「ベスト作品のひとつ」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 どっくんさんの映画レビュー(感想・評価)
ベスト作品のひとつ
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ジョーがカッコよかった。生き方も歩き方も。
エイミーは確かに末っ子には見えない役者だったが、演技力と存在感は抜群。
そしてローリー。言葉を交わした時から成立していた三角関係もよくわかり、富豪男子特有の未成熟さも上手く演じていたと思う。そして話してみると自分の意思をしっかり持っているエイミーに惹かれていく様も(結局情けないんだけど)。
南北戦争の頃の人々の暮らしとアメリカの様子、聖職者の家族としての生活や女性の生き方(現代に通ずるところもある)…、などなど。
女性として、人間としての心の揺らぎも四者四様。オルコットの自伝とも言われているだけにそのそれぞれにはリアリティがあった。ボツにした原稿を家族(娘や妻)が読んで、続きを読みたがるところは面白い。
原作と彼女の人生は違っているし、この映画はジョーが仕方なく結婚という物語の結末に至ったこともしっかりと描く(原作は読んでいないので原作通りなのかも)。だからラストは夢物語の様だ。
公開時映画館で観て、今回BSを録画して観たけど、分からなかったことが繋がったし、また観たいと思う作品。
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