「最後は見事な着地」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
最後は見事な着地
最後は見事な着地だった。ジョーに感情移入しまった自分の心のつかえがきれいに消えた。
物語の登場人物としてのジョーの幸せ、作者ルイーザ・メイ・オルコットの矜恃を両立させるウルトラCのエンディングが素晴らしい。
登場人物とがそれぞれの立場で人生にとって箴言とも言える言葉を発する。どの言葉も心に響く。自分の愛娘もこの映画を見て、自分の生き方を考えて欲しいな。
マーチおばさんを演じるメリル・ストリープは、脇役に徹していながらも存在感たっぷりだったし、お目当てのフローレンス・ピューはやっぱりよかった。あのアルトヴォイスはクセになりそう。
でも一番はやっぱり、ジョー演じるシアーシャ・ローナンだね。物語の流れ自体が、ジョーの回想が中心とはいえ、シアーシャの豊かな表情に心が思いっきり持ってかれてしまった。
公開は待たされたけれども、ほんといい映画😸😸
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talismanさんのコメント
2020年6月14日
あと、ジョーの執筆場面もよかったですね!右手が疲れたら左手にペン持ち替えて。「友達」の代理として出版社に行った時のジョーの指はインクで黒くて、多分、ペンだこもあったろうし。えらい!