高潮に眩しかったです。どのシーンの衣装も素敵できゅんとしました。)
若草物語自体知らなくても大丈夫
素敵な4姉妹の物語。つぐないから何年経つのだろう、次女ジョーを演じるシアーシャローナンは名実ともにトップ女優の貫禄。あと末っ子のエミーがどっかで見たと思ったらミッドサマーのフローレンスピュー。長女がエマワトソンだったりびっくりの豪華キャスト。キャラがたつ女優の共演は是枝監督の海街diaryのよう。
暗黒のコロナ禍の中でほっこりする4姉妹の成長物語は観て良かったなぁと思えたね。
女性の女性による女性のための映画
いつの時代だって女性は強く美しく輝いてきた。女性として、人として自由に自分らしく生きた4姉妹(とそれを取り巻く男性)の物語。
人生という物語とは、過去の話でも現在のことでもなく、その2つが織りなすもの。慣れないと分かりづらいが、ふたつを分けず回想シーンではなくリンクする時間軸として構成したのが巧み。
そして、4姉妹の女優たちの表情と目の演技が圧倒的。
「女にとって結婚は経済問題」グサリと刺さる言葉だ。
これまでの作品を観た上で、もう一度トライしたい
原作及びこれまでの作品は未読未鑑賞。
グレタ・ガーウィグ監督の前作『レディ・バード』は鑑賞済みです。
ただ、予習しておくべきは原作の方でした。
どちらかというと、今作は今までの若草物語を観た上で新たな若草物語として観たいという作品。
ストーリーや人物相関が掴めないで入っていったのですが、前日の寝不足もあり、自分にしては珍しく夢の世界と現実の世界を行ったり来たり。
しっかり頭を起こして臨むべき作品なのに、前半はウトウトしながら観てしまったので、断片的な記憶しか残らず残念な結果になってしまいました。
とはいえ、また観に行かないといけないというほど分からないわけでもなかったので、家に帰り、ネタバレあらすじサイトで断片同士をつなげる作業をして何とか記憶を取り戻しました。
そんな状況だったので、ほとんど後半からの感想です。
すみません。
四姉妹はもちろん、男性陣に親や周りの人々。
どのキャラクターもそれぞれ個性的で魅力があります。
女性の幸せって何なのか?
辛い現実にも負けずに、反発し合いながら絆を深め合う姉妹の姿は、誰が観ても感動できるものだったと思います。
また、美しい映像を通して、南北戦争の頃のアメリカの雰囲気が、今を生きる我々にも伝わってきました。
特にニューヨークの街や舞踏会など人が集まる場所でもまるで、タイムスリップしたかのような錯覚に囚われるほどです。
そして豪華な俳優の中でも、個人的にはやはりシアーシャ・ローナンさんが1番輝いて見えました。
レディ・バードの時とは全く違った雰囲気で、目や声が本当に綺麗。
監督と共に今後注目していきたいです。
原作ありなのに完全にグレタ監督&ローナンの世界になってるのがすごい
期待通りの良作!
『レディ・バード』と同じ監督&主演。
痛々しい少女/女性という作品の魅力は通じるモノがあります。
今作はよりアイデンティティに踏み込んでるかな?
原作ありなのに完全にグレタ監督&ローナンの世界になってるのがすごい。
若いゆえの未熟さと暴走。
誰もが正解ではない。同時に間違ってもいない。
女性だからこその絶妙な青酸っぱさ。
”少女時代が終わっちゃう”って台詞が印象に残ってます。
四姉妹はギャン騒ぎだし、新キャラが次々と出てくる。
さらに時系列もちょいトリッキーで冒頭1/3くらいは脳フル回転で楽しむ余裕なかったかも。
でも中盤で一旦整理できて四姉妹に愛着湧いたらめっちゃ楽しい。
そして終盤1/3の怒涛の展開!
少女マンガ的というのだろうか。
ここまで”女の子が主役”って作品を久しぶりに見た気がします。
終盤の”こんなの辛すぎるよ”って展開にはヒィー!って叫びそうになりました。
予告編のミスリード(?)も上手いなぁ。
シアーシャ・ローナンは主演女優賞も大納得の名演。
素の顔立ちからしてオーラがある。ひと目で普通と違うキャラってのがわかる。
そのうえ演技も素晴らしいとか~。
エイミー役のフローレンス・ピューも素晴らしい。
特徴的な顔と声がエイミーのキャラにあってた。お転婆な少女時代のリアクションがいちいち面白い笑
ベスも良い意味で地味。そして密かに力強い空気が素敵だった。
エマ・ワトソンが長女役ってのが驚き。それでいてしっくりきてた。ハーマイオニーが大きくなったなぁ;;
四姉妹はほんと素晴らしいキャスティングだった。
母役のローラ・ダーンは『マリッジ・ストーリー』の弁護士役を思い出して最初はビクビクしました;軽くトラウマらしいです笑
真反対の役を見事に演じて最終的には弁護士の姿は一切頭から消えてました。素晴らしい。
ストーリーは名著の原作なのでもちろん良い。
すばらしいキャストがすばらしい演技をする。
監督のらしさをしっかりと取り入れた作風。
と見事にリアレンジした良作でありました。
映画館で観て正解でした。
映像はとても綺麗で登場人物の心情を表すかのように色彩が鮮やかだったりモノトーンのように少し沈んだ色合いになったりと細かい演出もあり、登場人物の衣装も美麗ですし、女性の方でしたら、それだけでも楽しめる程ではないかと思います。
恥ずかしながら、若草物語を読んだ事も無いので、どこまで原作に忠実なのか分かりませんし、他の若草物語の映画を観た事がないので比べようもありませんが、すんなり受け入れられるような見事な作りでした。
皆、善い人ばかりなので、その行いを見ているだけで、心が温まりますね。
マーチ家、本当に良い家族ですよね。
ただ、現在と過去を頻繁に行き来する構成は面白いものの、戸惑う事も有り、一長一短のような気がします。
しかし、これを演じ分けたキャストさん(勿論、メイクさんの力もあっての事だと思いますが)の演技力、本当に凄いですね。
主役であるジョーの心の機微までしっかり表現していたシアーシャ・ローナン、本当に素晴らしい役者さんですね。
個人的にはシアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメの絡みにほっこりしました(*´∇`*)
良かったですね
映画館で見ました。映画館効果もあるかもしれませんが、良かったですね
衣装がとにかく古臭いというより、ファンタジーらしさがあってとにかく魅力的でしたね。しかもキャストも魅力的で良かったです。小説の中と現実が違和感なく交差していて、しかも演技も良しです!
ラブラブロマンスというよりも四人姉妹のはっきりとしたキャラクター、いい人たちやなーという感じ、その表現の仕方も嘘っぽくなくて良い小説だなと思いました。
ハラハラすることも嫌な気持ちをすることもありませんでした。とにかく、家族愛と恋愛とファンタジー性がエンターテイメントとして良質な時間を提供してくれたなと思います。
当方男だけでみましたが、個人的にはいい意味で見て良かった映画です。しかし家で見たら3点くらいかなと思います。
時間は戻らないし、もどれない、それでも夢中で生きる。
姉妹がずっと喋ってて笑けた。
これでもかと延々と喋る。姉妹間での共感ポイントも多く、不思議と心地よく聞いていた。場面、台詞、字幕の波で頭はフル回転なのに疲れることなく最後まで見届けた。
登場人物が皆魅力的で、やさしい。
国境を越えて共感できるすばらしい映画に出合えて感無量でした。
姉妹で観たくなる映画です。
女性の生き方
男性優位の時代ではありますが、
それでも、ジョーのように自立しようとする者もいますし、
メグのように家庭を持ちたい者もいる。
19世紀の女性たちのそれぞれの生き方を、衣装や装飾の美しさとともに楽しめました。
原作は読んだことが無いんですがティミーの出演が決まった時からずっと...
原作は読んだことが無いんですがティミーの出演が決まった時からずっと心待ちにしていた本作。
名作の域に達するのではと思えるほど素晴らしい作品でした。
ティミーが出てきた瞬間、おーー!ってなりましたけど、不思議とすぐローリーに見えたし、そこは出演している役者さん全てに言えますが、皆さん役にはまっていて素晴らしいキャスティングでした。フローレンス・ピューはあと数年するとピュー姐と呼びたくなるような貫禄がありましたが笑
当初はエマ・ストーンもキャスティングされてたけど誰役だったんだろ?
グレタ作品、前作はあまり共感度は高くなかったけど、グレタ作品にシアーシャは欠かせない存在になりつつあるし次回作品が楽しみになりました
ちゃんと予習していくべきでした
原作通りというレビューが多数あり、ちょっと驚き👀。そうですか4部作だったんですね。どうりで知らないストーリー展開でした。妹が姉のボーイフレンドと、ってねぇ‼️びっくりしたよ。
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