ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価
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楽しく、感動しました。
#34 家族が大事って思えることは羨ましい
昔書かれたものと思えない
まず、これまでに若草物語は読んだことも見たこともありません。
ジョーの結婚することだけが女の幸せじゃないという信念から自分の気持ちに素直になりきれない、けれど心のどこかで寂しさを抱いてるというのが年代も性別も違う自分ですら共感してしまいました。
最後の展開は全く知らないのですが原作通りなのかな?自分的には最後の展開は理解できないではないですが腑に落ちなかった印象です。
最初の方は時代の行き来や人物の名前を覚えることに苦労しますが慣れれば誰でも共感でき、感動できる普遍的な作品だと思います。
これがわたしの
今の時代に観るべき映画
この監督は少女時代を描かせたらNo.1ですね。原作は読んでいないのですが、旧作の良さは残しつつ見事にアップデートしてます。旧来の女性の生き方を否定するだけでは無く、様々な経験を経て自分なりの決断をするところは本当に素晴らしい。旧作よりジョーとローリーの関係もシンパシーをかんじました。序盤、この映画好き!と感じながら観てました。
時間軸を織り交ぜながらさせてのストーリーは過去作を観ていない人はついて来れるか気になりますが、私はハマったと感じました。演出、脚本も冴えており心に響きました。著作権のくだりも今の作者とジョー両方の気持ちを考えて折り合いをつけた決断でとてもよかった。
ローラ ダーン、メリル ストリープも役にハマっており非常に見応えがあり、特にローラはとても存在感がありました。
フローレンスの声が低めでちょっとティーンエージャーに聞こえなかったのが引っかかりましたが、それ以外は本当に素晴らしい作品でした。オスカー作品、監督賞はこれでよかった。オリジナル作品に匹敵する作品でした。
不朽の名作かもしれない
女性の自立の物語と思わせた、実はロマンティックで甘い物語。
原作を知らずに鑑賞
美しい映像と個性豊かな姉妹たちに拍手
『若草物語』
小学校の頃両親に買ってもらった(買い与えられた?)『世界文学全集』
今思えば買ってほしいって言った覚えはなく正直「いいお話をたくさん読んでね!」っていう母親の切なる想いに従ったまででしたが、小説は好きだったこともあり小学生なりに感じるものがあり読書感想文を書いた記憶がかすかに残っています。
個性豊かな四姉妹の物語。
そうかそれで『海街ダイアリー』を読んで映画を観てどちらも「なんだか懐かしい思い」がしたのはこれに起因してたんだって今更ながら気づきました。
それぞれの個性をうまく表したいくつかのエピソード、美しい映像や衣装とともに沁みてくるものがありました。
現代ならともかくこの時代では生き方が下手な主人公 ジョー(シアーシャ・ローナン)が自分を偽らず強く突き進みながらも、家族に愛に包まれ成長していく姿、いつの時代もこのような家族の姿には心洗われる気がします。♬やさしさに包まれたなら ~♬ってユーミンの歌を思い出しました。
回想シーンの時系列が行ったり来たりして若干混乱してしまいましたが(その分△0.5かな?)映画館でじっくり観ることができてよかったと思います。
追伸:長女のハーマイオニー(?!)もとってもよかったですね!大きくなりましたね!
素晴らしい作品でした
週末に何か映画を観ようと思いラインナップを調べたら、「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督が再びシアーシャ・ローナン主演で新作を撮ったと知り即決
結果は「レディバード」以上にやられました。
この監督のラストの締め方は、サッカーで言えば「終了間際の劇的同点ゴール、そしてその後の延長戦は放送せずに観客の想像に任せる」そういう締め方をする。その余韻のためにレディバードでもエンドロールで全く動けませんでしたが、今回はそれ以上でした。
レディバードは親元を巣立つ1人の少女を描いた作品でしたが、この作品はさらにそこから一人の女性として生きる道を切り開く過程でしょうか。時代設定や背景はかなり違いますが、どこかレディバードと連続してます。きっとこの監督はシアーシャ・ローナンを通して成長していくその世代の女性を描いているのでしょう。
作品中にはジョーとその姉妹の人生におけるいろんな選択が登場し「どれが正解か誰にもわからないけれども、その選択を信じて生き抜いていくしかない」そんな強いメッセージが込められていました。その背景には「女性としての幸せの多様性」があるのだと思います。
余談として、私はシアーシャ・ローナンが若き頃のメリル・ストリープに重なったのですが、本当にメリル・ストリープが叔母さん役で登場したのでびっくりしました。ひょっとしたら監督もそう思っているのかもしれませんね。
自分らしさ
四姉妹の自伝書
父親からの手紙を読むときの
母親に寄り添う四人の
シーンが印象的でした。
人間が成長するとき
心の核となる部分をつくるには
楽園が大切なんだなと。
そこから、
アイデンティティを
確立させていく
物語にひきこまれました。
生きていく時に
つらい時、悲しい時は
必ずある。
そんなとき
たち戻れる記憶と場所が
あれば
やっていけるかもしれない。
なければ
自分で作り上げる。
自分の人生
あなたは、どう描きますか。
パンフレットでの言葉で
監督は
常に自分の中にある火を
灯すきっかけをつくれたらと
語っていたのが
この作品らしいと思いました。
それは愛じゃない
若草物語自体初見での鑑賞。
実はこの手の古典作品には鑑賞意欲が湧いてこなくて食わず嫌い状態だったけど、ここ最近考えが改まったのか観られるようになった。
観られるようになって良かった笑
何度も映像化されるのにはそれだけの理由があるからなんだねー
現在とジョーの記憶のシーンを頻繁に行ったり来たりするタイプの話で、慣れてなかったら戸惑う人もいるのかなー?と思ったり。
暖色系のシーンはジョーの記憶、寒色系のシーンは現在のシーンと描き分けられてるので割と親切ではあって、最後の方のある仕掛けにも繋がってたりするのでこれから観るよって人は少しだけ気にしてみるのも面白いのかもしれない。
まるで絵画を観てるかのような作風もこの作品の良さの一つで、終わる頃には美術館をたっぷり堪能したような満足感が得られるはず。ライティングなどいちいち絵画的でこの作品の画集があったら即購入だな。と、わけのわからない事を考えてしまったほど。
2020年ベストムービー!⭐️✨
素晴らしい、心揺さぶられる感動的な物語でした。
三女ベスが亡くなる場面や、クリスマスの日に父親が突然帰って来るシーンには、もう号泣でした(笑)
テーマは、"女性の自立"と言うとやや陳腐な響きなんですが、正に"女性であること"が語られていたと思いました。
四人姉妹がそれぞれの意志と決意の中で、自分の人生を生きていく姿は感動的で、時に苦難にぶつかり自分の信念が揺らぎそうになりながらも、それぞれの生き方を模索していく様子が丁寧に描かれており、心に残る作品でした。
名作だと思います。
最後は見事な着地
最後は見事な着地だった。ジョーに感情移入しまった自分の心のつかえがきれいに消えた。
物語の登場人物としてのジョーの幸せ、作者ルイーザ・メイ・オルコットの矜恃を両立させるウルトラCのエンディングが素晴らしい。
登場人物とがそれぞれの立場で人生にとって箴言とも言える言葉を発する。どの言葉も心に響く。自分の愛娘もこの映画を見て、自分の生き方を考えて欲しいな。
マーチおばさんを演じるメリル・ストリープは、脇役に徹していながらも存在感たっぷりだったし、お目当てのフローレンス・ピューはやっぱりよかった。あのアルトヴォイスはクセになりそう。
でも一番はやっぱり、ジョー演じるシアーシャ・ローナンだね。物語の流れ自体が、ジョーの回想が中心とはいえ、シアーシャの豊かな表情に心が思いっきり持ってかれてしまった。
公開は待たされたけれども、ほんといい映画😸😸
久々に映画館で色々な感情が湧いてきた作品
LITTLE WOMEN
彼女の人生の物語が「動き始める」オープニングから、幸福な蜜月と辛い現実の切ないリンケージ、その二つが絶妙にまじりあって収まるところに収まっても再び「動き始める」ラストの本が出来上がっていくシーンは美しかった。シアーシャローナン、エマワトソンなど若手女優を使いつつローラダーンやメリルストリープで脇を固めていてキャストがすべてはまっていた。感傷的なムードは抑えつつ、前作レディバードでもそうだったのですがシアーシャローナンを凄く美しく演じ切っていました。グレタガーウィグ作品をリアルタイムで追えることの嬉しさを噛み締めています。これからシアーシャローナンに注目です。
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