「久々に観たこってこての感動作」ひとくず エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
久々に観たこってこての感動作
これまで馴染みがなかった上西雄大さんの監督、脚本、編集、製作、主演作。名古屋では新作『ねばぎば 新世界』の公開に合わせての再映。
母親の男から虐待を受け、母親から育児放棄された少女を「人間のくず」が救う構図。
少女・鞠が置き去りにされた部屋に空き巣に入った男・金田。彼自身も幼いころ虐待を受けていた。鞠にかつての自分を重ねた。
鞠の母・凛もまた虐待を受けて育った。
子供との接し方を知らなかった。
金田と凜と鞠の不器用な共同生活。
彼らが知ることがなかった家族の発見。
これは久々に観たこってこての感動作。
いかにもという感じの音楽も嫌いじゃない。
悲劇な終焉を思ったが、その先には未来があった。
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