「薄味なエクソシスト」ディヴァイン・フューリー 使者 たわしそふとさんの映画レビュー(感想・評価)
薄味なエクソシスト
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最近の韓国映画には感心する見ごたえのある作品の多い中、これは珍しくちょっとがっかり。
一言でいうと、ストーリーが荒くて、全然深みがないなぁ。
そしてその点を補う見せ場とか、濡れ場とか(笑)がまったくない。
主人公が神に裏切られたと思い恨み抜いて成長したのに、その恨みはむしろ神への愛の裏返しだということで、神の使者としてある日突然に覚醒する…って、うーん、さすがに屁理屈じゃね?
真剣に神頼みしても叶わず、もう神なんか信じねーぜってやつは世間にたくさんいるし、その親が特別な善人だったからというのも説得力がないよね。
神への恨みはめちゃんこ深いって割には、なんかすんなり使者抜擢を受け入れちゃうし、初対面のアン神父には特にさしたる理由もなしに妙になついちゃうのはなぜ? しかもアン神父はとても偉大なエクソシストとはみえない力量だったしね。(笑)
ラスボスの凄味も足りないからアクションまで物足りなかった。
せめてラスボス巨大化して炎くらい吹き出して欲しかったなぁ。主人公は全然かなう相手じゃなくてボロボロにされるけど、ふとひらめいて胸に刺さってたトゲ?を抜くと、シューってしぼんじゃったから、ギリやっつけられた。 てな展開のほうがよかったなぁ。
エンドロールのおまけミニエピソードは超蛇足だと感じましたが、皆さんはどうよ?(笑)
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