「悪魔祓いというジャンルに格闘技を取り入れた異色作」ディヴァイン・フューリー 使者 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔祓いというジャンルに格闘技を取り入れた異色作
アン・ソンギは韓国俳優の中でも大好きな一人。その彼がアン神父としてエクソシストを務めているのだが、後継者がいない。そんなところへ総合格闘技チャンプのパク・ヨンフが現れるのだ。もう悪魔といえどもパンチ、パンチ、パ~~ンチ!ヨンフは幼少期に警官だった父を亡くし、神を信じられなくなっていたのだが、突然手のひらに聖痕が現れたため、導かれるままに神父のもとに現れたのだった。
韓国版エクソシスト作品って、結構あるように思います。韓国=儒教の国だと思っていたけど、キリスト教徒もかなりいる。日本のお祓いなんて、怪しい宗教ばかりだからなぁ・・・と、いろんなことが頭をよぎる。
アン神父も酒は飲むしタバコは吸うし(実際には吸ってない)と、気楽な面を見せてくれるし、「すべては神の意志」というワンパターンの答えも用意している。もしかして、ぐうたら神父?などとも思うけど、悪魔を祓うことに関しては真剣そのもの。神は信じなくてもいいけど、正しいことをやれ!といった父の言葉もあるし、自由な面をアピールしてた。それが暴力によって悪魔を退治することにも繋がるのかもしれません。
メインクレジット後に「チェ神父は使者として帰ってくる」といったアベンジャーズみたいなテロップ。なんでチェ神父なんだよ!とか思っていたら、彼は『パラサイト』の長男だったんですね。彼のひょうきんな雰囲気もいいし、続編作ってみてください。
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