「反戦映画」地獄の黙示録 ファイナル・カット グッチさんの映画レビュー(感想・評価)
反戦映画
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日本初公開の1980年の時は観ていないのですが、その後のTV放映や、2002年の特別完全版、2016年のデジタルリマスター版、そして今回のファイナル・カット版と、何度観ても映画館で上映する度に観ている(観ずにはいられなくなる)、中毒性のある映画だと思います。
砲撃を受けながらのサーフィンとか、機銃掃射しておいて病院に連れて行くとのたまうとか、戦地のプレイボーイダンサーの慰問とか、指揮官はいないけどなんか戦ってるとか、挙げ句に神にあげ奉られたりとか、戦争の狂気が色んなパターンで描かれます。
CGなしなので、リアル、ド迫力、そして美しい映像の連続で圧倒されます。あのワルキューレの騎行も映画のBGMではなくて、攻撃する時に爆音で流す音楽というのが、あるかもと思えてしまいます。
でも80年前の日本もそうだったように、ただ「お国のために」という名目だけで人を殺す戦争の狂気とはこんな感じなんだろうなという気はします。
私は最高の戦争映画、そして強烈な反戦映画だと思っています。
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