「じわる」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
じわる
コロナ禍がなければ、映画館で観るつもりだった。
静かな映画だった。
終盤に至るまでは大きな起伏もなく、冗長でちょっと飽きた。
現在と過去が頻繁に交錯するのも、ちょっと混乱した。
印象が大きく変わったきっかけは末娘の死。
いろいろありながらも、微笑ましく見えた4姉妹、
その中でも心優しく控えめな愛すべき娘の死には涙が滲んだ。
そして、ラストに向けての急転直下のハッピーエンド。
残酷だが、末娘あってのラストだった。
心に疼痛の残る苦い幸福感、じわじわ染みる。
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