「シリアの事情がよく分かるドキュメント!、映画館でウクライナ問題の前に見ました。」娘は戦場で生まれた ころんさんの映画レビュー(感想・評価)
シリアの事情がよく分かるドキュメント!、映画館でウクライナ問題の前に見ました。
世界情勢にうとい旦那の勉強のため、「よし、今度はドキュメントだ!」と考える、ちょうどいいものを選んで見たところ、内戦というものがわたし自身よく分かりました。
ジャーナリストの奥さんと医師の旦那さん夫婦が、撮影を数年にわたって続けました。
旦那さん、最初別の人と結婚していたのですが、いつのまにかジャーナリストの奥さんと結婚していたという、目立たないロマンスも入っています。最後の逃げるところは、大丈夫なのかとハラハラして、見ていられなかったです。
内戦をしていない国に住んでいることは、それだけでも素晴らしいことなんだと実感しました。日本ってなかなか、良い国ですよ。
ですが、シリアにもいいところはあります。
大学の医学部が無料では入れたり(すごいうらやましい!)、
一日8時間働かないことが普通だったり。
難民として日本へ来たシリア人は、シリアと比較して、日本の労働は大変だと感じることもあるそうです(NPOの会報誌に書いてありました)。8~14時までで仕事終了、とか普通みたいです。
ドキュメントの内戦のひどい映像に、非常にショックを受けたため、翌月から毎月NPOの難民支援団体に寄付しています。日本は島国のため、難民に対して理解がなく、収容所へ入れられてしまいます、子供も含めて。会報誌にはいろいろなことが書いてあるので、日本の良いところも良くないところも見えてきます。
難民だとウソをついて、入国する人も多いから仕方ないのかもしれないですが、難しい問題だと思います。難民が日本に増えることも、良いことなのか、わるいことなのか、分かりません。ですが、命を守るために逃げてきた人を受け入れる必要はあると思います。
ウクライナの人は普通の難民の人と比較すると、日本では特別待遇となっています。これも、なかなか難しい問題だな~と思います。日本では難民を申請しても通りませんので、ウクライナ以外の難民の人たちは、即収容所へ入れられます。日本にも収容所があることを会報誌で初めてしりました。
難民を受け入れることが、日本にとって良いことなのか、わるいことなのかは、私には判断ができませんが、命が大切なことは分かります。それだけは真実ですよね。
そんなわけで、毎月クレジットカード引き落としで、ほそぼそと寄付を続けて数年になります。
今の私にできることは、それくらい。なんとも、しょぼい現実です。
ドキュメントの内容としては爆発音とかすごいです。夫婦が住んでいた家がボロボロになったのを見たとき、何とも言えない気持ちになりました。毎日あると、当たり前になりがちですが、平和な生活って本当に大事なことですね。
現在は亡命先のイギリスに住んでいます。
夫婦と子供でイギリスへ亡命できたのは、医師とジャーナリストという立場があったからなのでしょうか?。そこは1つ疑問なところです。イギリスだと難民申請がとおりそうなので、日本へまちがって来てしまうよりはいいですよね、優遇されたのでしょうか。
良い内容なので、内戦がどのようなものなのか、勉強したい人におすすめです。
すこし、いや、かなり、残酷な映像もあります。