娘は戦場で生まれた

劇場公開日:2020年2月29日

娘は戦場で生まれた

解説・あらすじ

内戦の続くシリアでスマホで映像を撮り始めた女学生がやがて母となり、娘のために生きた証を残そうとカメラを回し続ける姿を捉え、カンヌ国際映画祭など各国の映画祭で高い評価を得たドキュメンタリー。ジャーナリストに憧れる学生ワアドは、デモ運動への参加をきっかけにスマホで映像を撮り始める。やがて医師を目指す若者ハムザと出会い、夫婦となった2人の間に、新しい命が誕生する。多くの命が失われる中で生まれた娘に、平和への願いをこめて「空」を意味するサマと名づけたワアド。その願いとは裏腹に内戦は激化し、都市は破壊され、ハムザの病院は街で最後の医療機関となる。明日をも知れぬ身で母となったワアドは、家族や愛する人のために生きた証を映像として残そうと決意する。第92回アカデミー長編ドキュメンタリー賞ノミネート。

2019年製作/100分/G/イギリス・シリア合作
原題または英題:For Sama
配給:トランスフォーマー
劇場公開日:2020年2月29日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第92回 アカデミー賞(2020年)

ノミネート

長編ドキュメンタリー賞  
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(C)Channel 4 Television Corporation MMXIX

映画レビュー

4.0 壮絶

2025年9月1日
PCから投稿

リアルすぎて壮絶。
「場所じゃない、そこにいる人たち自身が大切。病院も同じ。」ラストの言葉は何だかとても切なかった。

子供もいるのになぜ戦地ど真ん中での暮らしにこだわるのか、
結局最後に逃げるなら最初から逃げておけばよかったのではないか。
本作を見ながらそんなことを考えていたけれど、ここで暮らし戦った人々のお陰で私達はシリアの状況を知ることができる。
そして世界がシリアに限らずこんな惨劇の抑止力になれるのかもしれない。

全てはサマのために、という言葉には安全地帯にいる私では到底想像もつかない愛情が込められているのだろうと想像する。

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ぞの

4.0 アレッポ

2025年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2025年3月28日
映画 #娘は戦場で生まれた (2019年)鑑賞

内戦が激化し空爆が止むことのないシリアのアレッポで、ジャーナリスト志望の若い女性が、現地に残り医療を続ける医師と結婚し、生まれたばかりの我が子を抱えながらカメラを回し続けたドキュメンタリー

ロシアは本当に悪い国
引っ込んでて

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とし

4.5 何もできない 何もわからない

2024年10月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

世の中のこと何もわからない。
なんで見知らぬ人を殺してまで争うのだろう。
苦しんでいる人から助けてと言われて何ができるのだろう。
何が正しいのだろう。
考えれば考えるほどわからなくなる。

プーチンとゼレンスキーが1日でも入れ替わって物事が見られたら、イスラエルの人たちとパレスチナの人たちが同じように1日でも入れ替われたら。他の人の目で世の中が見られたら争いが減るのだろうか。

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ぽむ

4.5 どうすればいいの?

2024年8月25日
Androidアプリから投稿

これが戦争のリアルか。弟が死んでしまった兄弟たち、爆撃に遭わないよう家に入れと言ったらその家が爆撃されてしまった。下のお兄ちゃんは最初から泣いてたのに対して、上のお兄ちゃんは状況を説明してて冷静だなと思ったけど、弟が死んだと分かったらボロ泣き、こちらまでボロ泣き。その後にさらに取り乱したお母さん。なんでこんなことにならなきゃいけないの?怪我した子どもと病院に入ってきた別のお母さん、カメラに気づいてものすごい剣幕。撮るなと言うのかと思ったら撮ってくれ、そして世界に知らせてくれだって。そもそもシリアの政権争いになんでロシアが首突っ込んでくるのよ、こんなのロシアが悪いじゃんと思ってたら、ナレーションで「私の動画は何万人にも見られているのに誰も政権を止めない」と言われてハッ!と同時に、え!私?私もシリアに口出しするの?まあ私じゃないにしても他の何者かが入ってきたら泥沼だよね。もうこれどうしたら解消されるの?こんがらがった紐は切るしかないのか?何をどうしたらいいのか全くわからないけど、少なくとも全世界の人がこの映画を観てほしいと思った、そうすれば多少何かが変わるのではと。

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柴犬泣太郎