「切なさの詰め合わせ」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
切なさの詰め合わせ
とても良かった。
若草物語を知っていれば、
いくつも号泣ポイントがあったのに!と思いました。
「悩みが多いから、私は楽しい物語を書く」
L・M・オルコット
この言葉から始まるのだけど、
このモノローグを観た瞬間から背筋がピンとなりました。
見る際の注意点としては、過去と現在が行ききするので、
色味に注意すること。
青が現在。
オレンジがかってるのが過去。
これさえ分かっていれば、青春の切なさ。過去には戻れない
切なさ。物理的にもココロも離れて行く切なさ。
大人になって行く切なさ。
切なさがどっと押し寄せて来る。
僕的にはティモシーシャラメだけがそのままで居る存在
として描かれていて、みんな大人になって立場も変わるけど
戻ってくる場所として存在していたのが印象的だった。
若草物語を何か女の子たちが元気にやってる日常のもの
くらいしか認識してないけど、
その物語を今の問題、女性問題や女性の尊敬として
描いているのも監督の手腕だなと感じました。
男から観ても素晴らしい映画でした。
女性は強く美しくたくましい。
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