劇場公開日 2020年6月12日

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「生き方のチョイス…」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 shokotenさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0生き方のチョイス…

2020年6月14日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

久々に、これぞ
ドストライクアメリカ映画!笑
という作品でした。

若草物語実写版といえばいいでしょうか。
南北戦争最中の家族の話。
父親が戦地へ赴き、いない中、
4人の姉妹の成長を描きます。

ジョーラビットでもそうでしたが、
お母さんが素晴らしい。
お母さんが聡明だと、子供も健全に
育つ証のような映画です。
家族という強い絆で
結ばれているけれど、
決してお互い依存していない。
お母さんを筆頭に4人の姉妹も
それぞれの立場で、精神的にきちんと
自立している。
打ちのめされているジョーが
寂しくてたまらない、
誰かに愛されたいのと涙ながらに
お母さんに訴えた時、
母がギュッと抱きしめる…
ですが、違います。
それは愛ではないわね、と
優しく厳しく諭します。
愛は出かけて行くもので、返って
くるものではないんだと…
見返りを求めるのは愛ではないことを
きちんと伝えられるお母さんに
育てられたからこそ、4人がしっかり
自分の人生を歩めたのではないでしょうか。

女性が社会進出が、
本当に難しかった事が伝わります。
唯一社会に飛び出したのはジョー
だけだったけれど、お姉ちゃんも
妹達の生き方も、自分の思いを
大切に、自立し、きちんと選択している姿に
感銘を受けました。

毎日色々あるけれど、
自分で自分を楽しめる人生で
なければならないと気付かせてくれる
こういった映画との出会いに感謝します。

彼女達のような生き方が
できているだろうかと帰りの車中で
苦笑いでしたが…^^;

shokoten