劇場公開日 2020年6月12日

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「言うほどいいですか?って感じの作品。」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 あささんの映画レビュー(感想・評価)

2.0言うほどいいですか?って感じの作品。

2020年6月12日
iPhoneアプリから投稿

まず、はじめに、この作品がなぜこんなにも高評価なのかが謎。古典作品で有名だから?キャスト陣が豪華だから?

綺麗事より、むしろ人間の汚い部分などが映し出される物語が好きな私はこういうのは、斜めに構えてみてしまう。私は擦れてるのか。
むしろインディーズ映画でももっと美しく素晴らしい良作は沢山ある。そういった作品を観てきたため、言うほど良いですか?って感じ。見終わったあとも特に何も残らず映像と衣装が美しかったなぁ思っただけ。パラサイトの方が何倍も後引きました。
人々の価値観や感性ってみんな違うんだなと。改めて思います。

●良いところ

キャスト陣が豪華。そして、音楽や絵画のように美しい景色、インテリア、映像
確かに美しい、制作にお金をかけているのもわかる。

劇中の台詞の90%が原作小説に書かれたものまたは、ルイザ・メイ・オルコットの綴った手紙や日記からの引用なんだとか。ってことは、原作が書かれた時代と現代の私たちが考えていることや、行動って昔と何も変わっていないんだなって。

●マイナス部分

女の幸せは結婚じゃないと散々言っておきながら、結局は結婚したジョー。最終的にやっぱり結婚って幸せなんですよっていう価値観を刷り込まれているようで、ガッカリ。(マジでどうせなら独身貫いて欲しかった。

幸せの形って人それぞれで、
特に女性は妊娠出産といった大イベントがあるためにキャリアなども含めてなかなか思い通りにならないこともある。

女性は結婚して家庭に入るのが幸せなことだとされていた一昔前とは違い、現代はバリバリ仕事して一人で自由に生きたい人もいるし
夫はいらないけど子供は欲しいと思う人もいたり
夫婦二人で幸せという人も(同性婚も認められているし)
いたり。
幸せの形に正解なんてなくて、それぞれが自分の幸福を追求できる時代に生まれたこと、幸せなことですね。

母親役のローラ・ダーンの存在感と演技力に個人的には拍手!

マキ