「やはり、女性のほうが楽しめよう。」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 Naoさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり、女性のほうが楽しめよう。
TOHOシネマズ日本橋で「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(酷い邦題。どんなに映画化され尽くしてるとは言え。原題「リトル・ウィメン」のほうがなんぼかマシ)を観た。
いつかはオスカー獲るであろう、主人公ジョー役「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン、やはり、凄く上手い。この人と一緒だと、"ハーマイオニー"エマ・ワトソン(「ラ・ラ・ランド」と逆で、エマ・ストーンが降りた代役らしい😅)は、美人で可憐だけど、女優としてはシアーシャには及ばないのがわかってしまう😔。あと、四女エイミー役のフローレンス・ピュー、オスカーノミネートされただけあって、達者😱
「ミッドサマー」は観てないが、シアーシャと張り合う巧い女優。
お母さん役のローラ・ダーン、別の作品でやっとオスカー獲ったが、面差しがちょっと似てる?メリル・ストリープに負けない演技で見事。
それから、ティモシー・シャラメ、やっぱ美しい☺️。それだけに、原作通りだからしょうがないけど、選択は何で?🤔って感じはする。
監督グレタ・ガーヴィグの演出も、「レディ・バード」と同様、女優が監督しているという域を完全に超えたプロフェッショナルな仕事。
で、映画としては良く出来てる(時制の変化がちょっと奔放だが、理解は可能)が、問題は、このストーリーが好きかどうか。
原作が1868年のものである、ということを考えると、歴史的には重要な小説で、女性の自立にチャレンジしたオルコット女史の勇気は今でも光り輝くものがあるが、そういう時代背景を除けば、やはり、女性におすすめしたい映画。
おとこのこ😅、としては、感情移入がしづらい映画ではある。一見の価値はあるが。